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2011年11月13日 (日)

toko manis展終了しました

PUENTEさんをお迎えしてのtoko manis、本日(日付的には昨日)無事終了しました。

3日間本当にたくさんの皆さまにお越し頂いたとのことで
このたびも、こころから感謝しております。
皆さま、本当に本当にありがとうございました。

PUENTEの落合さんには、ご多忙中のなか3日間とも立ち会っていただきました。
落合さん、言い出しっぺの私が不在の中で
こころよく支えてくださいました。
special thanksです、ありがとうございました。

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PUENTEさんからアルパカニットを見せて頂いたのは、確か2年ほど前のこと。すごく素敵だけれど、店舗のないマニスの場合取り扱わせていただくことができないので残念……。

もし可能性あるとしたらtoko manisかな、と思ってその場で率直に落合さんに申し上げると、
「やりましょう」と即答してくださいました。
有名なギャラリーさんからたくさんオファーがあるでしょうに、本当にいいのかなぁ、と思いながら。

それから1年以上。
せっかくやっていただくのだからマニスからの特注ニットも、と、欲張って
試作づくりを。サンプルは一度ではなかなか完成せず途中からは落合さんが現地から写真を撮って送ってくださって、本当に何度もやりとりしていただきました。

今回はペルーとボリビア、それぞれに注文をしていました。
2つのデザインをお願いしていたのです。
しかし、ボリビアへお願いしていた方のものが荷物の輸送に手違いがあったようで、
結局会期中に間に合いませんでした。

しかしこれは、届き次第またお披露目させていただきますので皆さま、引き続き
どうぞお楽しみに!!!

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toko manis、今年はこれで終了です。

マニス作品展はあと一回、次回は12月に目白明日館で開催です!

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2011年11月 9日 (水)

まめしんぶん toko manis spcial meets PUENTE 2

PUENTE展いよいよ明日から開催です。

こちらに登場するマニス服のご紹介を、きょう も少々。

アルパカニットの多くは無地なので、マニスからのトッピング服シリーズはブロックプリントです。

ウール系に合いそうなものはやはり、ウール織物もつくっているというカッチ地方のものがぴったりでした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Pt

アーメダバードのグジャラート州カッチ地方専門店で購入したばかりの「赤い」ブロックプリントを引っ張り出して。

バリの手織シャンブレーと二枚重ねて厚さを出したパンツをつくりました。

襟のようなウエストの折り返しがある今年のパターン(デザイン)です。

2種類の柄があるのだけどこの赤はPUENTEさんのアルパカニットにぴったりなのではないかと(想像の中で)。

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同じお店で同じく仕入れた生成地は、アラビック調の単純模様。

ジャイプール風のお花柄と2種類あります。Pt_2

インドではこれで何をつくるのかな。ブラウスかな。素朴でムラムラなブロックのピッチを合わせながらパンツをつくりました。

こちらも一枚だと夏着にしかならないので二枚重ねて。

ブルーの部分はインディゴ染め。

下洗いの段階で少し色が出ましたが、色移りもなくきれいに仕上がっています。

このちょいと細見のパンツでプリント生地の二重使いは昨年からの継続。

裾を折り返して履くと裏地の色がのぞく、という辺りが毎回裏地に何かビックリ要素を、と心がけている点なのだけど、今回はシンプルに紺色のバリシャンブレーです。

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先日のインド旅報告編でアンベール城の「ケリーゲート」近くにて“たくさん出会った”のは、こちらの生地。

ラロトバというカッチ地方の地域で昔からつくられているブロックです。 Photo

砂漠に近いジプシー系でムスリムな人々かと想像していますがどうなんだろう。

ラジャスターン州バグルーの天然染めブロックに比べ、パワフルでおおらかで単純な。

これまで出会ってきたブロックとはまた一味違った魅力があります。藍の仕上げがグリーン系で全体に深い色合いです。

こちらも季節柄二枚重ねて仕立ててみました。

マニスで「ジプシーシャツ」と呼んでいるTOPです。

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同じ生地と仕様でタマネギみたいなシルエットのツイストパンツも。

