上海&蘇州へ その3
2日目の夕方に入った上海市内。
ここにはワタシの弟が暮らしております。
海外駐在というか、会社員で単身赴任の弟は私と何かと違って優秀です。ちなみに家族は大阪でまもなく三番目が生まれます。……優秀です。ほんまに。
上海では大連への出張から戻ったばかりの我弟と、上海へ通ってこの道20年以上の江崎さんとに連れられて最強の(笑)2日間。
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ボタン屋にて
上海では見たいものがごまんとあるのですが、最上位はやはり生地とボタンでした。
短い時間の中で、じっくり見て回りました。
生地は「香雲紗」と呼ばれる泥染めのシルクを、市場街で買いました。中国人の皆さんの間で流行中とのことでプリント入りやいろんなものがありましたが、無地のいい感じのしわしわのを購入。
これが、インドさながら、なかなか見当たらない。
広~い繊維市場の中で最後にたった一軒だけあったボタン屋で、欲しかったボタンをみつけて(これは執念かも)、
「300個」、というと、店番の女の子が店主に電話で交渉。
江崎さんの通訳によれば、「私が何歳か当てたら希望額にしてもいいよ」とか言うので、ずばり当てて差し上げました。
いやー、やっぱり見た目もノリも16歳でしょー。もっと下かもー。
ピン止めの位置とかも!
周りのお店の人たちがわらわらと手伝いに参加。
何と中国女子に混ざって、我弟まで!
あっという間に300個を数え終えました(笑)。
インドと比較して、ここは大いに違うのでした。だって、最強の二人と一緒ですからね~。一人だったらまず筆談でしたよ、ゼッタイに。
鑑賞者の撮った写真がボケボケですみません!
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ミャオ族のお店にて
田子坊(たこぼう)という界隈は、昔の原宿みたいなことに(たぶん)なっています。
若い世代が新しいタイプのおしゃれなお店を連ねている。レストランやCAFE、洋服屋さんや骨董品屋さん。いろんな楽しげなお店が密集しています。
にょきにょきと聳えるビルを向こう側に、古い建物と狭い通りをそのままに。
夕暮れ時。
ぶらぶら入り込むと、その中に、苗族のお店がありました。
後からけろちゃんから聞いて知ったのですが、黄道婆(ファンタオバー)と呼ばれていた昔の布を再現したものらしく。上海木綿とか南京木綿、とも呼ばれるようです。
トリコロールカラーで可愛らしいチェックがいろとりどり。
ここも我弟が値切り交渉に活躍してくれて、店番の女子たちと和やかにいい感じでいい値段に(笑)。
2階には高価なコレクションをお持ちで、さすがに手が届かないお値段でしたがいいものを見せていただきました。
このひと、
バリにいる誰かさんに似てませんか~?
この写真だと分かりにくいかもですが。
うふふふふ。
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田子坊では、江崎さんに教えてもらったこのお店もふむふむでした。
「上海のヨーガンレール」といわれているそうです。
どうでしょうか?
ちょっとばかり買い物をしたせいか、特別に写真撮影OKいただきました。
「今だけ特別にOK]って、本当はダメってことでしたか?
ま、いっか。
ここはFIX PRICEにて値切り交渉不可。
下は衣類のコーナーの一角。
ここでブラウス買いました。品質はともあれ、ちょっとかわいい。
京都に行ったらお見せいたしますです。
台湾の温故知新を思い出しちゃう、応援したいお店。
ありがとうございました。
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准海中路という大通りからちょっと入ったところにある藍染のギャラリー。
細い路地に面した住宅は古い上海のままのつくりでした。
装飾は少なくて整然とした美しいたたずまい。
ヨーロッパの町並みのようでもあります。
静かな通りの突き当たりにある「中国藍印花布館」は、日本人の方が創設して受け継いだという藍の型染め布のミュージアムとミュージアムショップのようなところ。
あいにくの雨でしたが、晴れていたら中庭には藍染の布が盛大に干されているそう。
かまぼこ型の入り口から中へ入ります。
こちらは撮影も値切りも(当然か?)不可。
さまざまな柄の型染めに迷いながらたっぷり時間を費やしました。
購入したのは一番下の写真です。
これ、マニスの秋服に使いますよ。
どうぞお楽しみに!
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さて。
そろそろ引越しが迫ってまいりました。
西麻布の事務所からお別れするのは本当にさびしくて。
けろちゃんがきちんと用意してくれている引継ぎのための資料やデータ。
本当にありがたい気持ちでいっぱいです。
さ、でも。そろそろ大きな荷物をまとめる時期に。
梅雨どきでうっとうしい毎日ですが、皆さまどうぞお元気でお過ごしください!
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