お買いもの
お知らせです。
昨日よりサイト内「お買いもの」にて新作をご紹介しています。
皆さま、ぜひご覧下さい!
3連休が終わってマニスも少しずつ平常に戻ります。
私は18日(金)に予定よりも少し早くバリへ戻りました。
出発の成田は空席待ちで泊り込む人々がたくさんいて、ひとりサクサクとチェックインするのが申し訳なかったです。
そして昨日から、気持ちを入れ替えて早速仕事に戻りました。
SQの機内でテンプル・ガーデンという映画を観ました。自閉症でありながら自分の中に生まれてくる発想が人のためになると確信して、どんなに中傷を受けても負けずに実現したテンプルのまっすぐさがすごかった。状況が相当困難でも、自分はコレダ!と確信したら。私も今回の事態に自分はどうしたらよいか、まるで混乱していたけれど、とにかくひらめきに従ってまっすぐ行きますよー。
10日ぶりに救出された16歳の子と80歳のおばあさんの報道も、どれだけたくさんの人の励みになったことでしょう。
さて、きょうはそのほかにもいろいろ励まされることがありました。
朝4時。
窓をがりがりする音で目が覚めて、あー、犬だ、と、窓をあけると、妊娠中のパクが飛び込んできた。パクちゃんが一目散で私たちのベッドの下へもぐりこむと間もなく、小さな産声が次々聞こえてきた。
え?何でこんなところで?って思ったけれど、自分の寝ている真下で4匹の子犬が産まれたのでした。
パクちゃんの出産はこれで4回目。これまで、出産前は人目につかない庭の隅に自分で穴を掘ったりするので「あー、そろそろ生まれるのだな」と判ったのだけど。それで他の犬が寄り付かないように囲いをつくってあげたりしていたんだけど。今回は私のところへ来てくれたのだなー。素敵な朝をありがとう、パク。
写真はその後、思い切り寝散らかしている子供。壁側の黒ぽちが頭。でも、生まれたときに思わずゆすり起こし「パクちゃんの赤ちゃん生まれたよ!」と教えると、むくっと起きあがって泣き声を聞き、「あー、よかったー」って一言、そのまままた爆睡という光景もなかなかおかしかったなぁ!
仕事を3時までで切り上げ、夕方は食料品の買出しでデンパサールへ。お米もタマゴも買える。あれほど探した電池もある。じわーっと小さな幸せ。これからも電気をなるべく使わないで、食べ物を大切にして暮らそう。
スタッフの中でもっともがんばってくれている子のひとり、DEDUTの結婚式。
いろんなことによく気がつくし、しっかりしているからいつも頼ってしまっているDEDUTがその準備のために休暇を取る、そのことで、どれだけ周囲が滞ることか。困ることは多いけれど、大丈夫です。やはりコミュニティの力です。皆でがんばって手伝ってくれています。お昼には、DEDUTの家からバリ式のお祝いの料理が届きましたよ。お皿も包みも葉っぱよ。ごはんだけ紙。全部が豚肉料理。
お祝いに行くと、知り合いのバリ人たちがみんなで「日本はもうアマンか?」と聞いてきた。アマンって、アマンダリとかのアマンと同じで平和とか安心って意味だと思うけど、大丈夫か? じゃなくて、アマンか? という質問に、ええと、はい、アマンです、とつい答えちゃう。
ある意味全然逆かもしれないけど、とっさに、つい。
ほかにも電話やSMSで日本の様子を心配してくれているバリ人がいます。
その中で一番のブラボーは、「きょう救出された人もいるんだね!」
明日も忙しくせっせと働こう。
今日もお元気でお過ごしでしたか?
私はきょう生地屋さんをお尋ねしたり、次のクロマニスの計画を相談したり。
北風がぴゅーぴゅー吹いているなぁ、と、思いつつ、1日行動が出来たことが幸せでした。
都バスは空いているけれどちゃんと運行してくださっているし、街に人が少なくなっている今もお店を営業してくださっている。本当にありがたいです。
きょうはカウブックスでクロマニヨンの中村夏実さんとお目にかかりました。
カンボジアから新しいクロマーを昨日バリへ発送いただいたそうで、楽しみです。
きょうのツイッター情報によりますと、マニスでも使っているヘンプは有害物質の防御に役立つような情報がありますよ。信憑性はたしかに分かりませんが、ヘンプの服をお持ちの方、是非この機会にご着用ください!
