今年もインド 1
10月上旬は、今年もまたインドへ。
今回はシンガポールからアーメダバードへ直接入り、国内機でアーメダバードからジャイプールへ。そこからは車でデリーへ。
今までで一番長い10日間あまり、3都市めぐりです。
アーメダバードへは初めて行きました。
キャリコ・ミュージアムという織物博物館も見てみたかったし、ガンジーさんのアシュラムもあるし。
初めて行く街だからどうなることかと思ったけれど、デリーの旅行会社が上手に手配してくれて快適にいいものがイロイロ見れました。
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キャリコ・ミュージアム
キャリコ・ミュージアムはとても厳しいところで、予約していないと入館できません。
午前は30人限定。その上ガイドのおばさんについて敷地内を回るため、おばさんの話しをじっくり聞き入っていると肝心の展示が見られない。館内は非常に暗くて目玉にぐっと力を入れて見ないと何だかさっぱり分からない。ミュージアムショップもサクサク見ないとあっという間に追い出される。……もう一回出直したい気分でしたが、まぁ、また来ようってことで。
カメラはおろか、ケータイもその他所持品も持ち込み不可。飲料水とお財布だけ可。ゆえ、写真が全くありません。
冒頭から文句ばっかりですが、実際、その建物、庭、展示すべてすごく麗しく素晴らしいものでした。あ~、もう、なんでカメラ、ダメ????
だからまた行く。次回。
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私はホテルでの朝ごはんをかなりしっかり食べちゃう癖があるので、お昼はいつも時間外になってしまう。3時とか、4時とか、そのような時間にご飯が食べれる店は少ない。
運転手さんが連れて行ってくれた店は、時間外腹ペコ系が行列のお店。
その割に、というか、オサレなお店。
サーブするキャップのギャルソンとサリーな女たち。
パンを油に浸したようなぼそぼそしたのがついてくる豆のカレーを、ぼそぼそっと食べました。まぁ、それなりに十分であり満たされました。
ナマステ。
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キャリコ・ミュージアムで、手違いの待ち時間があったのでその隙に。見学時間が20分以内だったのが残念ではあったけれどしっかり浸ってきました。
以前読んだガンジーさんの伝記には、こんなお話があります。
ある日ガンジーさんが朝水瓶の水で体を清めていたら、水がなくなってしまった。
お手伝いの人が、また水を汲みに行こうとすると、ガンジーさんが呼び止めた。
「私は今日一日つかうつもりの水を朝だけで使い果たしてしまった。なんと愚かなことか」、と嘆いたそうです。
水なんて、と思う私たちですが、ガンジーさんはお水でさえも丁寧にありがたく使っていた、というお話。
これは、シャワーの時じゃぶじゃぶ遊びをするうちの子供へのいつもの訓示になっているのだけど、実際のガンジーさんの水瓶を見てあまりの小ささにびっくりしました。
ガンジーさんの名言は、かなりちょっとドキリとするものが多い。
「他人からなんと言われようと気にしてはいけない」
「持ち物を減らしていくにつれて、自分に必要なものもだんだん減っていく。それは幸せと自由を得ることでもある」
「種は自分の役割を土の下で果たす。そして、その姿をなくすとき、新しい命の芽が地面から顔を出す」
「子供は真実を映し出す鏡である」
などなど。
アーメダバードの人たちはインドの中でもひときわガンジーさんへの思いが強い。
川沿いに静かにたたずむガンジーさんの生前の住まいは、見学の小学生でいっぱいだったけれど、あの有名な糸車も展示されていて、カディの思想がここから始まったのだなー、という確かな印象が残りました。
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アーメダバードのお話、続きます。
ちょっと時間的にいつもより誤字が多い不安があるけれど、一旦送信します。