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同じケリーゲート近くのこだわりショップで昨年購入の。Photo_3

カッチ手刺繍によるミラーワークのブレードを、紺色のウールリネンに。

大振りでセンスのいいこのブレードは本当に少しだけしかなくて、今回スカート二着分のみ。しかもタックの内側にはところどころ無地部分があり、本当に、ギリギリ。

ミラーワークというとカラフルが一般だけど、こんな色合いのものは新鮮さがあります。

これは絶対スカートに、と思っていたけど、やっぱりスカートの縁取りになりました。

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明日からの3日間、私以外のマニス一同(申し訳ありません…)とPUENTEの落合さんが代官山の会場で皆さまをお待ちしております。

電車の方は、MONKEY GALLERYへ行くときの小さい方の改札を出たら、すぐの階段をお降り下さい。

どんな展示になりますことか。

私もバリから楽しみにしています!

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2011年11月 8日 (火)

まめしんぶん toko manis spcial meets PUENTE 1

インドのお話を書いたら、もう今週はtoko manisです。

今回はペルーとボリビアでアルパカニットをつくっているPUENTEさんが登場です。

1年以上前からお約束いただいていたPUENTEさん。

本当に楽しみにしていました。

会場にはPUENTEさんのオリジナルニットが勢ぞろいする予定。

ほかに、マニスから特別にお願いしていたコラボニットが2種類。

マニス新作も少々。

きょうからたぶん2回に分けて、マニスメイドの服だけを先にご紹介します。

フロムPUENTEは会場にて、

皆さまどうぞお楽しみに、です!!!Photo_2

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10月前半、インドへ行ってた間にペルーから届いていたニットと織物。

写真はその織物の方です。

アルパカの手織りです。

これをTOP部分の手編みニットとはぎ合わせ、ボタンをつくってつけてボタンホールを開けて、……という作業をバリにて。Puente

遠くペルーからやってきたこの上下パーツたちは、マニスからPUENTEさんに直々にお願いしたもの。お忙しい時間を縫ってサンプルづくり、メールのやり取り、本当にたくさんの労力をかけてつくっていただきました。

たまたまバリは雨期の前の酷暑期で、汗ばむ腕にアルパカの毛がくっついてムズムズしながら。

でも、この愛らしいアルパカの感触のおかげで楽しく作業をすすめてきましたよ。

アルパカは、ウールと比べて自然で独特の「もけもけ感」があると思います。

ちょっと毛足が長くて、でもモヘアのようにツンとしていないの。

そしてとってもあったかい。

その性質が大好Puenteきです。

人が1点ずつ編んでいるものにはそれぞれの個性もあって、数は少ないのですが、やはり、完成したものにも1点ずつにちょっとずつ違った性格と存在感が感じられます。

最初は上下ともニットで丈の長いカーディガンを、という予定だったのです。

でも編み物だけだとこれだけ丈の長いものをつくるのに歪みが出やすいということから下半分は織物がいいのでは、ということに。

おかげさまで思っていた以上の出来栄えとなりました!

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ボリビアの方には同じアルパカでももっと細かい編み物をお願いしています。

こちらは現地から完品でお願いをしています。カラフルな「カタック風カーディガン」です。

何でもPUENTEさんでいちばんの編み手さんが編んでくださっている模様。

どんな仕上がりで届くのか、すっごく楽しみです!

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マニスからも、このアルパカニット展に合わせて小さなシリーズを企画しました。

その一つが、藍染によるウール服。Photo

今年からお世話になっている京都の染工所さんからのアイディアで、琉球藍玉をつかったウール服の製品染めなのです。

縫ってから染めるので、このように縫い糸は染まる予定の藍色です。

薄手のウールを購入し、染工所さんから処方をいただいた「80度以上のお湯の洗剤液で30分以上浸す」という行程を経て、裁断前に縮絨させた生地でつくりました。

出来上がりがどうか、ハラハラ気をもみましたが、どうやらかわいく仕上がっている模様。

藍染によるウール服はPUENTEさんに合いますかどうか!