福島の皆さんが、少しでも他県へ避難できるといいなぁ、と祈りつつ、川内たみさんから以下ご案内がありましたので加えさせていただきます。
発信者の方からとたみさんからのそれぞれの抜粋です。文の一番最後のサイトが賛同を呼びかけている方のものです。ご確認ください。
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件名: 静岡の浜岡原発を止めるよう求める要望書 賛同の募集中
地震から5日がたちました。
毎日どんどん状況が変わって、被災地はもちろん、関東地域では一時も気を許せないような緊張感が続いていますね。
皆さまお元気でお過ごしでしょうか?
マニスをいつも応援して下さっている東北地方の皆さま。
ご親戚やお友達で被害に逢われた方もいらっしゃった方もいらっしゃることでしょう。
被災地におかれましては、マニス常設のお取引先もあり、ほんとうに心配しつつ、ご無事を案じております。
今回の地震は最初の東北沖プレート型地震のあとも、長野や、今は静岡震源地の余震がおきています。
被災地の被害が続々と報道されている中、緊急速報的に原発の放射能が拡散する可能性も報じられています。
原発の危機を抱えながら、計画停電のオペレーションを天気や気温その他たくさんの要素を考慮しながら決定し実行しなければならない東電の皆さま。私たちの安全を命がけで守ってくださって本当に本当に感謝です。
そして我々関東の住民は、余震の心配をしながら放射能汚染の心配が。
今回起きていることが全体的に常にひとつのことで済まされない複雑さを持っているのが大きな特徴だし注意点だと感じています。これは是非皆さまにおかれましてもご注意いただきたいと思うポイントのひとつです。
でも、きょうの午前中の福島第一原発4号機の火災のあと原発の避難区域の拡大が報道されてかなり切迫した感じが高まっていたあと、その後大きな報道がないことから、5日ぶりにちょっと一息ついています。
放射能は確実に拡散していますし、余震がいつまたおきるかも分かりません。これだけのことが今起きていますのでまだまだ油断できません。
こんな危機感がつのる中で驚くことは、日本の人たちが何て落ち着いていることかです。バリで暮らしているわたしにとっては、この様子が何て美しくのびやかで希望的であることか。
状況がこれほど切迫しているのに、都心は信じられないほど平素を保っています。
放射能の危険度がどの程度のものなのかはっきりしない時間帯も、運送屋さんはきょうもちゃんと来てくれましたし、コンビニやスーパーは棚は空っぽでも営業してくれています。その他わたしには見えないたくさんの方々が、出来るだけの業務を続けてくださっていること、本当に頭が下がります。本当に、日ごろは見えない大切なものが今こうして身近に感じられることが何よりの励みになります。
今、わたしたちマニスが直接的に社会にお役に立てるとこはほとんどありませんが、今後も小さい脳みそを一生懸命働かせて何が出来るかを一刻一刻考えています。
こうした中、いろいろな事を考慮してマニスの東京事務所は本日より一旦お休みをいただいております。通常の業務は多少止まっておりますが、お電話でのお問合せがあれば極力お答えしております。
取り急ぎではありますが、皆さまにおかれましても、今はどうぞ安全にお過ごしくださいますよう。
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4月。
マニスは4月22日(金)23日(土)の2日間、toko manis specialを予定しています。
先日ちょこっとお知らせいたしましたうように、初の「アンティーク&手仕事特集」を予定しています。
京都の古布ギャラリー啓さん、福岡と東京の西荻窪でショップをされているアンタイディーさん、それから谷由起子さんにご参加いただけるよう計画をすすめています。
啓さんやアンタイディーさんのお持ちのアンティーク布をつかったマニス服も続々登場。ほか、12月に視察で訪れた京都の天然染めの染物屋さんによる製品染め(服を縫い上げたあとに染める方法です)の服がお目見えする予定です。
まだまだ不安が続きますが、マニスもがんばりたいと思います。
皆さま、今後もどうぞお気をつけて。
またブログでお知らせをいたします。
