この秋のマニス服 1
今年もやっぱり暑い夏、皆さまその後もお元気でお過ごしでしょうか?
バリは今がいちばん涼しくて昼間は26度、夜は22度くらい。
それでも、南半球のバリもそろそろ朝の日の出が早くなりつつあります。
今週は秋服の第一弾を日本へ送りました。
まずは30日から開催の東京西荻窪フラウさんでのマニス展に一同にそろいます。
今シーズンは作品展はいたしませんが、
フラウさんの後、toko manis@京都にも並びます。
秋の服たち、今日から順次ご紹介していきます。
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生成ヘンプの服たち
2年ぶりに入荷した生成ヘンプ。
今回のものは昔懐かしいおもむきの平織です。
リネンのようなシワ感と
コットンのようなやわらかさが特徴。
少し黄色味のある生成(ナチュラルカラー)が独特です。
上は今回の新型「シノワコート」。
大きなシルエットでタックをたっぷり取ったシルエット。
少し懐古調なこの生地にぴったりです。
紐は中国組紐のアンティーク。
その下も今回新型です。
「ハン・ジャケット」と呼んでいます。
ボタンホールの代わりに平紐をループにしてつけ、
見返しを表にトリミング。
その下は同じパターンですが
生地はコットントリプルガーゼ、
トリミング部分にプリント生地を使って
アクセントをつけています。
下の写真はホック刺しゅう。
生地はコットンキャンバスで
ウール毛糸の刺しゅうがかなり立体的に入ったもの。
インテリア用の生地ですが、シンプルなスカートに。
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上海綿の服たち
上海で出会って、
少し昔の手織り木綿。今ではもう織られていないそう。
こんなにかわいいチェックを入手できたのは何年ぶりかしら?
それにこんなにかわいいものが長いこと残っていたなんて。
この布、実は分かっていないことが多いらしいのです。
その昔少数民族が織っていたものを上海近郊の女性たちが
習って織りはじめたことから、上海木綿とか呼ばれているそうです。
この辺りはやはり浅井恵子さんがお詳しい。
http://nunocha.exblog.jp/14590524/
考えてみれば、今までどうしてこの布の存在を知らなかったのだろう。
しかし、ご縁がやってきました。
買ったものはたまたま全部、カバンに入ったので手荷物にて。
生地って重いものだけど、今回のは特別重かった、
まずは毎日少しずつ水洗い。
このブルーはインディゴなのではないかと思います。
青い水が何度も出るのだけど、そのうち落ち着きます。
今回は試しに少しだけつくってみたものをお披露目しますが、
この後12月にかけていろいろ作っていく予定です。
私がバリに来たばかりのころ、ロンボック島にこんな感じのチェックがたくさん残っていて、それを当時のパートナー、シンガポールのドロシーが全部買い込んだのを思い出します。
ロンボックのは赤が基調で、やはり気張らないやさしげなチェックなのでした。
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ヘンプリネンの服たち
ベーシック服はヘンプリネンをチョイスしています。
重くなく薄くなく、ほどよい質感の交織です。
昨秋はウールリネン、
もっと堅い風合の生地を使いましたが、
今回のヘンプリネンは
紺色と墨黒の2色、ボタンを高瀬にしてアクセントを。
上海木綿と合わせてどうぞ。
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続きはまた明日です!
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