マングローブ・クリーンアップ
ちょっと前になりますが、10月最後の日曜日にサヌール南側にあるマングローブ林地帯で、長年堆積してしまった浮遊ごみをクリーンアップするちょっと大掛かりな活動がありました。
主催者はサヌールに拠点のあるインドネシア人のエコ団体で、私たち日本人のクリーンアップバリ(バリごみ問題ボランティア)にもお声がかかってジョイントすることに。
インドから帰ったその週にミーティングがあり、あっという間にどんどん企画の規模が膨らんでしまった。とほほ、そういう席で積極的な意見(=余計なこと)を言った私がいけませんでした。
私たちはそれで、クリーンアップ活動とは別に小学中学年以下の子供たちを対象にした「エコプログラム」を組むことに。なかった話が現実化してきて、巻き込まれてしまった周囲の皆さん、ごめんなさい。
時間のない中で主催者と現場を確認したり、プログラムの一部に他のエコ団体に来てもらってエコ授業をしてもらうなど、初めての試みがいっぱい。バリで仕事以外のことなどほとんどしたことがなかった私としては、インドぼけ解消&いい勉強になりました。
こうしたエコ活動は、実際には個人の思いで自発的に来る人はきっとほとんどいなくて、職場から行けと命じられたり、学校から参加要請があったりというパターンが多いと思う。でも、どういうことであれ、参加すれば「いいことした」気分になりますでしょ。それが大事かな、と思います。
「いいことしたさ」でエコならやらないほうがいいと思っている人もいるけど、動機がどうであれ結果的に大事なのはやっぱり地球をきれいにしていくことですからね。……と、私は思う。
子供たちの「エコプログラム」は、最初は参加希望者が少なくて心配しましたが当日は26人集まりました。何しろ初めての企画だし、日曜の朝からだし、いろいろ難しかったんだと思います。
エコ授業は、GUSというバリでは著名なスポンサー(KUDETAとか)がバックアップしている大きなエコ団体にお願いして、クイズ方式のレクチャー。子供たちはごみ問題の絵本とステッカーをおみやげにもらうことが出来ました。
や。この絵本、バリを舞台にけっこうリアルな挿絵です。
おばちゃんが川に何でも捨てて、海のお魚がびっくりしながらプラスチックを見上げていたり。子供の頃からこういうの覚えてくれるといいなー。だって、本当に、大人には何をどう言ったって、昔からの捨て方(川へ、谷へ)は変わらない……。
その後主催者からの依頼で皆で絵を描き、「エコカルタ」大会、最後はマングローブエリアの外側の空き地にココナッツやランブータンなどの植えました。
植樹が、どうも皆にとってはいちばん良かったみたい。そうですよね、紙とかゲームより、やっぱり生きた木を自分で穴掘って植えるのがいちばん記憶に残りますよねー。
そういうわけで、10月。
今月は、ツイッターをやりはじめました。
これが、また。知らない川で途中から泳ぎ始めたみたいな感覚でまだぜんぜん練習中! ツイッターやってる方、フォローしてみてください。ateliermanisで出てきます。
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