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以下、ご報告。
私自身は色々考えた上、少し早めの今週金曜にバリへ戻ることにしました。本当はもっといろいろ見たいし、会いたいし、買いたい。でも、今回は自分の立場を考えると早々に戻ることに決めました。
次の準備、少しでも集中して取り組みたいと気持ちが急いてしまっている故。ここから早く発つことは気持ち的にはとっても厳しい。でも、そういうことに決めました。
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取り急ぎ、明日また! です。
この度は作品展開催の状況が刻々と変わり、
いらっしゃるご予定をいただいていた皆様には
本当にご迷惑をおかけして申し訳ありません。
明日、3月14日(月)に作品展を同会場で追加開催することにしておりましたが、
きょうの報道を見ていて明日の開催はキャンセルすることにいたしました。
このたびは何度も変更があり、皆さまには大変ご迷惑をおかけいたしました。
今回の作品を見ていただけなかった方の為の工夫を今いろいろ考え中ですが、
これもまだ大きな余震が回避されたり、
原発の危険性が回復しないと決定できません。
状況が好転するようでしたら、
事務所内で同じ服を見ていただける日を設けるなどのことをしたいと思っていますので、
今後もどうぞこちらのブログでご確認下さい。
また、
次回のマニスは4月21日、22日に開催のtoko manisです。
内容は追ってお知らせいたしますが、
今度のテーマは「アンティーク」。
フロムマニスは古い布をちょこっとだけ取り入れた新シリーズ、
ほか、ゲストの作家さん&ショップがいろいろ登場しますよ。
皆さま、どうぞお楽しみに!
昨日、作品展オープンの時刻から約1時間後の地震でした。
初日のオープン時間に来てくださった皆さまには本当に感謝しております。……と、ともに、地震の恐ろしさの中で、皆さまとご一緒に過ごせたことがとても心強かったです。
無事にお帰りになられたことをコメントにも入れてくださって、ほっとしています。ありがとうございました! 今回のことを通して、マニスのお客さまの暖かさや協調性、その他いろいろな素晴らしいお心遣いに、ありがたい気持ちでいっぱいのわたしです。
昨日は途中までで帰宅できなかったお客さまも中にいらっしゃいました。
また、地震の少し前に出られてしまった方もいらっしゃったので今もとても心配です。
歩いてお帰りになった皆さま。1時半までかかった方もいらっしゃいました。
タクシーに乗られた方も、途中の渋滞で12時半までかかられたそうです。
本当に、こんな事態になってしまったこと、深く深くお詫びいたします。
どなた様も、引き続きどうぞお気をつけてお過ごし下さい。
でも、マニスを通して皆さまとこうしてつながっていられることに、一番感謝しております。
今日は朝、会場管理会社より「きょうは開けられない」というお電話がありましたが、何とかお願いをして12時よりオープンいたしました。
このような状況の中、足を運んでくださったお客さまには本当に感謝です。
しかし、会場内の電話の調子が悪く、お問い合わせをいただいた方々には大変ご迷惑をおかけいたしました。また福島第一原発の爆発の報道により、6時少し前に急遽クローズすることにしました。それ以降に来て下さったお客様には大変申し訳ございませんでした。
なお、先ほど日本部ブログでお知らせいたしました通り、今のところ14日(月)にも引き続き作品展を開催する予定ですが、状況によりまた変更することが考えられます。
変更がある場合はまたこの「まめ日記」または日本部ブログにてお知らせいたします。
それから、有用と思われるツイッター上での情報を時々リツイートしています。ご参考になれば。ateliermanisでのツイートしてみてください。
今日の地震により、マニス作品展へいらっしゃったお客様には大変ご迷惑をおかけいたしました。
会場が木造で比較的古い建物であったため、ご試着中の方にも安全のために隣の公園へ非難いただくなどしつつ様子をみておりましたが、電車が全部止まっているという報道から会場にしばらくのあいだ待機していただいておりました。しかし、午後4時過ぎに会場管理者の方から「道路が混んでくると帰宅できなくなる可能性もあるし木造の建物なので安全面のためにも閉鎖したい」とのことで、お客様にはその後お帰りいただくことになりました。
