4月のバリ
きょうは子供の学校から電話がかかってきた。
「ママ、僕のお昼ご飯がないんだけど」
あ゛っ!!!
きょうから5月じゃないですか! 5月のケータリングを申し込むの、すっかり忘れてた!
何かですごく忙しかったわけでもないのに、ぼやーっとしております。
なぜかしら、もしやこのお天気のせい?
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あおぞらにちゅうい!
一日に何度も見上げてしまう、青空です。
このところ時折降りはするものの、本当にすがすがしい陽気なのです。写真には写っていないのですが、田んぼの向こうにはラヤンラヤン(凧)が気持ちよさそうに浮かんでる。
本格的な凧揚げは、強風がやってくる7~8月がシーズンなのだろうけど、私はこの今の季節の穏やかな空に、の~んびり浮かんでいるラヤンラヤンの方が好きだなぁ。
そして朝が気持ちいいから、ついつい早起き。前の日が遅くても、起きてしまう。
だからお昼ご飯のあとが大変よ。
普段は緩むことのないスタジオスタッフにも、わたしの睡魔が伝染しそう。要注意。
スタジオも夏支度
今月はDees Hallさんでの「クロマニス展」。それまでの期間、目下、初夏の服を作りこんでいるところです。
昨年のインドで選んできた2012年夏用のプリントは、白が基調で単純な配色のものが中心。薄手ヴォイルで涼しげなプリントは、生地だけで見ていると心配になるくらい地味なのだけど、あぁよかった、服になるとやはりちょうどいい。
ブロックプリントだから、あちこち「まだら」だし、インクが滲んでいるところもあります。そうした不均一があまり目立たないように心がけて裁断を。
それでもやはり1点ずつがいろいろ。個性が、というよりも仕上がりの雰囲気が。
ラジャスターンの中にあるユル~イ感じと、バリのティダ・アパアパ~が出会ってしまった感じ(笑)。あ、あくまでも雰囲気、イメージですよ。
近いけど遠い
子供用のカバンや帽子掛けが欲しいとずっと探していたのだけど、最近は流行りじゃなくなったのか金属の加工品をあまり見かけなくなりました。
「注文すればいい」と、周囲からはカンタンに言われるけれど、ほらね。
いざ金属加工店へ行くとこんな風。うちから歩いて5分足らずにあるお店。
金属専門店だから、いろんな種類のパイプもそろっているんだけど、目に入るのはこちらの廃材置き場の方。
このガラクタから宝探し気分でつくればさぞかし楽しい。壊れた門のねじねじしたパーツと車輪を使うとか、金属板に切り込みを入れて立体的に曲げていくとか。まっすぐなパイプからつくれば簡単だけど、リサイクルがいいよなぁ。やっぱり。この中から「アレとアレでこんなものを」と、ラフな絵だけかいて注文することもできるけど、きっと出来上がっても気に入らないだろうしなぁ……
……我が家は、こうしてカバン掛けのないまま何年も経っているというわけです。
釘は量り売り
カバン掛けとは関係がないのですが、最近バリスタジオの補修工事をするのに近所で釘を買いました。いつもはお手伝いの子に買ってきてもらうのだけど、たまたま出先に近かったから自分で買いました。
釘って量り売りするんだという基本的な事を、これまで知らなかったかも、なわたし。
下にあるのは、天秤量りです。木でできた釘の箱から、大きなはさみ(トングのような)で取って重さを測っていくらいくら。
インドじゃ驚かないけれど、バリの自分の家の近くがまだこうなんだと知って、嬉しかった。お願いですから、ぜひこのままで末永く。
お猿のクルプ君
最近お知り合いになった方に連れられて、Deepさんのお宅へ。
Deepさんと相方のOさんはバリ在住かれこれ3年。少し前からお猿と一緒に暮らしていらっしゃる。
お訪ねすると、いましたねぇ。ヘアスタイルばちっとキメたクルプ君。子猫のキーちゃんときゃっきゃと遊ぶ腕白さと、半分おマセなクールさと。どっちもありでそのまんま、というか。「お前、わかりやすーい!」、とDeepさんがからかうと「なんだとコンニャロ」ってふざける。昼間は腰のベルトでつながれているけれど、夜は一家でベッドで川の字なのですって。
お猿はやはり野生の動物だから飼うのは本当に大変らしい(実際Deepさんはほとんど外出できないらしい)けれど、お猿と一緒だとお猿から教わることもいろいろありそうですね。
それにしたって、クルプ君は人間たちに囲まれていると自分も同じだと思っているに違いないし、「猿山の大将」の気分でいそうだな。
先日は「スイカが甘かったから、2個食べちゃった」らしい。写真がなくて残念なんですが、お伺いした折には何度もビールを一気飲み。両手でボトルを持つしぐさが、いい男でしたよ、クルプ君。
成瀬さんの木工
UBUDにお住まいでバナナペーパークラフトをやっていらっしゃる成瀬さんに、前からうちの照明カバーをお願いしたかったのです。
最近ご縁があって、ようやっとお願いできることになりました。で、早速我が家に来てくださいました。「どんな部屋でどういう目的で誰が使うか」ということで。
使う人の状況をちゃんと見てデザインを考えてくださるなんて、依頼する側にとってはとても安心できるし、この上ない楽しみでもあります。いつもこんな風にやっていらっしゃるのかどうかは分かりませんが、これまで見たことのある成瀬さんの作品は、どこのものもシンプルでそれでいて独特の存在感があって印象的でした。
それでまぁ、これもご縁ですが、マニスが成瀬さんのご希望の服を仕立てるということになりましたよ。私はこれまで特定の方への服をつくるようなご依頼は大概お断りしていました。マニスの服からサイズを変更したり、同じパターンで希望の生地で仕立てたりすることはありましたが、全部をご希望通りにというのはほとんど受けていなかったのです。これもまぁ、流れというものです。
「たまたま昨日整理してたら出てきたから~」って。
昔バナナペーパーをつくる前にされていた木工細工のペンケース。
すごくシンプルできれいです。
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きょうは久しぶりに食べ物が登場しませんでしたね!
本当は、写真はあるのですが、うん、また次回にたっぷりと。
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