まめしんぶん toko manis spcial meets PUENTE 1
インドのお話を書いたら、もう今週はtoko manisです。
今回はペルーとボリビアでアルパカニットをつくっているPUENTEさんが登場です。
1年以上前からお約束いただいていたPUENTEさん。
本当に楽しみにしていました。
会場にはPUENTEさんのオリジナルニットが勢ぞろいする予定。
ほかに、マニスから特別にお願いしていたコラボニットが2種類。
マニス新作も少々。
きょうからたぶん2回に分けて、マニスメイドの服だけを先にご紹介します。
フロムPUENTEは会場にて、
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10月前半、インドへ行ってた間にペルーから届いていたニットと織物。
写真はその織物の方です。
アルパカの手織りです。
これをTOP部分の手編みニットとはぎ合わせ、ボタンをつくってつけてボタンホールを開けて、……という作業をバリにて。
遠くペルーからやってきたこの上下パーツたちは、マニスからPUENTEさんに直々にお願いしたもの。お忙しい時間を縫ってサンプルづくり、メールのやり取り、本当にたくさんの労力をかけてつくっていただきました。
たまたまバリは雨期の前の酷暑期で、汗ばむ腕にアルパカの毛がくっついてムズムズしながら。
でも、この愛らしいアルパカの感触のおかげで楽しく作業をすすめてきましたよ。
アルパカは、ウールと比べて自然で独特の「もけもけ感」があると思います。
ちょっと毛足が長くて、でもモヘアのようにツンとしていないの。
そしてとってもあったかい。
人が1点ずつ編んでいるものにはそれぞれの個性もあって、数は少ないのですが、やはり、完成したものにも1点ずつにちょっとずつ違った性格と存在感が感じられます。
最初は上下ともニットで丈の長いカーディガンを、という予定だったのです。
でも編み物だけだとこれだけ丈の長いものをつくるのに歪みが出やすいということから下半分は織物がいいのでは、ということに。
おかげさまで思っていた以上の出来栄えとなりました!
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ボリビアの方には同じアルパカでももっと細かい編み物をお願いしています。
こちらは現地から完品でお願いをしています。カラフルな「カタック風カーディガン」です。
何でもPUENTEさんでいちばんの編み手さんが編んでくださっている模様。
どんな仕上がりで届くのか、すっごく楽しみです!
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マニスからも、このアルパカニット展に合わせて小さなシリーズを企画しました。
今年からお世話になっている京都の染工所さんからのアイディアで、琉球藍玉をつかったウール服の製品染めなのです。
縫ってから染めるので、このように縫い糸は染まる予定の藍色です。
薄手のウールを購入し、染工所さんから処方をいただいた「80度以上のお湯の洗剤液で30分以上浸す」という行程を経て、裁断前に縮絨させた生地でつくりました。
出来上がりがどうか、ハラハラ気をもみましたが、どうやらかわいく仕上がっている模様。
藍染によるウール服はPUENTEさんに合いますかどうか!
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毎年少しだけつくっているチベッタンウールの手織りも、今回。
ヒマラヤ地域で天然染めされているウール。標高4000m以上の桃源郷の織物です。
手織りであることはもちろん、ヘリンボン(杉綾)のせいかどうか、実はこの生地大層クセがあります。
しかしウールなので、アイロンと霧吹きとでボコボコ伸びている部分を縮絨させて地の目を整えながら裁断していきます。
縫製はベテランのJEROが担当してくれました。
裏地には、Ajrakiと呼ばれるインド・グジャラート州カッチ地方の藍染バティックを。チャップ(型押し)なのですが、アラビック模様が繊細ですっきりと美しい。以前購入しこれまで出番を待っていたこの布、ぜいたくな裏地にぴったり合いました。
こちらは、「ちょっといいかも」な、フロムインドです。
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ペルー、ボリビア、京都、インド。
続きもまたご覧ください。
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