遠方の方、交通機関が使えなかったため徒歩で移動された方もいらっしゃいました。
皆様が無事に帰宅されたかどうか、確認できないまま案じております。
また、マニス展へ向かわれている途中で地震に遭われた方もいらっしゃったのではないかと心配しております。電車の中で閉じ込められてしまった方がいなかったかどうか、途中で怪我をされた方はいなかったかどうか、いろいろ、いろいろ案じております。
皆様どうかきっとご無事でありますように。
まだ余震が続いていますが、今のところ明日は予定通り開催することにしております。
また何か変更がある場合はこのブログでお知らせいたします。
私自身は今この日本に自分がいてよかった、と思って。一緒にこの時を皆様と過ごせてよかった、と思います。そして日本中でまだ報道されていないたくさんの被害者の方に、お祈りしています。
昨年12月から4ヶ月ぶりの作品展がもうすぐです。
今回は制作期間が3ヶ月取れ、新しいパターンの服がいっぱい。DMでお送りしているサンドカラーや褐色のノマドな雰囲気の服たちのほか、カラフルで楽しいブロックプリントの服たち、ワーク風のリネンシリーズなどラインナップが豊富です。
きょうは作品展でお目見えする服を少しご紹介します。
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《カラフルなジャイプールプリント》
12月作品展の時に一部使い始めていたジャイプールプリント。今回はブロックプリントとスクリーンプリントを少しずつ取り混ぜて楽しく。
今ジャイプールはとてもおもしろいことになっていると思います。
インド中のトレンドがプリントに注目しているような印象もあって、新しい配色や柄づくりが勢いつけて盛り上がっているんです。かつてサリーやパンジャビの布選びに情熱的だったインドの女性たちが、最近はクルタにジーンズを履いたりしているせいか、5年か7年くらい前と比べたら、売っている布がどんどん変化しています。今回はそんなわけで、プリント好きの方にはオススメがたくさんです!
ブロックプリントのコハゼシャツ
昨年初夏より作り始めた、足袋の留め具「こはぜ」をフロントの留めにしたシンプルなトップ。薄手のブロックプリントを2枚重ねてブラウス感覚でジャケット風にはおれるタイプをたくさんつくりました。
サンガネールというブロックプリントの集散地でみつけたもの、ジャイプールのマーケットで買ったもの、デリーの専門店のもの。いろいろなタイプを組み合わせています。生地によって若干厚さや風合いが違うので、しっかり上がっているもの、ブラウス的にやわらかいもの、ナドナドいろいろあります。
伝統的ともいえそうな花柄、唐草模様や波柄でピンクが効いているものを選んで。このシャツは今回の新型。チャイナ風というより少数民族風の両サイドボタンづかい。一番上のボタンを左右外してかぶるように着るとカンタンです。
柄だらけだからボタンがどこにあるか、ちょっと探しちゃうかもしれませんね。ボタンはパイピングと合わせたくるみボタンです。カーネーションみたいな柄のがかわいくできています。ほかアザミのような花柄とざくろ柄。ざくろはスカートもあります。
ピンク系はコハゼもありますよ。こちらは、ちょっとアラベスクな感じの柄です。
ムガール帝国の建築物に出てくるような、ある種のルネッサンス的な完成されたアラビック柄。でも、プリント地にともなればそれなりにゆるさもあって。これはこれで素敵だなー、と思います。唐草模様の布団袋とどっちが先だったのかな、と思いつつ、今でもこんな柄がこんな色合いで売られているのがうれしいですね。
《ラジャスターンのジプシー風シリーズ》
バグルーで購入した褐色のシンプルなブロックプリントを中心に構成したシリーズ。
レンコンの断面のような柄、かざぐるまのような花柄、ストライプ、市松格子。選んだときにはちょっと地味すぎるかなー、と迷いながら。でも、服になればさすがの“ぬのぢから”。
カットソーやジャカードなどいろいろなタイプの布を取り混ぜています。
寄りの強い糸を混ぜることで少しリップル風の凹凸感があるリネン100%。試作だけの生地なのでよく似た茶と紺の2配色。地厚でヨレヨレの仕上がりが今の気分かも?