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毎年少しだけつくっているチベッタンウールの手織りも、今回。

ヒマラヤ地域で天然染めされているウール。標高4000m以上の桃源郷の織物です。

Jkt 手織りであることはもちろん、ヘリンボン(杉綾)のせいかどうか、実はこの生地大層クセがあります。

しかしウールなので、アイロンと霧吹きとでボコボコ伸びている部分を縮絨させて地の目を整えながら裁断していきます。

縫製はベテランのJEROが担当してくれました。

裏地には、Ajrakiと呼ばれるインド・グジャラート州カッチ地方の藍染バティックを。チャップ(型押し)なのですが、アラビック模様が繊細ですっきりと美しい。以前購入しこれまで出番を待っていたこの布、ぜいたくな裏地にぴったり合いました。

こちらは、「ちょっといいかも」な、フロムインドです。

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ペルー、ボリビア、京都、インド。

続きもまたご覧ください。

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2011年11月 7日 (月)

今年もインド 4

ええと、きょうはまずひとつお知らせしておかなければならないことが。

前のブログで「次回はtoko manis specialでお目にかかります」とか書いていましたが、ちょっと不手際でこの度も帰国できないことになりました。主催者の代表なのに、不在が続き大変申し訳ありません。

今週のtokoでは、マニス日本部の皆さんとPUENTEの落合さんが立ち会って下さいます。

今回もすごく楽しみにしていたtokoなので、やぁぁ、もぅぅぅぅ、本当に残念でなりません。

PUENTEさん。きっと素敵な新作が届くことでしょう。わぁぁぁ、なぜいない、私。

……………。

さぁ、気持ちを入れ替えてインドの続きをご報告いたします。

デリー編です。

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副菜

「毎回必ず」が少しずつ増えるデリー。Photo

今回も真っ先に行ったのが、こちら。

ええとええと。 生地屋さんの合間にです、もちろん!

ハブモアというレストラン。

こちらの「ホウレンソウとカッテージチーズのカレー」が、なぜかいつも非常に必ずなのです。

もしかしたらその理由は、このトッピング用の副菜にあるのかも。まるごとの赤タマネギ、タマネギの酢漬け、シシトウ、それと香采のソース。

これがホウレンソウとすごく合うのです。

ホウレンソウの方は去年までは一人でも完食できたのに、このところのプチ断食のせいか、半分以下しか、、、しかし副菜は、ええ。ほぼ完食。

そして、食後に出される砂糖の粒が大事なしめくくりに。

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オーガニック専門店

ディリ・ハートの中にある屋台村も「必ず」のところ。Photo_2

それとこちらのオーガニック屋さんも。

今回は南インド料理の屋台でガルバンゾのカレーを食べてしまって、こちらのオーガニック屋さんではアロエジュースのボトル入りをひとつ。

乾燥ハーブや薬効のある食品がほかにもいろいろ売られています。もちろん、屋台だからオーガニックなメニューもたくさん。

インドでは流行とは別にこうしたオーガニック志向のプロダクツ&販売店があるのが、さすがです。カディの思想に沿って「生きる上で本来的な」を考える商品がたくさん。

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キロル

キロルというお店に昨年からはまっています。Photo_3

洋服屋さんなのだけど、すごくいいの。

写真は、ジャイプールのとあるお店の販売員さん。どこで買ったの? と聞くと「ムンバイよー」って。

これはきっとキロルでしょう。

キロルのものはこーゆー感じで、デュパタとショールのコンビはセットアップになっているのが基本。パンツもついちゃっていますので、これさえあればオシャレはばっちりなのです。

デリー店では、半端生地がイロイロ売られていて、周りにジロジロ見られながらどっさり買い込みました。

何というか、このようなかわいいセットアップをもし買ったところでインド以外じゃきっときっと着ないだろうから腹いせ(え?)に。違う違う、ソレイヤードの本店へ入った気分で、その生地を。魅惑の悩ましい服屋さんの、その生地を。

