« 2010年5月 | トップページ | 2010年7月 »

2010年6月24日 (木)

クロマニス

3日前からスタートしておりますDEES HALLでのコラボ展「クロマニス」は、梅雨の合間、降ったり晴れたりめまぐるしく、来てくださる皆さまの意気込みもすばらしく、連日楽しく過ごさせていただいています。

しかし、我らユルユル系のフロムアジア路線は、クロマニヨンさんにも通じていてとてもなごやか。「バリだとねー、こうなっちゃうの!」と私がぼやけば「カンボジアだとこうなのよー」と、受け口があるのも新鮮でたのしー。

DEES HALLの広々した空間に、土器さんが建設当時からとっておいたというコンクリートのための突っ張り棒を磨いて木のように立てたり、マニスのいつものテントをクロスを掛けずに使ったり。天井から吊るされているハンガー用のバーは土器さんが今回特注された前川氏作なんですって。(写真は日ブロを見てください!)

服がおかげさまで早速品薄なので、徐々に展示が変わっていくかもしれませんが、巻いたり履いたり被ったり。とてもおもしろいイベントになっています。皆様是非お出かけ下さい。ちなみに私は今日24日、明日25日、明後日26日の5時頃まで会場にお邪魔する予定です。

それからひとつお知らせが。

DEES HALLさんのDMを今回マニス作品展のものと一緒にお送りしていますが、DEESさんではいつものマニス展とは異なりクレジットカードがご利用いただけません。お約束をいただいて後日お振込みという方法などが可能です。

| | コメント (0)

2010年6月20日 (日)

梅雨とともに

帰国して1週間。

毎年のことですが、雨に縁の深い私はこの時期に1年で一番長い帰国です。私が来ると梅雨になるから、「みきさんが梅雨を連れてきた!」ともよく言われます。しかし、金曜にDEES HALLの設営準備に行った際は、私がお伺いした途端に降ってきた。土器さんがすかさず「わ、みきさんが来たら降ってきた」って。はい、もう。そうなんです。かなりの確率で。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

恵比寿三越さんでの作品展も終わりました。今回は2日目から伺いましたが、週末はたくさんの皆さまとお目にかかれてとても楽しかったです。お忙しい中、マニスを見に来てくだYさる皆様にいつも本当に感謝しています。今年に入ってから3回目の作品展、toko manisを入れたらもう5回目。バリスタッフも産休が重なり人数がぎりぎりなので、もう少し回数を減らしてじっくり作ってもいいかなー、と思いつつ今年もこのペースで進行中。毎回欠かさず来てくださるお客さまも多く、相変わらずマラソン状態で恐縮です。そういえば、恵比寿開催中は比較的雨は少なかったんですよ、土器さん。

写真は柿渋かばんで大人気の冨沢さんとけろちゃんのお友達でマニスがたいへんお世話になっている原さんです。冨沢さんは次回のtokoにご参加いただくことになっています。その前にくろまめさんでの展覧会が今月末にあるそうで大忙し。原さんはクウネルにも載りましたお子さま連れで来てくださいました。ご主人様にもお目にかかれて光栄でした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今回は子供の一時入学を兼ねての子連れ帰国です。今回は近所の学校がいっぱいだったので高輪の方にあるちょっと遠い学校に通うことになりました。バスでの通学なので慣れるまで送り迎えが必要。通学定期も買いました。

週末は久しぶりの2連休。バリで終了式が終わったその日に発ったのでいろいろ間に合わなかったことをやります。Photo

まずは散髪。日本の床屋さんに初めて行きました。うちの近所だと値段も高いかな、と思って当込んで新橋へ。そしたら、ありました。10分で1000円の床屋さん。10分で散髪ってどうやるのかなー、と思ったら、さすがの腕前と工夫が。写真は掃除機のホースの先端にブラシをつけたようなマイツール。さくさくとあっという間に切り上げて、これで襟足の細かい髪の毛を吸い取るのです。さすが新橋。子供はしかし、掃除機で頭を掃除するなんて失礼だよねー、と。バリのポトン・ランブット(床屋)じゃ、バリカンでみんな同じ髪型にされちゃうから、これまではしょうがなく私が切って差し上げていた。文句言わない、掃除機でも。Photo_2

