この秋のマニス服 2
バリはガルンガン前でそろそろ竿飾りをつくり始めるところ。
マニスのバリスタジオも明日の午後からしばらく休業です!
3週間ノンストップでミシンを踏んできたから、皆お休みが待ち遠しかったはず。
私も明日よりしばし離脱です。
その前に、新しい服のご案内の続きです~。
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デリーのとあるギャラリーで購入した
デザイナーのサリーを使って。
ワイルドなタッサーシルク地に大胆なブロックプリントのサリー。
黒地、パープル、黄金色の3分割の構成なのを組み合わせて
つくりました。
写真はパープルを前に使ったもの。黄金色はベルトに。
アフリカンプリントのようなはっきりした配色は
下は、
アンティーク・ブロックプリントの
パッチワークベッドカバーにハサミを入れました。
インテリア用のパッチワーク故大振りな柄と接ぎ方が面白く。
ひも部分にはアンティークサリーの縁取り刺しゅうを縫いつけて
ボヘミアンな雰囲気に。
裏地をつけてしっかりした仕上がりです。
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生地はベーシックですが
こんな服も。
昨日ご紹介したベーシック服と同じヘンプリネンで、
上海で見つけたトライバル風のボタンをつけたら
こちらはアジア山岳風に。
「生成ヘンプの服たち」と同じハン・ジャケットと呼んでいる型ですが
ヘンプの方がどこか欧風です?
どちらも今回のおすすめ。
ちなみに山岳風のボタンはメタリックですが金属ではなく
プラスチックにコーティングされたもの。
マニスっぽくないけれど、
その分軽くて扱いやすいと機能優先でした。
下はバリシャンブレーによる新型シノワコート。
いつもの生地ながら、ちょっと新鮮な仕上がりです。
現在生地が少な目で今月は数枚しかできませんが、
おすすめ!
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ピンクのパート
柄もの、思い切ってオレンジ~ピンク系でつくりました。
やわらかいトーンの懐古調です。
パレンバンで購入のジュンプタンはレンガ色、あずき色。
サロンのピースなので端が別柄。1枚から1着のパンツを。
薄手なので二重仕立てに。
なかなかかわいくできました。
これにプエンテさんのニットを着たいな、ってひとり言。
ミニ丈のリバーシブル仕立てジャケットは
パイピング同色とパイピング別色があるのですが写真は同色の方。
アーメダバードのカディ専門店で購入した
イカット入りの多色糸によるチェック柄。
クロマーとは違い、どちらかというとインドネシアにあるチェックに似たおもむき。
迷いつつも二重に使ってつくりました。そういう訳で
リバーシブルだけどあまり裏表の差がないのです、でも
下はリトアニアリネン。
こんな色のものもあるのでした。
面白いので買っておいたのですが、
一緒になった仲間がなぜかアジア路線でしたね。
この柄が似合いそうな方の顔もすぐ浮かんじゃう、
なぜだか親しみのあるフロム東欧なのです。
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シルクのパート
インドシルクはこれまでも少しずつ使ってきましたが、
今年は日本の定番、羽二重をグレーに染めて。
縫う前に洗い、仕上がってからもう一度洗ってシワシワ仕上げ。
こちらは8月より各マニスのお取扱店にも。
ロングチュニックのほか、
ハン・ジャケットなど5型あります。
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もうひとつ、シルクで
中国の皆さんの間で少し前から流行中とのこと。
つるつる滑りのよいシルク地にカタいコーティングが乗って
相反するふたつの性質が。
コーティングは少しずつ亀裂が入ったりして
ユーズド感が。
見たことあったようでなかったかも、な、不思議な風合。
これを、
マントーと呼んでいる新型で。
なかなか、おしゃれに大人っぽく仕上がっています。
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このほか、
中国からの服、インドからの手縫い服は
近日中に改めて写真でご紹介します。
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