フロムキロル、マニスの服にどう使おうかとわくわく。

ちなみにこちらのレジはコンビニ並み。大層な人気です。安いからじゃないです。むしろかなりお高い。インドの皆さんの感度の高さ、ナットク。

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夢の…

ジャイプールも夢見心地ならデリーでは「ハウズカーズヴィレッジ」がそう。

しっかり時間を確保して行く。Photo_4

なぜなら、一度入り込むと、すごく小さな商店街なのに出てくるのは日がとっぷり暮れた後。

ハウズカーズの古い城塞跡を見学したことは一回もなくて、こちらのおとぎ話のような、商店街だけでいつもタイムオーバーなのです。今回もやっぱり遺跡を見るのは素通りで商店街にずっぽり。

アノニマスな感じのバッグ屋さんは、デリー訪問の外国人に人気。お店番の女の子がそのめまぐるしい対応に追われていました。

とある骨とう品店に入り込んでしまって(間口は狭いが中は広大)小さな木製の化粧箱を買い込むと外は、あぁやっぱり夜でした。Photo_5

インドのお祭り前のためイルミネーションもあでやか。

さぁ、ここから先が夢の世界ですよ。

昨年出会ったアンティーク衣類のお店へ。

今回も古いサリーの縁取りになっていた手刺繍の部分(切り抜いてブレードとして売られている)の物色に。

昨年も後ろ髪引かれつつ手が出なかった(価格的に)カシミールの手刺繍ブレードは、1年後の今回もまだそこにあって、しかしやっぱりそれは夢であり。服のトッピングに使えるものを選びます。

私があんまりにもサクサクとそうしたものを選んだせいか、店主が全然違うものを見せてくれた。

数センチ四方の布の断片たち。Photo_6 どうやってこんなもの集めてきたのだろう。

オタクといえばそれまでだけど、こうしたものをいとおしく大切にしているこの人は、内面的にかなり熱い。

「父から受け継いだこの商売も、すべては出会いでコツコツ集めながらやってきたけど、僕の先生とも呼べるべき人がいて、その人から大半のことを教わりながら出会ってきた」、というので、それは誰かと聞くと、ある方を紹介してくれました。

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夢が…

翌日。インド最終日の朝。

その彼の先生に会いに行く。

川に近い、とある商店街。下町なのかと想像していたら、真逆の場所。しかも、近所で訪ねたどり着いた場所は宝石店でした。その階上にある一室に、たぶんインド一番のコレクションが眠ってる。

入った場所にまず圧倒され(残念ながら言葉にできない)、その、先生が最初に出してきたものにさらにびっくりする。

私はただ、たまたま前日の記憶から何となく「カシミール織りが見たい」と言っただけなのだけど、出てきたものは、裏が丁寧に補修された200年前のブレードでした。

「あなたはデザイナーだといいました。私は古いものについてあまりうんちくを知らないから知識で語ることはできないし、ここにあるものもみんな愛着を感じて集めたものばかりです。デザイナーのお仕事なら、ぜひ直観でご覧ください」って。

……はぁ。

そして、いろいろ見せてくださった。……

すごかった。

どれも、丁寧に保管されちゃんとストーリーを持っていて。

で、結局、その最初に見せてくださったの。

買っちゃいました。Photo_7

ひゃ~~~。

これです!

1枚のブランケットを織るのに3年くらいかけていた頃の。

布はあくまで服地になるものしか買わない私なのに。

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キャリコミュージアムの暗がりで見損なったと惜しんでいた織物のひとつが、まさか最後にお土産になるなんて。

やっぱり夢のインドでした。今回も!

