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2011年7月15日 (金)

帰国中 その2

梅雨はあっという間に明けましたね。

その後は35度という日がやはり割合多くて、東京の夏はもう30度でも32度でもなくて35度が当たり前のような。

それでも、湿気が少なくなったせいか日差しを避ければ比較的さわやかな風です。もしやこれは節電によるもの? どこもかしこも弱冷中。エアコンの冷気と外気との温度&湿度差が縮まって、エアコンを抑え目にしている分外の空気が蒸し暑くない。だとしたら、すっごく成功していますね、節電。

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先週の土曜日は、浅草寺のほうずき市へ行きました。

伊藤まさこさんの本に出ていた「ほうずき市では金魚すくいができる」くだりを読んで以来、私たちは1年越しで待っていたこの日。

うちの子供にとって、金魚すくいはこれまで、おもちゃの「金魚すくいゲーム」にはじまり、バリ日本人会バザーや盆踊り会での模擬店など、追い続けてきた重大テーマのひとつ。マスト!

このたびやっと本物の金魚すくいに、いざ!

1000円のおこずかいで掬った金魚は10匹ほどでしたけれど。

あ、でも、金魚の写真がない!→私は隣の店でビール飲んでて、ええ、すっかり撮りそびれました!

幼稚園のコでも20匹以上掬うという凄腕もいて、金魚すくい、思わず奥が深い。

金魚は昨日までに残念ながら死んでしまったけれど、おまけ(おばあちゃんからもらった500円で掬ったカメ)はかわいく元気。

ほうずきは食べることが出来たらどんなに良かったことか、と思う。こんなにたっぷりたわわでかわいいのに観賞用。でも、そこがほうずきの良さかも。

日本って本当に豊かですね。こんなにかわいいものを四季の中で眺めて時をうつろう。

Photo_2

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日曜日は仲良しSORAのたみさん&じゅうべえさんたちに五日市の方にある山へ連れて行っていただきました。

五日市へは何度か行ったけれど、場所によっていろいろ。

とくに今回連れて行ってもらったこの神社の辺りはすがすがしい初夏の風。オーブが見える人にはきっとここで写真撮ったら白いふわふわしたものがいっぱい映るんだろうねー、なんていいながら坂を下って渓流へ。Photo_3

そこはキャンプ場になっていて、たくさんの若者たちがいたけれど一角にとっても気持ちのいい場所があって。

よく見ると、この写真の場所以外の上流は地すべりの痕が残っていて、木が流されたまま枯れている。

キャンプ場のある下流側は、水がよどんでいる。

なぜか、ここだけすがすがしい。

子供はさっそく水遊び。

お魚も泳いでいる。キャーキャー言いながら、1週間都心で過ごした何かを発散中。

少し場所を移動して、じゅうべえさんおすすめのもうひとつの渓流では、水がもっときれいだったもよう。Photo_4

水が冷たい一ヵ所があって、そこにたまたま西日がぱっと差してきて。ジャブジャブ遊びはなかなか終わりませんでした。

私たちはバリの森に面したところで暮らしているけれど、日本の自然はバリのとはまた違うものを感じます。それは、たぶん四季折々の自然を愛でる日本人が育ててきたもの。

バリでも自然はほんとうに大切だけれど、四季のある日本はもっときめ細かい何かがあるような気がしています。

本当に、きれいなところでした。

じゅうべえさん、連れて行ってくれて本当にありがとう!

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今週行ったところについては、またご報告しまーす!

