パレンバン 2 織物工房
昨日書かせていただいた「ふしぎ~」なソンケット屋さんの外観はこちらです。
あら、これ、バリにもありますね。
透かし模様の木彫です。
もうすっかりどこだか分からなくなりましたー。
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さてさて。
2日目の午後も同じエリアを徒歩で周ります。
子供は暑さで少しバテ気味。それでも、夕方のプール目指して、しっかり我慢して付き合ってくれました。
メインのもうひとつの通り(名前が分からないのだけれど)をブラブラ。
そのいくつかは、中に工房を持っていました。
第一印象。織り手の女性が若いこと。
こんな風なシンプルないざり機だと、いまや世界の多くがおばあさん世代なんじゃないでしょうか。それが、パレンバンじゃ若者世代。それこそ、隣でケータイがジャカジャカ鳴って、暑い昼間にはお友達とSMSしながらではありましたが(笑)。
手織りの道具のすべてが機械ではなく道具であること。
こういう時間の流れ方を止めないでいることだけでも、リスペクトしたいです。
バリでは、少し前まで手でつくっていたものがどんどん機械のものに成り代わり、織物屋さんはどんどん減っていますから。
電気がなくてもできる、ものづくりです。織り手の皆さん、ぜひこの大事な時間の流れと文化を受け継いでいってほしいです。
この界隈は一家はムスリム、お店と工房と住まいが一緒のところが多いようでした。
こちらは建てかえたばかりのコンクリ。
レースのカーテンとか、ビロード張りの椅子とか。居間はいつだっておしゃれでよく手入れされているパレンバンです。
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同じ通りのソンケット屋さんでは、制服をまとった女の子たち。
見事にムスリムです。マレー風の丸顔の子たちもいれば、ちょっと彫の深い顔立ちの子も。人種のるつぼでしょうか。おかみさんは華僑系でしたし。
とても働き者だし、明るくはきはきとしてる彼女たち。私たちがタクシーを待ってしばし長居をしていても、街のことや家族のことを一生懸命教えてくれるのでした。
織物を訪ねて行く先には、いつだってこうしたもてなしがあるのです。
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ホテルに戻って「プールタイム」してから、その日滞在のホテルの向かいにあった食堂で晩ご飯。手抜きして入ったお店にしては、とてもいい感じの。
温故知新な内装で、お客さんはローカルばかり。カップルもいれば親子連れ、スポーツクラブ帰りのユニフォーム姿の団体さんも。値段も安くてうれしく癒されました。
メニューのトップにあった「ナシハイナン(海南飯)は、シンガポールチキンライスとおんなじか? 蒸した鶏肉と鶏がらスープで炊いたご飯&スープのセットです。確か24000ルピア。シアワセ~。
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またしても書ききれないので、また続きます。
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