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インド報告ひとまずこれにて。

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2011年11月 6日 (日)

今年もインド3

インドのお話がなかなか一気にUP出来ずに申し訳ありません。

今週、PUENTEさんのニットの組み立て作業にやっと一区切り。予定していた人が急にこの仕事をできなくなり急きょ自分でやっておりました。最初は「しょーがないなー」みたいなキブンでしたが、ペルーの手編みアルパカの手触りに惚れ惚れ。1着ずつ進めるうちに、自分でやれてよかったなー、と。

遠くペルーのどなたかが編んでくださったものを、バリで組み立ててボタンを編んでつけるという過程。あってよかった。何か温かいものを授かった気分です。

では、続きですよ。

インドの。

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アーメダバード。

ローガーデンという現地の皆さんのショッピングエリアへ行ったのは、たまたま日曜日でした。Photo

ガイドブックによれば、ここはナイトマーケットみたく夕方以降にサリーや服を売りに来る露店が並ぶということだったんだけど、日が傾くくらいの時間からすでにたくさんの人出。しかし肝心の露店はまだまばら。そういうわけで、早くに到着しているお店が荷を下ろし開き始める前からワイワイしてる。

Tシャツ屋さんがとくに人気の模様。サリーでデュパタなインドの女の人たち(今のところ大多数)にはTシャツってかなり新しいのでしょうか、大賑わい。

この分じゃ、来年インドに来るころにはTシャツでジーンズな女の人たちが増えていそうですー。いいような悪いような、むずかしい気分。Photo_2

もひとつ。

その近くのエンポリウム(=デパート)に入ると、もっと大変な熱気。わ~お! キッチンなどの実用系プラスチック製品やおもちゃ、スナック菓子、ステージ衣装みたいなキラキラ系衣類(サリーもあった♪)、およそが値段安く数たくさんの、が、わしわしと物色されている。

セール会場じゃないと思う、しかし、お客さんたち皆汗だく。

インド人、どうやらかなりショッピング大大大好き。そして、少なくとも都市部ではかなりの勢いで変化しているってことは確か。

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アーメダバードから国内機でジャイプールへ移動。

国内線の空港もびっくりきれい。やはり昨年のコモンウェルズ杯がきっかけ???Photo_3

おかげさまで、何の支障もなく快適に移動出来ちゃった。

翌日、バグルーのブロックプリント店、スラジさんのところを訪れる。

あれ、これは岩立さんとジョージさん?

写真じゃなくて、絵なんです。

金縁の額に入って一等目に入る場所に。

それで、一気に「戻ってきた」感が。私のインドへの旅をいつも応援してくださっている岩立さんが、こちらで微笑んでくださったことで、何を求め、何をしにインドへやってきているかという事に引き戻された気分。Photo_4

下の写真はスラジさんの奥さんとお孫さんたち。何ていうか、濁りが一切なくて、すごくストレート。こっちもきっとまっすぐに話していいんだなー、という感じがここにはあって、何やらとっても懐かしい気持ちに。

そんなわけで、今回もついつい長居しちゃいました。

もちろん、いつもの素敵なバグルー・プリントもたくさんチョイスしてきましたよ。

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ジャイプールでは、ほかにもいろいろ「いつもの」があって嬉しく癒されましたが、Photo_5アンベール城の旧市街地にあるとあるお店は、いつも以上でもっと嬉しい。

そのお店、こちらの写真「ケリー・ゲート」という門の近くにあります。

ああ、やっぱり、ピンクの壁の街はいつもウレシイ。

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ジャイプールの街は人間のいちばん心地いい時代を留め置きながら、新しいものを取り入れている感じがします。これも土地の力かな。

ピカピカな空港には驚かされたけれど、ピンクシティは相変わらず活気にあふれ、古くてある意味不便でもいまだそこが街の中心だし。

インドのお話、次回はデリーへ。

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2011年11月 1日 (火)

今年もインド 2

アーメダバードは織物の町、と聞きました。

これまで何度かインドへ出かけているけれど「織物の町」っていうのは、確かに未踏。

キャリコ・ミュージアムに何かヒントがあるかも、と、期待していたのですが、たくさんの待ち時間にあっという間の見学時間ですっかり機会を逃しました。

でも、その足で向かった場所にちゃんと天使は微笑みましたよ。

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ハンシバさん

ハンシバという会社。

インドやネパールなどの各地域にある昔ながらの手仕事、織物、工芸を、地域の女性たちに経済的に糧となるよう支援しているところです。刺繍や織物、編み物のような半加工品を各地にオーダーし、こちらで完品にしているようです。