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2011年7月10日 (日)

帰国中

ちょうど1週間前に帰国しました。Photo_2

はじめての羽田へのフライトは、バリからのいい景色がおみやげに。窓の右側にちょこんと突き出しているのがアグン山です。

今回はバリの空港でSUDOKUという数字パズルの本を買っちゃって、日本では数読というのでしょうか、とにかくそのパズルのお陰で機内では一睡もせずムービーも1本しか見ないで忙しく(パズルに)あっという間に着きました。

渋谷駅行きの最終リムジンバスへ乗って、いきなり土曜日の西口って。酔っ払っていい感じの皆さんたちと一緒にタクシーの列に並んじゃった。Photo_4

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翌日はこれまたシブヤへ。必要品の買出しに。

センター街に入ったところにあったジェラートのお店GDOMには、すーっと引き寄せられてしまった。私の大好きなジンジャーアイスがあったのだ。

ジンジャーアイスとヘーゼルナッツのと2種類、シアワセなひととき。ジンジャーがあればどこででもストップオーバーしちゃいますよ。

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月曜は早速、遠出。

葉山へ。

クロマニョンさんの展示を見に。Photo

その前に、ランチを食べに行ったのは、カノムパンさんです。

ずっと気になっておりました、カノムパンさん。

Twitterでフォローさせていただいているので、日々、どんな方がどんな風なお店をしているのかがすっごく気になっていました。

だって、先週は「梅酵素ジュースきょうからスタート!」とか、「梅酵素マフィン焼けましたー」みたいに。バリにいるうちから今すぐ行きたい感がつのっていましたです。

押しかけて、お昼をいただいて、バリについていろんなおしゃべりをして。旅だし、オーガニックだし、基本はやっぱり、つながっていました。うれしい。

ランチには、地元葉山で育った野菜がふんだんに使われていて、購入したパンはこれまで食べたパンとはまったく違うおいしさでした。説明書きによれば、使われている小麦の一部は毎朝石臼で挽いているものなんだそうです。

カノムパンさん、ぜひ、バリへも来てくださいね。 Photo_3

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クロマニョンさんの毎月1回5日間限定のとくべつスペースHouse1891へは、そこから歩いて15分ほど。

高台の住宅地の中。入り口は玄関ではなくて広いデッキに開き放たれた窓から。

ここに着いた途端、住みたくなっちゃう。葉山に。マニスも引っ越してきちゃおうかな~。

海は見えないけれど海が近いと明らかに感じられる開放的な風です。1891

ここに、カンボジアから届いた今年のクロマーがたくさん並んでいるのです。

葉山でクロマー。

想像はしていたけれど、この風景、どうしたって目に焼きついてしまいます。こんな気持ちのよいところでクロマニョンさん3人組が楽しくわいわい打ち合わせ中。ほんとうにステキな皆さんですねー。

これからもどうぞよろしくお願いいたします!

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Photo_5 その後は、まっすぐ坂道を降りて10分くらいのところにある御用邸のわき道を通ってビーチへ。

いいビーチですねぇ。ここ。小さくて、季節柄まだ静かで。一緒だった子供は早速海パンに着替えてザブーンと飛び込んでいきました。

日本の海、はじめて泳ぎました。

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木曜日。Photo_6

西荻のフラウさんへごあいさつに。事前に行きますよー、と予告していたら花子さんがお昼を用意してくださって。

北海道の小さなかぼちゃとじゃがを丸ごと蒸したもの、ゴーヤのお漬物風、ほうれんそう、お稲荷さん。

こんな風に歓迎していただけるなんて、うれしびっくりです。マニスの方こそフラウさんには大変お世話になっているのに。花子さん、ほんとうにありがとうございました。

すっかり時間を忘れておしゃべりしていたら、先日のマニス展の服を来てふらりとお立ち寄りのお客様。Photo_7

この服をこの方が買ってくださったんだ、すごいな、ということに私しばしば感動します。なぜなら、私たちはかなりひたすらあまり想定をしないままつくっているけれど、服たちは、いつもとても素敵な方のものになって、ほんとうにびっくりするくらいステキに着て頂けるから。これは、私たちの力ではなくて、着る方の選ぶセンスと着る力みたになものなんだといつも唸らせられてばっかりです。

こんな仕事をさせていただけること、本当にいつも感謝の気持ちでいっぱいなのです。

皆さま、本当にありがとうございます。

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さて、忙しく過ぎた1週間ですが、梅雨が明けたみたい?

