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2011年11月 7日 (月)

今年もインド 4

ええと、きょうはまずひとつお知らせしておかなければならないことが。

前のブログで「次回はtoko manis specialでお目にかかります」とか書いていましたが、ちょっと不手際でこの度も帰国できないことになりました。主催者の代表なのに、不在が続き大変申し訳ありません。

今週のtokoでは、マニス日本部の皆さんとPUENTEの落合さんが立ち会って下さいます。

今回もすごく楽しみにしていたtokoなので、やぁぁ、もぅぅぅぅ、本当に残念でなりません。

PUENTEさん。きっと素敵な新作が届くことでしょう。わぁぁぁ、なぜいない、私。

……………。

さぁ、気持ちを入れ替えてインドの続きをご報告いたします。

デリー編です。

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副菜

「毎回必ず」が少しずつ増えるデリー。Photo

今回も真っ先に行ったのが、こちら。

ええとええと。 生地屋さんの合間にです、もちろん!

ハブモアというレストラン。

こちらの「ホウレンソウとカッテージチーズのカレー」が、なぜかいつも非常に必ずなのです。

もしかしたらその理由は、このトッピング用の副菜にあるのかも。まるごとの赤タマネギ、タマネギの酢漬け、シシトウ、それと香采のソース。

これがホウレンソウとすごく合うのです。

ホウレンソウの方は去年までは一人でも完食できたのに、このところのプチ断食のせいか、半分以下しか、、、しかし副菜は、ええ。ほぼ完食。

そして、食後に出される砂糖の粒が大事なしめくくりに。

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オーガニック専門店

ディリ・ハートの中にある屋台村も「必ず」のところ。Photo_2

それとこちらのオーガニック屋さんも。

今回は南インド料理の屋台でガルバンゾのカレーを食べてしまって、こちらのオーガニック屋さんではアロエジュースのボトル入りをひとつ。

乾燥ハーブや薬効のある食品がほかにもいろいろ売られています。もちろん、屋台だからオーガニックなメニューもたくさん。

インドでは流行とは別にこうしたオーガニック志向のプロダクツ&販売店があるのが、さすがです。カディの思想に沿って「生きる上で本来的な」を考える商品がたくさん。

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キロル

キロルというお店に昨年からはまっています。Photo_3

洋服屋さんなのだけど、すごくいいの。

写真は、ジャイプールのとあるお店の販売員さん。どこで買ったの? と聞くと「ムンバイよー」って。

これはきっとキロルでしょう。

キロルのものはこーゆー感じで、デュパタとショールのコンビはセットアップになっているのが基本。パンツもついちゃっていますので、これさえあればオシャレはばっちりなのです。

デリー店では、半端生地がイロイロ売られていて、周りにジロジロ見られながらどっさり買い込みました。

何というか、このようなかわいいセットアップをもし買ったところでインド以外じゃきっときっと着ないだろうから腹いせ(え?)に。違う違う、ソレイヤードの本店へ入った気分で、その生地を。魅惑の悩ましい服屋さんの、その生地を。

フロムキロル、マニスの服にどう使おうかとわくわく。

ちなみにこちらのレジはコンビニ並み。大層な人気です。安いからじゃないです。むしろかなりお高い。インドの皆さんの感度の高さ、ナットク。

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夢の…

ジャイプールも夢見心地ならデリーでは「ハウズカーズヴィレッジ」がそう。

しっかり時間を確保して行く。Photo_4

なぜなら、一度入り込むと、すごく小さな商店街なのに出てくるのは日がとっぷり暮れた後。

ハウズカーズの古い城塞跡を見学したことは一回もなくて、こちらのおとぎ話のような、商店街だけでいつもタイムオーバーなのです。今回もやっぱり遺跡を見るのは素通りで商店街にずっぽり。

アノニマスな感じのバッグ屋さんは、デリー訪問の外国人に人気。お店番の女の子がそのめまぐるしい対応に追われていました。

とある骨とう品店に入り込んでしまって(間口は狭いが中は広大)小さな木製の化粧箱を買い込むと外は、あぁやっぱり夜でした。Photo_5

インドのお祭り前のためイルミネーションもあでやか。

さぁ、ここから先が夢の世界ですよ。

昨年出会ったアンティーク衣類のお店へ。

今回も古いサリーの縁取りになっていた手刺繍の部分(切り抜いてブレードとして売られている)の物色に。

昨年も後ろ髪引かれつつ手が出なかった(価格的に)カシミールの手刺繍ブレードは、1年後の今回もまだそこにあって、しかしやっぱりそれは夢であり。服のトッピングに使えるものを選びます。

私があんまりにもサクサクとそうしたものを選んだせいか、店主が全然違うものを見せてくれた。

数センチ四方の布の断片たち。Photo_6 どうやってこんなもの集めてきたのだろう。

オタクといえばそれまでだけど、こうしたものをいとおしく大切にしているこの人は、内面的にかなり熱い。

「父から受け継いだこの商売も、すべては出会いでコツコツ集めながらやってきたけど、僕の先生とも呼べるべき人がいて、その人から大半のことを教わりながら出会ってきた」、というので、それは誰かと聞くと、ある方を紹介してくれました。

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夢が…

翌日。インド最終日の朝。

その彼の先生に会いに行く。

川に近い、とある商店街。下町なのかと想像していたら、真逆の場所。しかも、近所で訪ねたどり着いた場所は宝石店でした。その階上にある一室に、たぶんインド一番のコレクションが眠ってる。

入った場所にまず圧倒され(残念ながら言葉にできない)、その、先生が最初に出してきたものにさらにびっくりする。

私はただ、たまたま前日の記憶から何となく「カシミール織りが見たい」と言っただけなのだけど、出てきたものは、裏が丁寧に補修された200年前のブレードでした。

「あなたはデザイナーだといいました。私は古いものについてあまりうんちくを知らないから知識で語ることはできないし、ここにあるものもみんな愛着を感じて集めたものばかりです。デザイナーのお仕事なら、ぜひ直観でご覧ください」って。

……はぁ。

そして、いろいろ見せてくださった。……

すごかった。

どれも、丁寧に保管されちゃんとストーリーを持っていて。

で、結局、その最初に見せてくださったの。

買っちゃいました。Photo_7

ひゃ~~~。

これです!

1枚のブランケットを織るのに3年くらいかけていた頃の。

布はあくまで服地になるものしか買わない私なのに。

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キャリコミュージアムの暗がりで見損なったと惜しんでいた織物のひとつが、まさか最後にお土産になるなんて。

やっぱり夢のインドでした。今回も!

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インド報告ひとまずこれにて。

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