デリーにその支店があって前から興味を持っていたのですが、本拠地はアーメダバードだと分かって早速(ノーアポで)お邪魔しちゃいました。

本社の職員100人以上、内部にサンプリングから製品の縫製、仕上げなどほとんどすべてのことができる設備を持っています。

たまたまお昼時。Photo

休憩場所で雑談している女の子たちは、スリランカから来ている研修生だそうです。ここで洋裁を覚えるために期間限定で来ているのです。若くて希望あふれる女の子たち。この意欲をバリへも持ち帰らなきゃ!

ハンシバのオリジナル製品はマニスのバリショップでいろいろ扱っているのですが、今回ここでインドでのものづくりの現場を見ることができてとても参考になりました。

たくさんの技法があふれるインドで、これから先も続けていける生産的な手工芸を試みている。内勤スタッフのある人は「それでも前よりずっと手仕事の質は落ちていて各地のプロジェクトを支えるのはかなり大変」と言っていましたが、サンプル室では、すごい速さでホック刺繍を指すおばちゃんと女の子が床に数人座り込んで黙々と作業中。地域の現場でも新しい世代が新しい伝統を盛り上げてくれるのではないかしら。

直接かかわれることはあまりないかもしれないけれど、これからもどうぞよろしくお願いします、ハンシバの皆さん!

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ミシン屋さんPhoto_2

実は、この会社(ハンシバさん)の場所を探すのに一苦労。

分かったのは唯一住所だけでしたので。

と、言ったって、私は車の中で待機するだけ。

動いてくださるは運転手さん。

途中で聞き歩いているときに「あの道を入ったところだよ」って教えてくれたのが、たまたまだけどミシン屋さん。

中古ミシンの調整をしてるアラブ系のおじさんたちの仕事っぷりに惚れ惚れ。

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ボタン屋さんPhoto_3

ハンシバのスタッフの一人が、ボタンを買いたいという私を案内してくれることに。

教えてもらったそのお店は、小さいガラス瓶に入った混ぜ混ぜのボタンを12個でいくらいくら、みたいなところ。

面倒なので「これ全部でいくら?」と聞いてみたけれど、応じてもらえず。仕方なし店番の男の子と一緒に一個一個確認しながら数える。割れたのや、サイズの違うのやらがいっぱい混じっていて。こんな細かいことやってもらって申し訳ない。

店内は結構ぎゅう詰めで、汗!汗!

インドでずっと買いたかったけどまだ買ったことがなかった、ボタン。これまで中古品しか手に入ったことがなかったけれど、手仕事風のいびつさがすごく惹かれるのです。今回は新品よ、でもやはりボコボコにいびつな。

あぁ、いとおしい。

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カッチのお店Photo_4

アーメダバードの最終日。

ガイドブックに出ていたカッチ地方の専門店へ行ってみました。

夜型で朝は出の遅いワタシよりもインドってさらに出が遅いの。

10時すぎに行ってまだお掃除中のところに無理やり入り込む。それで、出てきたのお昼過ぎ。あまりに宝物がたくさんだったので、急きょこのお店からバリへFedexを一個送ってもらう手はずに。きゃー。

カッチの布は力強くて素朴。カットワーク、ミラーワークがお得意のようだけど、今回は赤い地染めのブロックプリントを購入。

カッチ風ブロックはウールにぴったりで、今やもう裁断して服に縫いあがっているという今。来週のtoko manis specialで登場するのです。

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またも続く。

あ~~~、書ききれるのかな、tokoの前に。

わたくし、実は今、終日プエンテさんのペルーからの半製品の組み立てに没頭中。

そうこうしているうちに、きょうはペルーでの地震。

大切なことをひとつひとつ慌てずにきちんとやっていきましょう。

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