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2012年4月 6日 (金)

この頃のUBUD

日本から戻って1週間がたちました。

お給料も無事払い終えて、ほっと一息というところです。

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この頃短時間でしばしばUBUDへ出向くようになりました。

えぇ、少し前までは下手をすると1週間くらいマニスの敷地から出ないこともありましたけど、最近は「ちょっと30分」の外出しばしば。

だんだん乾期に近づいてきたからかもしれません。出かけたい気分になっている。

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今年に入ってから、もうひとつパターン化しているのが「日曜朝の買い出し」です。

ナント朝8時に出かけ、UBUD市場で子供が食べる肉やテンペ、フルーツを買ってから向かうはスグリワ通りのワルンSOPA。

バッグのお店sisiのオーナー尚美さんご夫婦が運営しているワルンSOPAで毎週日曜朝9時から開催のオーガニックマーケットへ。

こちらは近頃のUBUDで大層人気のお店らしい。Photo_3

お総菜を選べるナシチャンプルや、ヴェーガンメニューがあるということでか、日本人の私たち以外もウエスタンの長期滞在者の皆さんに大人気のようす。

朝は揚げたてのサモサをパクつくことができますし。

先日ご紹介のミルクレープだってありますでしょ。

これは、もうみんなに注目されてしかりです。

しかし。Photo

日曜のオーガニックマーケットだって相当すごいんですよ。

野菜はブドゥグルにある契約農家へその日(毎日曜)の早朝に取りに行くそう。採れたてであることはもちろんですが、野菜の種類が安定していて豊富なのが助かるのです。

UBUDにはほかにもオーガニックマーケットがいろいろあるのですが、ほかは種類が揃わないことが多く、やっぱり後からスーパーや市場へ再び買い足しにいくことになる。

そして、何より野菜がおいしいこと。オーガニックながら見栄えのいいものが多いし、ダイコンやニンジン、ブロッコリー。どれも何度食べてもとてもおいしい。Photo_2

もうひとつのポイントは自家製のお味噌、塩麹、ニンニク塩麹があること。そして、こちらもかなりの上級者。ニンニク塩麹はこの前帰国の時にマニス日本部へお土産にしちゃったくらい(皆さんの口に合ったかどうかは分かりませんが)。

近所にこのようなお店が出来てたいへん助かります。

下の写真が尚美さん。

ところてんをお店で出すところです。その前のタペ(バリの甘酒)をつかった酒蒸しまんじゅうもとてもおいしかった。先週はアンドーナッツがおいしかった。うん、うん。

「わたしが遊びでつくってるんだから」って尚美さん。そんな、遊びだけじゃなかなかここまでできないよ。お値段もとても良心的。

Photo_4

好きじゃないとできないことかもしれないけれど、好きでもなかなかここまではできないです。

私にとっては自分でやりたくても手が届かない部分でもある「食」の質の追及です。

本当にありがたいワルンSOPAさんです。

これからも末永くよろしくお願いします~!

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話しはがらっと変わりますが、3月11日。

帰国の2日前のこと。378412_337811519568593_11524351849

UBUDで311のイベントの一環として映画「HAPPY」の上映会がありました。

この映画は5月中旬から渋谷アップリンクで公開される新作のドキュメンタリー。

公開前から全米でi-tuneドキュメンタリー映画の第一位になるほか、早くも数多くの映画賞を受賞中。

http://www.happyrevolution.net/story

制作に6年携わったプロデューサーの清水ハン栄治さんという方はなんと現在UBUD在住。その辺りのご縁から、上映会をお願いすることができたのです。

以下、簡単な抜粋です。

監督はアカデミー賞ノミネート、ロコ・ベリッチ (『ジンギス・ブルース』)。 『happy – しあわせを探すあなたへ』は日本人プロデューサー清水ハン栄治と共に5大陸16か国を巡る4年間のロケを敢行し、心理学や脳医学の世界的権威と幸福度を高める鍵を読み解くドキュメンタリー映画。エグゼクティブプロデューサーは『ナッティ・プロフェッサー』『ブルース・オールマイティ』監督のトム・シャドヤック。

……このような話題作が311にUBUDで観られるなんて。Photo_5

写真右から、会場を提供くださったレストランBetel nutのオデックさん、中央が清水さん、左は清水さんの弟さんの義憲さん(やはりバリ在住)。


清水さんが自ら「昨年の311の折にはバリで多くの人が祈ってくれたりした、そのお礼がしたい」と企画されたものでした。

Happyそうです。忘れちゃいけません。昨年はバリの高僧たちが200人集まってウルワツで祈祷したり、デンパサールでも大きな追悼の集まりがありました。こうした催しは、日本人ではなく、バリの人たちから発案され行われたものでした。

上映会場にはバリで白内障の手術代を提供するボランティア団体が招かれて、映画を見せていただいた後に募金が集められました。

すばらしいお返しになったはずだし、バリの私たち日本人にも大事なことを考えるきっかけをいただいたと思います。

この場を借りて清水さんにお礼申し上げます。

これからの幸せの定義を考える上で、おすすめの映画です。

みなさんも是非みてみてください!

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さて、バリはもうそろそろ乾期の気配。

気持ち良い青空が毎日続いています。


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