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2011年6月 7日 (火)

まめしんぶん2011夏

バリ部も、ブログさぼりまくりのこの頃で大変失礼をしておりました。

皆さまお元気ですか?

バリはすっかり乾期の風。急に秋になったみたいでソックス必要。きょうはついにレギンス重ね履き。カシミアのセーターもほしい!

6月から、バリスタジオには産休からすっかりご無沙汰していた初代スタッフのKADEKがカムバック。ミシンの音がまた1台分増えて、活気いっぱいです。

さて。

先週すべての服を日本へ送りました。Photo_6

作品展がもうすぐです。

何はともあれ、まずは「まめしんぶん」をどうぞ。

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HAPPY PRINT SUMMER TIME

マニスの夏は、暑さのなかで元気に快適に過ごせる天然素材だけの服。

いろいろプリントはフロムジャイプール。

4月から継続中の天然染めの新シリーズもおすすめです。

《天然染のリネン服》

Rimg01344月のtoko manis specialから継続している天然染めシリーズ。今回はカディコットンの新型『貝殻ブラウス』と『ストリングシャツ』が加わりました。

貝殻ブラウスは、薄いカディをランダムに畳んだ大きなタックが特徴。ドルマンスリーブのようなかたちに見えますが、袖はちいさめ。キャミソールのようなインナーにふわっと重ねて着るタイプ。

大きなシルエットながら涼しく着られると思います(挑戦してみてください)。

サイズフリー。カーキとグレーの2色があります。Rimg0136

定番リネンで天然染めの新型『ストリングシャツ』は、やっこだこみたいにほぼ真四角ばかりのパーツでできています。 腰低めでひも縛りにして着るボヘミアン風。

小さめのボタンがまじめに並んでユルさと堅さが混じり合う(!)。堅い場所(?)でも気分=フリーで着ていただけたら。

サイズも、フリー。

《スモーキークロマー》 Photo

こちらは時期的には春につくったシリーズです。写真のインドパンツは、クロマーの片端に入っている20センチほどの縞をウエスト部分につかってみました。

クロマーのおもしろさは、こうした部分を服のどこに使うかによっていろいろ作れるところ。同じパターンでも毎回いろいろ。

他にも、スクエアポンチョのリピートが6月下旬に若干追加が入ります。


Photo_2

《アブストラクトなオーガンジー》

インド産の定番コットンオーガンジーでつくったバイアス仕立てのシンプルなキャミソールを、キャンバスと見立てて360度自由自在にペインティング。

バリ在住インドネシア人、YONOSANの作品です。

バリやジャカルタなどの各地で絵と立体による展覧会を開催、日本でも紹介されたことがあるそうです。

こういうお願いができるかどうか、ずいぶん前から頭の隅にあったのですが実現まではそれなりに時間がかかりました。Photo_3

アーティストの方に私からあれこれ注文したくなかったから。うるさいこと言ってせっかくのアートがしぼんじゃったら本末転倒。でもそこで全部お任せ、という方法も違う、と思う。

相談すると、YONOSANは「気に入ってもらえるようなものをちゃんとつくりたい」と言ってくれました。一緒に考えて服としておしゃれに着られるものを目指そう、ということに。四角いキャンバスのアートから抜け出しての冒険です。

裁断しただけの状態に描くか、縫ってから描くか。または片脇だけ縫っただけで描くか。絵の具の配色。位置。モティーフのタッチ、メッセージにするもの。細かくいろいろ相談しました。

YONOSANのアートの特徴は、

ほんわりした構図(あまりかっちりしていない)やクラシック音楽のような静かで凛々しいリズム感があること、そこから自然に口ずさんで出てくるようなポエジーがあることだと思います。

よく見ると、中には子どものような視点でのジョーク、という場合も。

Yono

こんな優しさとユーモアいっぱいの服を着て歩いたら、夏が楽しくなりそうですね。

全部直接絵の具で描かれたものですが、アートだからとあまり構えずに、いろいろ想像しながら着ていただけたらさいわいです。お洗濯可能。

写真はマニススタジオにて、YONOSAN、検品用のボディとのツーショット!

21点のYONOSANの作品、ぜひご覧ください!

《フロム・ジャイプール》

たくさんつくりました、ジャイプール・プリント。

Photo_8

ブロックプリントは5mほどの長さの生地に木製のスタンプで色を押していくもの。

スクリーンプリントも基本的には手作業ですが、版がもっと大きいことやランニング(反物)生地で売られているなどのこと

から素材名を分けています。

夏向けにキープしていたさわやかな配色のプリントたちです。

春の作品展で登場した『ジプシーシャツ』。いろいろプリントがさらに増えました。どれも2着(各サイズ1点)ずつ。

ご案内のはがきのようなカラフルなものから、右写真のようなすっきりした配色ながら素朴な手押しブロック。生地の質はいろいろですが薄手のものを多く入れました。

夏は50度まで上がるラジャスターンの布は、涼しさだけでなく暑さから身を守るものでもあるそうです。

Photo_5

黄緑色のブラウスは、

新型『クバヤシャツ』。 名前はクバヤですが、ギャザーがポイントのゆったりシャツです。

ジャイプールのサリー&インテリアファブリックのブランドSOMAのもの。ANOKHIに続くコンテンポラリーなインドブランドのひとつです。手仕事のブロックプリントながら、都会でひときわおしゃれという注目株。

今回の花柄もごく薄いコットンボイルでペールトーンのプリントは独特のかわいさです。生地では購入できないためサリーから裁断。

SOMAのショールやバンダナはマニスBALI SHOPでも取り扱っています!

ジャイプール、まだまだいろいろ。L

次は『ロングジプシー』と呼んでいるチュニック丈のドレス。スクリーンプリントでいろいろ。

ラジャスターンのジプシーたちが着ているチュニックをイメージして起こしたデザインです。あちらではこのかたちできらきらしたブレードや刺繍をコテコテにつけるのです。どんなだか分かりますか?

写真は当地でポピュラーな斜め柄。バティックにもこんな風な斜めの柄、ありますよね。バティックではパランと呼ばれてます。ヒンディーでは何て呼ぶのだろう?

基本的に下にハーレムパンツみたいなものを履くのがインド式ですが、そのまま1枚で涼しく着ても。

グリーンやブルーを中心にさわやかな配色で揃えました。

『スクエアドレス』。
Photo_7

昨年と同じショート丈。

今年も涼しいグリーン系とマルチな配色のものとが揃いました。

生地マーケットにざっくばらんに、しかし、目が回るくらいたくさん並んでいる中からこのドレス用に選んだものです。 ドレープ性もあるちょっとレーヨンタッチな風合いもよく合います。

どんな服と合わせて着ましょうか?

リゾートだけでなく街で。

もひとつジャイプールは、

二重仕立てのパンツです。Pt

薄手中心のブロックプリントはボトムだと透けるため、バリシャンブレーと重ねてウエストを調節できるスリムなパンツに。裾をまくって七分丈で履くのもおすすめです。

ちょっとアフリカっぽいギザギザ柄など。シャンブレーも薄手のものをつかっているのでソフトで履きやすい仕立て上がり。おすすめです。

5柄、各3点です!

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さて、このあとまだもう少しご紹介したい服たちがあるのですが、

あんまりにも長いので明日アップします~。

ロングなブログにお付き合いいただき、ありがとうございました!

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