インドふたたび 1
きょうはさらに長いんです。
トイレットペーパーみたいにスクロールして、時間の許す限りご覧いただければ幸いです!
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シンガポールの空港は屋内に林があってびっくりしたけれど、デリーの空港はもっとびっくりでした。確かに、数年前と比べたら「一国の首都の空港としてこれでは発展に取り残される」と危惧したのか、途中からかなりの勢いで改装&拡張を続けていました。でもでも。今度はすごいよ。ここはほんとにデリー???
写真は、すみません。帰りのものですが、参考までに。
これでもう、断然成田に勝りましたね、デリー。
さて、今回はバリからのお友達ともこさんが全工程ご一緒です。歳も同じくらいで子供も同じ歳ってことで仲良しの私たち。どうぞどうぞ、よろしくお願いします!
今回のデリーは着いたその日からコモンウェルズ杯開催。
コモンウェルズって何だっけ? 銀行? テニスの試合? どうやら、陸上や球技でかなりの種目があるみたい。2週間の開催で、TVや新聞で刻々と順位や勝敗が報道される。インド人が金を獲った日には、もう! 泊ったホテルには「息子が出場するので2日がかりでトリニダードトバゴから来た」なんて興奮気味の男性がいたりして臨場感だけはたっぷりと。
そうか、そういうわけで空港も。
数年前の写真がないのが残念! 1-10何番ゲートが同じ待合室だった頃!
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2日目。
さー。
アスリートを横目に私たちは着いた翌朝からもう生地屋さんですよ。
いつものカディのお店はヒンドゥ祝日の翌日とあって開店前はちょっとした行列です。もちろん我々も並ぶのです。入り口のところで「ウェルカム・トゥ・インディア!」とおでこにしるしをつけられる。コモンウェルズ・フィーバーなカディのお店は今年も割引セール中で、今回は、ええと、何を買ったかはひみつです。
写真はお世話になるドライバーさんと。かっこいいし、タフだし、外さないし。遅くまでになっても朝が早くても「これが役目だから」って。かっこいい。うん、バリにはいないタイプだな。
初日はお昼ご飯の後、生地屋さん巡りから脱線して急遽ガイドブックに出ていたかわいい服屋さん巡りに没頭してしまった。好景気のせいか、人気店のせいか、どのお店もインドのマダムたちがわんわんと試着と品定めに余念がなく盛り上がっています。インド人は、布を見ればしかりだけど本当におしゃれ好き。
とくに、柄とか手仕事などのクオリティにうるさいようにお見受けする(縫製とかは今のところ除外視かな?)。 言葉が分からないから何ともだけど。
私たちもつられて、あれもこれも、と、買い込んじゃう。こんな服いままで着た事なかったな~、なんて。通称インド服と呼ばれるらしいチュニックやパンジャビ風の大きくスリットの入ったロング丈のドレスは、このごろいいデザインのものが増えてきて(前はサリーと仕立て様パンジャビ布が多く服ってものが少なかったように思う)、買えるものが増えてしまって悩ましい。値段もね、H&MやらZARAやらにばかりお世話になっている私でも、これだったら買えちゃうから困る! うん、たまには。戦利品をベッドに並べ、ともこさんとニンマリの夜。
バリでも日本でも、こんな大人買い(?)できませんからねー。
翌日からジャイプールへ向かいます。元気いっぱい、食欲もいっぱい(シンガポールから相変わらず)。新しい服もいっぱいあるし!
実は出発の前日まで咳が止まらなくて困っていたところ、ゆりなすのセッションを受けたら翌日ほぼ完治、という特急病み上がりの私。結果オーライ、というわけで。
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3日目。
夕方からはピンクシティの目抜き通りに面するサリーや布を並べる市場へ。きらきらまばゆいラジャスターン産のサリーやショールがどっさりです。どうしてこんなにどの店も同じようなキラキラを並べていて成り立つのだろう、と心配になるくらいの。
それにも増して、どっさりなのがお客さんたち。
こちらも品定めに真剣なおばちゃんたちでぎゅうづめのお店です。
市場の中は車は入れないので、我々はドライバーさんと別れて歩いてまわります。 平日の夜だけど、観光客も多いのかも。大層な賑わい。これは去年とおんなじ。ジャイプール、ピンクシティのまばゆいな夜。
ほんとうに。こんな市場が世界にあるなんて、マハラジャ文化はやっぱりすごい。
しかしその後、私たちはしっかり生地屋さんで生地選びもするのでした。時間帯が何ていうか、遅いのです。市場街だけじゃなく、7時なんかに店が閉まらない。朝早くからデリーを出てきたのに夜は8時まで生地選び。長~い一日です。
前日のデリーでも、実は「初日からこんなに買っちゃって、最後はどうなるんだろう?」と思うくらい買えたので、2日目にしてまたどっさり増えてうれしいやら心配になるやら。
4日目です。
まだまだ続くインドの旅です。
「インディアンブルー」の藍染めブロックプリントをつくっていただいたバグルーの工房へ。去年は息子さんだけしかいなかったけど、今年は師匠のおじさんもいました。
すべてを天然染めでおこなうこの工房は、布好きな日本人の間ではもう知られた存在です。でも、ここのブロックはただ天然染めだから、というだけじゃない、もっとパワフルなエネルギーを感じます。
おじさんは布の話になると夢中になって説明してくれる。きっともう何百回と同じ説明を訪れる人ごとにしているんだろうけれど、それでも。みんなが彼の布が好きになる理由はそんなところにもあるんじゃないかなー、と思いました。
今回は色々考えてインディゴを使っていないタイプのものをチョイス。ほか、昔の版を見せてもらって、こんな柄でつくれたら、みたいなマニス的リクエストもしてみました。これらは来年、服となってお目見えしますのでお楽しみに!
お昼ごはんは、場所は不明だけどなぜかマクドナルド。ドライバーさんのお心遣いにて。ともこさんがダブルマックみたいな「マハラジャバーガー」というのを頼んだら、「マックなのになぜかカレー味」だったそう。私は生のレタスが入っていないものを慎重に選び(エコメニューというベジ向けシリーズ)、こっちはもちろんカレー味。ポテトとコーラだけがいつもの味。
午後は別の地域の工房へ。サンガネールという町を中心にある昔から続くブロック工房へ。
サンガネールは、ジャイプールみたいな城塞都市の内側が旧市街みたいなことになっている、たぶん。いまだに全貌がはっきりしないのだけど、内側は車で入れないようなグラナダみたいなことになっている。斜面、坂道にみっちりの家。その中にブロック工房が点在しているもよう。
はっきりした地図もないから、とにかく入ったところを覚えておいて逆戻りするような探索の仕方。
今回はいくつかの工房をまわってみましたが、中には紙にブロックをして包装紙をつくっているところとか、さきほどグラナダっていいましたが、本当に、スペインのそれにそっくりなブルーの素焼きの器などをつくっているところもあり、手作り、手仕事好きの私たちには楽しいものがいっぱい。
あらら、また荷物が増えちゃいました。
この地域で時たま目にするのが、マサイみたいな足長の男性。
本当に手足が長くて頭がすごく小さいの。
ちょっと写真も撮ってみました。 身長がうんと高いから、というだけではないこのバランス。何頭身だろう?
写真、撮ったら、周りの人から笑われましたー。
ラジャスターンの人種なのかな?
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あんまりにも長いので、「つづき」にします。
また近日中に!
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