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2012年2月10日 (金)

パレンバン 1 旧市街たんけん

バリは、明後日クニンガンです。

その10日前のガルンガンからローカルの学校は2週間のお休みに。

お正月休みが終わったばかりなのに、また休みなのでした(しかもその間にチャイニーズニューイヤーも!)。

本当はこのお正月明けにこの「パレンバンへ行き」を予定していたのですが、あいにくインドネシア人たちの大移動(ジャカルタからバリへ遊びに来る人たち)のラッシュで飛行機がいっぱい。このガルンガン休暇に延期しました。

今度こそ、いざ!

……って、飛行機はすんなり取れたものの、トホホな第二弾、ありましたねぇ。

ちょうどアラブ世界の大きなコンフェランスがパレンバンにて開催中。めぼしいホテル、ほぼ満室。子供の休暇を兼ねての小旅行でしたので、ホテルにプールがないのはやだ~、というわけでネットのホテルレップに半日費やし(汗!)、3泊全部別のホテルになりましたのでした。

何かなぁ。どこかへ行こうとウキウキしてるといつも何だかきわどい事態に見舞われる。これって旅の安全のための洗礼なのかしら。

結果、スマトラ島で第二の大都市といわれるパレンバンは案外のんびりした街で。布をゆっくり見ても、まだまだたくさん時間はあったのでホテルは3つも試せたし(笑)、万事はよかった、よかった。

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空港からの町並みは、高床式の家もちらほら。

バリとはもちろん、やはりジャワとも違った眺Photoめにワクワク。

スマトラ島には20年ほど前にシンガポールから船で渡ったことがあります。ブキティンギ、パダンを経て、メンタワイ諸島へ。

その時は、メダンという港町からおんぼろバスに乗り……、あ、ちょうど、その時みたいなバスがタクシーから見えましたよ!

バリは雨続きだったけれど、タクシーの運転手によればここではしばらく降っていないとか。

バリからは直行便がなく、ジャカルタで国内線を乗り継いで。朝8時に家を出て、ホテルに着いたら5時です。インドネシアって広いですね。まだまだ知らない場所、たくさんあるのです。

Photo_2 翌朝、ホテルのブッフェの朝食にはラクサがありました。ラクサってマレー料理だと思っていたらスマトラにもあるのです。

香辛料の効いたココナッツミルクのスープです。

こちらでは魚の練り物がごろっと入っていてボリューミー。赤玉ねぎをカリカリに揚げたものとセロリのみじん切りをたっぷりかけて。

サンバルを入れなければ辛くないから、朝にぴったりです。ウフフ。

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さぁ、まず目指すは旧市街です。

パレンバンといえば、ギザギザのふち模様がついたどこかインド風のバティックをテキスタイル関連の図録で見たことがあります。P1090590

華僑が多いとのことでマンダリン風の柄も多いらしい。

マレー半島と近いから、プラナカン風なのでしょうか。

古くはオランダ植民地時代のなごりも、きっとありますでしょ?

ネットで調べてみると、多いのはやはり金糸を織り込んだソンケットと呼ばれる晴れ着用の織物。それと絞り染めもあるようです。といって、ここはほぼ全体的にムスリムの街。

いったいどんな布が見られるのでしょう?

ホテルでそのエリアの名前を聞いて、タクシーで向かいます。Koroniaruhu


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うひょひょ。通りには確かにたくさんのソンケット屋さんが並んでいます。わ~い!

慌てない、慌てない。

まずは周囲の散策から。

P1090597

木造の大きな家々が並ぶのは旧市街のメインストリート。屋根の形はジャワのと同じかなー?

スマトラは地域によってはタイのような舟形住居もあるから屋根の形はかなり多様だと思います。さすがに舟形のはここにはなかったけれど、建物のひとつひとつが個性的。

「あぁ、でも、古い町って。ほんとうに落ち着くなぁ!」

って、ひとり言。 P1090610

窓ガラスがないのも特徴的。木の小さな扉がそのまま窓です。

基本は素のままだけど、ペンキでおしゃれをしている建物もちらほら。

黄色い壁の窓からは、目隠し用なのか、ふんどしみたいな(笑)カーテンが。

一階がムスクっぽいブロックづくり、2階が木造と見えます。Photo_2

その下のは、「ガラス窓」、ありました。

こんなクラシックな。函館か長崎にもありそうな。

大分改築が加えられて、こちらも1階はムスリム風なり。

フムフム、やっぱりいろんなものが混ざっています。

なかは一体どんなふうなしつらえなのでしょう?

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通りを歩いていると、ちょっと大きなお屋敷風のソンケット屋さんに出くわしました。

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Photo

中に入ると古い木造の建物とコンクリの3階建てビルとが内部でつながっていて。

ふしぎ~な空間。

エントランスは植民地時代風の家具に、大統領とご一緒の先代の写真が壁にぞろぞろ。

別の壁には、プロバンス風のテラコッタのお皿や明調な染付の磁器。

こちらは、何系のご家族なのでしょう?

おかみさんはマレー系の人でした。Photo_3

ここは、昔のおうちの内装をそのまま残してソンケットを売りながら、パレンバン流結婚式をする会場にもなっているらしい。コンクリのビルはウエディング用でした。でも、誰もがこの時代がかった部屋(昔のつくりだからそんなに大きくない)を通って広間へ入るのです。

こちらで見たソンケットのほとんどはサロンとスレンダンのセット。

本物の金糸を使われているガラスケースの中のものが恐らく最高級。ちなみにお値段は26万円あまり。

金糸がびっしり入っていて重たいものほどお高いようです。Photo_4

下はシルクのイカットにソンケットが入ったもの。

こちらは頑張れば、まぁ、買えるかも……、というお値段で4万円台。

こっちの方が好きなんだけども。買いませんでしたけれども。

のこぎり歯の模様がパレンバン風といえるでしょうか?

そのほか、通りにはほんとうにたくさんのソンケット屋さんがあるのでしたが、ほとんどどこも似たり寄ったりで値段も安くて。地元の皆さんが買うのかなぁ。観光客が買うのかなぁ。

心配しながらも、ここにはまだ織物ストリートが健在だと知って嬉しくなるのでした。Photo_5

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お昼は周囲にレストランみたいな座って食べれるところが見当たらなかったから、コンビニでビスケットとジュース。

こんな古い街並みの中にも、コンビニあるんだなぁ。

それはそれで、便利で悪いことじゃないんだけれど。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P1090582

ちなみにこの通りの裏路地を行くと、行き止まりは川でした。 いくつもの路地があるんだけれども、どれもみな。

小さな小さな家たちは、くっつき合ってこの路地裏に密集している。

そして、それこそ少しでも水が増水したら困ったことになりそうな家ばかり。

ずっとこうして暮らしてきたんだなぁ。P1090584

昔、陸路でシンガポールからインドネシア領ビンタン島に渡り、そこからメンタワイへ行った時も、水辺はこんな風情でした。土地代とか、きっとないんだろうな。あるのかな。

だって川の上です。

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つづく。

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