上海&蘇州へ その2
蘇州でのお話、つづきです。
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工場にて
蘇州では、その郊外にある工場を案内していただきました。
こちらでマニスの服がつくれるかを交渉中。
これが今回訪問の目的です。
何しろバリで10年以上、独自に作り続けてきましたからほかの地域でしかも量産体制の工場で同じものが作れるかどうかは未知の領域。
バリでは緩やかながら次第に減っていくスタッフ、これは時代の流れなので仕方ないのですが、そうともなれば同じ品質の服をどこか別のところで作れないかとここ2,3年ずっと思っていたのです。そこにご提案いただいたのが今回の中国のお話しなのです。
ダメモトとはいえ、こちらでの会議はほんとうに白熱してしまいました。
紹介者の江崎さんは中国語が堪能。
江崎さんがやり取りするのは蘇州の縫い物専門家集団。その先に工場のオーナーさんがいて、その先がパタンナーさん、そして縫い子さんたちなのです。
バリではワタシが直接縫い手とやりとりしているので、その間に何てたくさんの人たちが介在することか。でも、これが普通のOEMなのです。
まるで喧嘩しているみたいに(笑)見える(にしか見えない)会議。
しばらくすると、「何でも、出来のいい縫い手を二人くらいマニス専属に回してもらえるかもしれないって言ってる」、と、江崎さん。
前日の会議では「これはできない」が連発していたし、言葉がほとんど分からない私は、「こんな細かいのできるはずない!」と叱られているものだとばかり思っていました。
とにかく、詳しいことは一度マニスの服を作ってみた上で来月に、ってことに。
神さま、どうぞ中国とご縁がありますように!!!
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蘇州の野菜料理
蘇州でのおもてなしはこちらです。
菜食がおもな私には、比較的食べやすくてホッとしました(……じゃなくて、堪能できました)!
それぞれに料理名がなくてごめんなさい。
食材は江崎さんに解説いただきましたが、間違えているものがあるかも!?
蘇州では川魚や野菜が豊富なお料理が中心らしく、香辛料があまり強くなくてさっぱりした和え物、炒め物が中心のよう。お値段も手ごろのようですが、メニューがなくて材料を指差して調理法を決める方式なので本当のところは分かりません。
私はあまり胃袋が大きくないのですが(たぶん)、菜っ葉ならがっつりいただけてしまう。
というわけで、円卓に並んだたくさんの「はじめて」のおかずに大喜びしてしまいました。
一番上はゆりの花(金針菜)ときくらげの炒め物。
きくらげ、と聞くと条件反射で「クラゲ」の一種のように思ってしまうワタシ。違うよ、キノコ。でもこのきくらげは食感もキノコとは思えないくらいしっかりとして美味でした。
やわらかくてさっぱりした食べやすいおかずが続きます。
2番目。
くわいと煮卵の炒め物。
くわいは中国ではポピュラーなのでしょうか、別の料理屋さんでも出てきましたが芋のような筍のような癖のない食材ですね。今まであまり食べたことがありませんでした。
バリにはないかなー、あるのかなー。
3番目。
ヘチマと枝豆の炒め物。
このヘチマはバリにもありますよ。
下の写真、デンパサールのティアラ・デワタで先日撮ったものですが、このヘチマと同じです。
きゅうりくらいの太さでその倍くらい長いもの。
確かに、日本のヘチマとは違いますね。
ヤマモモといい、ヘチマといい、蘇州は結構北かと思いきや意外と南の風を感じます。
バリに戻ったら早速試してみたいと思います!
レンコンにもち米を詰めたもの。
飴のようにねっとり甘いデザートのようなこのお料理は、皆さんの好物のようでした。私もこれ、好きでした!
その奥に写っている川海老はお醤油をたらして食べる式。こちらも人気でした。
中華の世界は本当に広いのですね。
ふむふむ、ほかにもはじめましてなおかずがたくさん。
たらふく、ご馳走様でした。3日間分くらい食べた気分。
で、その後のホテルにあのヤマモモが待っていたのでした……。
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明日は上海へ。
続きます。
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