ウルワツでのお祈り
私も、その他大勢として陰ながら参加させていただきました。
長い挨拶などは一切なく、マントラを唱えてスンバヤン(お祈りとお清め)をして、それだけでした。
真実はシンプルというけれど、何かそれに近いような、つつましくて美しい時間でした。
こんな風にマンクさんたちが祈ろうと集まったのは、アチェの津波と今回だけのことだそうです。
私たちをUBUDから連れて行ってくださった光森史孝さんのメルマガをご本人から許可をいただいて貼り付けさせていただきました。
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外国の災害の鎮魂のために祈る、バリ島で初めてのバリ・ヒンズーの儀式が昨夕、行われました。
場所は、バリ島最南端、海に向かって建つ、島内でも霊気が強いウルワツ寺院。東日本大震災に大きな衝撃を受けたバリの人たちが、日ごろから絆の強い日本の人たちのために、祈りを捧げようと行った儀式です。
発案したのは文化交流などで日本と行き来のある、マニクマス財団とマンク・パス
ティカ・バリ州知事。財団はマス村に住むスディアナさんと浩美さんの夫婦を中心に運営されている交流や文化、教育振興などに取り組んでいます。マンク知事はバリのテロ事件以降、治安維持、観光経済の回復に尽力した人です。その際、日本の人たちの多くの協力を得たことなどから、今回の儀式開催を先頭に立って進められたそうす。
インドネシア国内のスマトラ島アチェの大災害の際、同じように島をあげて鎮魂の祈りを捧げたことはあるが、外国の災害では、全く初めての開催となりました。
午後5時から始まった祈りの儀式には、マンク知事はじめ、ギャナール県、バドゥン県、デンパサール県などの知事、宗教省など官庁の幹部、そして、バリ・ヒンズーの最高位の僧侶プダンダ60人、一般の僧侶100人、近在の村の人たちも加えて、総勢500人の人たちが寺院の内外の庭に集まりました。
バリ島在住の日本の人たちは、城田実・在デンパサール総領事館の総領事、イスカンダル万亀子・バリ日本人会会長はじめ、私たちウブドの仲間10人余りとヌサドアやサヌール在住の人たち合わせて20人ほどの参加でした。

祈りの儀式には、バリ滞在中で、財団と交流のある真言宗高野山の住職も袈裟衣で参列、最奥の内庭に設けられた祭壇で、2人のプダンダと並んで祈りを捧げる姿が見られました。祈りの後、マンク知事が「亡くなられた方たちの魂が安らかに、そして被災された方たちが一日も早く元気に、日本全体が、めげずに元気を回復され、ますますインドネシア、とりわけバリと絆を強くされるよう祈ります」と挨拶され、大きな拍手を受けました。
私たちも、この祈りの儀式で、感謝、大きな感動と「気」をもらって帰ってきました。日本でも、多くの方が、同じ時刻に祈りを共有して下さったと思います。被災地の皆さんの「自立」に何が共有できるのか、一緒に考え、行動したいと思っています。
この祈りの儀式、バリでは、4月5日、デンパサールで、改めて、「LOVE and FRIENDSHIP for JAPAN」という祭事と式典、催しが、バリ州観光協会(BTB)主催で、レノンのバジュラサンディで予定されています。
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今月はまた日本へ行きますよ!
そろそろtoko manisの服もできあがりつつあります。
次回お伝えしますね!
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