フリーシーズン活用できると思います。
かざぐるまのような花のプリント
ワンピース風にもコートのようにも着られるローブドレスと呼んでいるかたち。濃色ながらコントラストがはっきりしているプリントでつくるとそれなりに個性的です。レンコン柄をパイピングに使っています。
新型のパンツにこの柄がぴったり合いました。ツイストパンツと呼んでいるこのバルーン型のパンツは、サイドに接ぎがなく右パンツと左パンツで構成されています。中央に大きなタックを取ることで動きやすくサイズ調節もできるようになっています。
薄い生地なので重ね着にも。
このほか、レンコン柄のコハゼシャツやドレスもおもしろく仕上がっています!
ワーカーズリネンとマニス内で呼んでいる高密度でハリが強くちょっと着込んで洗ったような仕上がりのダークカラーのリネン布。素直なリネンながら砕けすぎずヘビーユースに耐えそうな安定感があるおすすめのシリーズです。ポケットやパイピングにバリの手織りチェックを使って。
ワーカーズリネンのスリムジャケット
今回の一押し、新型のジャケットです。
ドルマンスリーブにシャツ風に小さめのボタンをフロントに。袖はゆったりしているけれどボトムは回顧調。バックベンツを入れたタイトシルエットです。
※写真は別生地のものですがイメージは大体同じです。
オポジットパンツ
これまでの中でいちばん細身につくった新型パンツです。フロントのウエスト部分の見返しを表に出して、一見裏表逆に見えるような見えないような。
後ろウエストのタブとボタンの留め位置でウエストサイズの調節可能です。
ワーク風の生地とこのパンツのデザインはなかなかいい相性。ぜひお試しください。
プリーツスカート
05年につくったスカートのパターンを、ミドル丈でリバイバル。
四角い布を2枚、タックを縫いこむだけでできている大好きなスカート。実際にはプリーツ加工を入れていませんが、プリーツ風のディテールが楽しめます。
取り外し可能な雨よけヨークがポイントの、ビッグシルエットのパーカ。
後ろは4枚の布の角度により、ちょっと立体的なつくりです。
《ヘンプリネン》
コットンのようなやわらかさが特徴のヘンプとリネンのツイルを入荷。とてもおしゃれな布なのでいろいろ思案中。今回は2マークのみ取り急ぎ。
コートとして、ビッグシルエットのシャツとして、直線的ながら回顧調でもあるトップ。これまでヘンプ100%のものやチベッタンウールなど個性的な布を中心につくりましたが、今回もまた個性たっぷり。リネンのしわ感、ヘンプのソフト感が混ざり合った面白い表情のしっかりした生地です。
このほかインドパンツをつくっています。トーションレースをあしらってアンテークな雰囲気の仕上がりです。
《ピュアヘンプ》
昨年生成だけで使ったヘンプ100%のしっかりした平織り。濃い紺色に染めたものが加わりました。(写真のワンピースは生成です。)
かなりシンプルな3つの四角を組み合わせただけのかぶって着るワンピですが、コートのようにアウターに。またはオーバースカートのように着てみてください。中央のピンタックは別色の糸で縫ってアクセントにしています。
ピュアヘンプのやさしい着心地は、有害な電磁波を防ぐ役割があるともいわれています。
このほかスリムジャケット、パンツなどつくりました。
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今回はどちらかというと手仕事は少なめ。布の性質を生かしたシンプルな服がメインです。
わたくしは明日バリから出発です。モンキーギャラリーでお目にかかりましょう!