わくわくする暑さです。

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2011年7月 1日 (金)

明日から日本へ、ひとりごと

6月は恵比寿三越でのマニス展に間に合うように帰国するつもりでしたが、いろいろな事情が重なってひと月遅れの明日バリを出発することになりました。

今回はシンガポール航空のマイレージをつかって行くのですが、なんと、成田便は機体が新しいからという理由でマイル数が羽田便の2倍なんですって。シンガポール好景気だから強弱つけているのだろうか?

ともあれそういうわけで、羽田デビュー。毎年つかっているデリー行と同じ早朝出発で午後シンガポールから乗り継ぎ、同日深夜着。帰りは深夜0時台出発、同日正午バリ着。今までバとの航空便は成田から午前出発、バリから夜出発で10年以上変わったことがなかったから、何だか感覚が狂っちゃいます。

明日の出発だー、ってあともう1日あるんだと思っていたら、違う。

きょうまでに全部を完結させなければいけないのです。3日前より慌てて1日短縮しましたら、何とかなりそうですが時々白昼夢。

東京の暑さについていけるのかが心配ですが、月曜日には葉山行きをすでにブッキング。がんばりたいと思います。

日本は原発事故の内部被ばく、子供たちの疎開問題、汚染水の浄化作業、土壌の除染問題、その他たいへん多くの問題がありますね。わたしもバリからできることをすこしでもやりたいな、と思いますが今回せっかく帰国できるのだから直接いろいろやりたいです。何をするのかって? まぁ、お楽しみにでございます。

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以下はおまけ。

先日のつづき。

スタッフのお昼ご飯を毎日おすそ分けしてもらっていますが、最近はグレードアップしていてワルンでも開けそうないきおい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Lunch1

某日のメニュー:

ゴーヤの炒め物

ころも付きテンペ揚げの甘辛ソース和え

もやしと下ろしココナッツ、赤玉ねぎのフライ、はやとうり、大豆の和え物(ウラップと呼ぶバリ風お惣菜)

その翌日メニュー:

テンペのカリカリ揚げトマトソース和えLunch2

ゆで卵のフライにトマトソース、サンバル

かぼちゃの葉、長いインゲン、下ろしココナッツ、赤玉ねぎのフライの和え物(これもウラップですね。かぼちゃの葉などは下ゆでしてありますがシャキシャキしててつくりたてはとてもおいしいです。スタッフに人気のメニューのひとつ)

その翌週:

コーンのかき揚げ風(タマゴをつかったフリッターみたいなもので結構下味がついています。こっちではブルガデルとか呼ばれています)Lunch3

チキンの細裂とサンバルマタの和え物(先日のごちそうメニューにもありました。サンバルマタは赤玉ねぎ、レモングラス、唐辛子を油と塩で合えたトッピング用サンバルの一種。チキンと和えるとマリネ風になるのは、レモングラスの酸味があるから。絶品です)

はやとうりの炒め物(塩、にんにく、とうがらしだけでシンプルなのでたくさん食べれちゃうのです)

このお料理を毎日つくってくれてるマデおばちゃんが、

きょうは夏休み中の子供のリクエストで「イカン・バカール(焼き魚)」。Ikan

ワヤンが朝クルンクンで買ってきてくれたとれたて。

そしたら、こうです。びっくり!

焼き網とか使わず直火。燻製風のしっかりした味。

なんか、槍持った酋長みたいだな。

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もひとつ、おまけです。

デンパサールのミシン糸屋さんの近くに昔からあるケーキ屋さん。Kue

店先でこういうのをスゴイ速さでどんどんつくっていく。

色が…、味が…、というのはまぁ仕方ないとして、さすがバリ。

工芸の域に達しているのです。

台にしてるのはろくろみたいな回転盤で、右手と左手の使いまわしが職人芸。でも、楽しそうな仕事だな。

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それでは皆さん、今回帰国中に作品展はありませんが、どこかで何かでお目にかかれますよう。

5月から巨大台風、6月の猛暑。7月はどんな月になりましょうか、工夫をこらして東京での生活をします。

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