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2010年12月 5日 (日)

まめしんぶん10冬 その2

昨日はガラガラでしたが、きょうはプレーンな服たちをご紹介します。

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ヤクウールPhoto_6

今年のヤクウールは、少しかすり調でふしのある、MIXタイプ。ヒマーチャル州の織屋さんに注文してもらって織ってもらいました。大人っぽい上品な光沢があり、とてもきれいな仕上がりです。

ちょうど織ってもらっている期間に洪水被害があったそうで、到着が遅れましたが何とか間に合いました。ヒマーチャルのヤクウールは、去年はインドの生地屋さんで直接買いましたが、ヘリンボーン織でトラッド向けの上品な仕上がりのものが多いかもしれません。

ヤクというと、いまやカシミアやパシュミナと並んでカラフルなショールがたくさん出回っていますが、本場のものはかなり高級素材で、実際に独特の風合いと存在感があります。

今回はこのロングチュニックがおすすめ。さくっと素直に縫い上がっています。1枚仕立てですが袖が細めなので上からもう1枚羽織れると思います。ほか、プレーンなパンツが2タイプあります。

ムガシルク Photo_7

長く眠らせていた染め地用の生成のムガシルクを引っ張り出して。とてもやわらかくしなやかな高級感ある布です。マルベリーシルクとよく似ていますが、触り心地が繊細で何とも贅沢。

たくさんの包みボタンとトーションレースをつかってフロントをびっしり埋めました。

パンツもつくっています。

アンティークブレードを使ってPhoto_8

デリーに古いサリーのふちどりブレード(ザリと呼ばれています)を切り取って売っているアンティーク屋さんがあり、そこで購入。サリーの生地の方は穴あきで消耗してしまっているけれど昔の高級サリーのブレードは手刺しゅうです! ピンクの甘さが微妙なかわいさ。掘り出し物(かな?)。

プリミシマ(ブロードのようなインドネシアの白生地)のパンツの裾にポイントとしてつけました。

上のシルクブラウスと同じかたちでプレーンなTOPもつくっています。

冬のクロマー服

前回から継続してつくっているグレイッシュな配色のクロマーです。こげ茶やチャコールの糸が微妙に入っていて奥深い色合いです。カンボジアのクロマーも、季節に沿っていろいろな着方ができるようになると楽しいですね。Photo_9

夏から同じアイディアで大小別々のピッチで織った同配色のクロマーを前後左右交互に使って。

今回は生成色のバリシャンブレーと二重につかったハーフ丈パンツを。

人気のコハゼジャケットのリピートも揃っています(おすすめです!)。

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今回の作品展は50回目のお祝いです。

しかし、前にもお知らせしましたが会場に若干の制限があり、お祝い展ながらとくにパーティーのような時間を設けていません。3日間の開催期間中ご都合のよい時間にお越し下さい。(あ、でも、1点しかない服もあるので是非お早めに、です。)

そして皆さまには、ちょっとステキなお祝いの品をご用意しています。内容をお知らせしたいところですが、思わず本当に(!!!)ステキなものが揃って、これはやはり当日のお楽しみとさせていただきます。……ちょっとだけお話しますと、マニスのお友達の今をときめくパティシエ3人の方に“スペシャル”をお願いしましたら、うわーっ、素晴らしいものが届きました!

ええと、これも数に限りがありまして、そういう訳でやはり、お早めに……。終了の際はご容赦いただけますよう……。

それから、会場の明日館は一般見学者は入館料がかかりますので、敷地入り口で「マニスの作品展」をご覧になる旨をお伝え下さい。ご案内状をお持ちいただかなくても一声掛けていただければ大丈夫とのことです。敷地内には明日館と講堂のふたつの建物がありますが、敷地に入って正面の建物が明日館です。入ってすぐ右のRm1925という部屋です。

それでは、皆さまのお越しをお待ちしております!

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