バレンタインデーの日。梶田智美さん、バリへ到着。
マニス作品展50回の時にお取り寄せでご協力いただいた名古屋の「コーヒーカジタ」のパティシエ、智美さんが、「バリのマニスさんのお店とスタジオを是非みたいです!」って、来て下さいました。もう、ドキドキしながらお待ちしてました。
すっごい渋滞にはまりつつお迎え。空港へぎりぎり間に合う(このところバリでは渋滞が深刻で地下道や高架道の計画が浮上。路線バスも近くお目見えするらしい)。
何しろお忙しい。バリも2日間だけの予定。UBUDへ移動する車の中からさっそく濃~いお話いろいろ。
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翌朝は、しょっぱなからホテルの朝食をやめてサリ・オーガニックへ。出てきたブレンダージュースを早速カメラでパチパチする智美さん。右は今回のツアーに全面的に参加&協力してくれたさとちゃんです。
パンダンリーフというハーブで着色した鮮やかな緑色のパンケーキにびっくりしたり、バヤムというバリのほうれん草がついた朝食セットも試しました。サリ・オーガニックはやっぱり朝が最高です。
さて。早速行動開始。
午前中はバリアンのところへ。
空港で買って機内で読んできたガイドブックから智美さんがピックアップしたのは、バリアン、パフォーマンス、バビグリン、それとウルワツ。スパも。な~るほど~。2日間でどれだけ回れるかな? 考えみたら、空港からビーチもショッピングセンターも素通りして直接UBUDへ来ていただいています。
バリアンは、ワランワヤンのゆりちゃんに紹介してもらったペンペンおじさんことマデさんのところへ行きました。
智美さんの相談に、ペンペンおじさんは智美さんをペンペンしながら「ペプソデント(歯磨き粉!)」とボレというバリ式パック(マッチの火薬部分入りの刺激的なやつ!)を処方。初っ端からいいのかなぁ、こんなで? しかし智美さんは素直にオープンマインドにボレを早速お試しに!
お昼ごはん。イブオカのバビグリン。
わたしはちょっと体調的にバビは無理で、ひとりで別のワルンで食べることにさせてもらったので写真なしですが、イブオカは最近自宅の一部をイートイン用に改装したそうできれいで、大層寛げるようになっているもようです(さとちゃんの報告による)。
「おいしかったー」、とふたりして声を揃えていました。
結構濃いです、智美さん。これでまだ半日なのです。
後。
名古屋とバリのこだわりコーヒー屋さんとご一緒させていただく、午後のコーヒーです。引きこもり系の私にはちょっとしたイベント! アンカサのオーナー、コテツさんに、早速気になっていた「コピルワク」について質問する。コピルワク、智美さんもさすがご存知で。
20年くらい前ブルータスに出ていたまぼろしのコーヒー「コピルワク」は、養殖がすすんでいるのか最近市場に現れるようになってきた。もともとはインドネシア各地の森に生息するルワク(イタチ)が自生するコーヒーの実(おいしい実だけを選んで)食べてその“う○ち”として出てきたものが、それ。
「殻を剥いた状態のものだと混ざり物があるかもしれないので、生豆の状態で頼んだら、こーゆーのが来たんですよー」、と、見せてくれました。ほ~っ!!! このテンペの筒型みたいなもの、これがそのコーヒー豆です。う○ちのかたち、そのまんま!
こりゃ、殻を剥く手間も“う○ち”と分かってそうすることも含め、かなり……、です。ちなみに翌日コテツさんに教えられてスマトラ産の焙煎したものをWhite Boxへ見に行くと、100gが35万ルピア(約3200円)! 今やスーパーでも目にするコピルワク、本物はこんなにも高価。なのに、試飲させていただいちゃったりして。コテツさん、大変ありがとうございました!
その後、マニスのお店で試着大会。あいにく品薄ながら、智美さんには似合うものがいっぱいで。
その後はお菓子です。
話が朝の時点に戻りますが、さとちゃん情報によれば「コマネカのかおるさんのお住まいの大家さんがつくっているジャジャン(バリのお菓子)がすごくおいしい」とのことで、それがパサールに売られているというのでサリ・オーガニックの後、駆けつけました。でも、smsでかおるさんに聞いたところ「きょうはもう8時ごろには売り切れた」そう。
まぁ、残念!
智美さんはオオモノだ、という私とさとちゃんの意見にふさわしく、パサールにてぎゅう詰めの食品から香辛料やフルーツ、グラメラ(やし砂糖)などを熱心に物色中。さすが専門家だなぁ。
そうこうするうちに、かおるさんから「お菓子の注文がたくさん入っているらしく、きょうは午後から家族総出でお菓子作りをするらしいから見学に来ませんか?」、とお誘いが。そういう訳で、午後のコーヒーの後はお菓子なのです。
お伺いすると、本当に伝統的なバリの台所を中心にお菓子づくりがはじまっていました。
上の写真の左下にあるフライパンの中は、ココナッツを下ろしたものとグラメラを火に通したもの。これをジャックフルーツと和えて、3番目の写真のロンタルという葉っぱを巻き巻きして編んだものに、もち米とともに詰めて蒸すのです。
こちらのお菓子がおいしいと人気なのは、サッカリンなどの加工物を加えず、手間がかかっても伝統の手法であることのよう。私たちも、その作り方をちょこっとだけ教わることができてハッピーでした!
ちなみにこの日、お仕事の後のかおるさんはお子さんたちを見ながら、私たちにいろいろ説明してくれながら、バリ日本語弁論大会に出場する学生のリハーサル中! かおるさんはバリ人の子供たちにバリ舞踊を指導するほか、コマネカのスタッフや近くの高校生たちに日本語を教えていらっしゃるんです。スタジオ引きこもり系のわたし。敬服します。
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翌日。
ホテルをチェックアウトしてスパに寄られてから、智美さん、マニスのスタジオへ見学にいらっしゃる。
お昼は手前味噌。メニューは何だったかな。
その後はゲストルームでゆりなすのテラピー。
夕方ウルワツへ、と予定していたのだけど雨が来て、出発ぎりぎりまでUBUDでゆっくり。
名古屋へお戻りの後、きっとお疲れが出ているんじゃないかと思うけれど、2日間とは思えないほどよく動いて、よく休んで行かれたと思います。予断ながら、1日目の夜はパフォーマンス見てバタンワルで11時閉店までお食事だったと聞きましたし(私は子供の翌日学校のために失礼しちゃったんですけれど)、出発前はベベッ・ブンギル行きましたし!
バリのある種の断面というか、ある共通の認識でのバリをこんなに短時間で体験されたのはやはり智美さんの力だ、と思い、ご一緒できてすっごく面白かったです。
智美さん、また名古屋へコーヒーとお菓子をいただきにうかがいまーす!
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明日かあさっては、まめしんぶん。予定。
先ほど1回書いたこのブログが保存で飛んじゃって(うわ!)、今全部書き直して、そしたらもう、ニュピ。まだ花火の音だけしてます。
実は、きょう今少し雨が降っているんですが、バリ中(きっと)の集落の角々でオゴオゴが担がれはじめています。花火がバンバン鳴っております。今からオゴオゴたちは暴れまわって、そうして深夜12時までには火をくべられるんでしょう。
あー、またバリの1年が過ぎたのだな。
しかし。わたしは今こんな時間にブログに書く時間ができる。なぜかな。あ、スタッフもきょうは早く帰ったし、子供は実家へ行っているからだ。わたしは今回は帰国も近いし(きょうになってやっとパスポートが戻ってきたので)、明日もこもるからいっぱい書けそうだー。
2月は、コーヒーカジタさんがバリへ遊びに来てくださいました。
「行こうと思ってます!」とメールをいただいていたけど、本当にいらっしゃるとは。だって、ご夫婦ふたりだけでお店での喫茶と販売、地方配送、ときどきマニスみたいな特別注文もあるし(!)、出張喫茶も毎月のようにされている。想像するだけで目が回っちゃうわたし。
でも、ともみさんは相当行動派。名古屋からガルーダで2泊3日のバリを実行です。
……と、書いたところで、子供が帰ってきちゃった。「オゴオゴいっぱいいるよー」って。でも晩ご飯もまだみたいだし、また出かけるみたいだし、一旦ここまで。