新橋はおじさんたちの銀座であることに今も変わりなく、そのネアカ具合も健在です。とくに駅前のニューしんばしビル。私、ちょっとしたファンです。

昔から変わらない格安チケット屋、いつも行列のスパゲティナポリタンの食堂、そして良心的な健康ジュース屋。私もちょくちょく買わせていただいている健康食品のお店では、最近「黒焼きにんにく」が流行りなんだそうです。ここのお店で売っている「竹炭はみがき」は歯のホワイトニングにちょっと効果あり。そして、なぜか「いい友」のすりごまも売っていて不思議なセレクト。しかも、値引き交渉可能!Photo_4

週末はビルの入り口で大判将棋を指しているおじさんたち。 大人の映画館とかマッサージ屋、パチンコ屋もたくさんあるんだけど、安くておいしい焼き鳥屋もある。新橋文化、元気いっぱい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今週はDEES HALLはじまります。クロマニス展、おもしろい空間になる予定。雨かもしれませんが、ぜひお立ち寄りください。

| | コメント (0)

2010年6月 1日 (火)

GG後KGまでの日々

いろいろ、すっかり時間が過ぎて、あ、あと2週間でまた日本。何だろう、この早さ。GWの日本からガルンガン&クニンガンのバリで休暇で、そしたら子供はもうじき夏休み。こちらでは6月12日から7月下旬までが夏休みなのです。

服の制作は、今年はスタッフ産休が重なりやや点数が少なめながら今最後の追い込み中です。6月は作品展の翌週に土器さんのところでコラボ展もやっていただくことになっており、DMも2会場のものを封書でお送りする予定。

2会場が同じ服ではないように構成しているので、頭の中はパズル状態(実は苦手な)です。そもそもバリにいるのだからこういう思考でいかなくちゃ。パズル。広げないで立体に考えればよろしいのです、きっと。ぜんぜん出来てないんだけど。

そして、写真もばらばらなまま。……です。どうやら、我ながら、また食べもの系多し……。

順不同で行きます。きょうも長いです。恐縮です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

まずは朝食系から。Kue

一番上のは、KUEのアップルポケットというパイです。どこのベーカリーにでもあるレシピだし、特別好物というわけでもないんだけど、こちら様は皮がやや厚く、サクサクっとした外側のボリュームに今夢中(!)。おしゃれなパイじゃなくてアジアな感じ。マレー菓子のパイナップルパイみたいなパイとビスケットの中間みたいな食感でシナモン控えめ、リンゴのフルーティーさがしっかり詰まっている。

KUEには私以外にもこれ狙いのお客がたぶんいると思われ、これだけ売り切れている事が多い。あまりに何度も行くもんだから、店の子から「注文したら?」といつもすすめられ(あきれられ)るんだけど、1個か2個ずつ買いたいので、うまくいかない。

Photo

次のは、バリのすっぱいイチゴでジャム。

ときどきたくさんのイチゴが手に入ることがある。

ジャムっぽくつくっておいてバニラアイスに混ぜるのがいちばんだ。なぜなら、パンにつけておいしい! という程にはワタクシの技術がおぼつかないからです。バリにいながらイチゴジャムはやっぱりBONNEMAMANを買っちゃう、お手上げ派。Photo_3

その下はBALI BUDDHAのニューフェイス、ブルーベリーマフィン。KUEのマフィンもなかなかなので、シンプルさと手ごろなお値段とボリュームで競い合う存在。UBUDのパン屋さんはオーガニック系が多いのもウレシイです。

そのせいか、まだ自分で焼くというところまで行きつかない。でも、とあるお客様からの影響でホームベーカリーは検討中。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Photo_4

5月某日。

今うちの子供が通っている学校は図書室がとても充実している。

毎週何か借りてくるのだけど、今までは「せかいへびずかん」やら「どくのあるいきもの」とか、そーゆーのばかりだったが、この日は趣向の違うものを借りてきた。何でも、「人気があるのでなかなか借りれない」んだそう。Photo_5

ワルド(という男の子)はこの絵の中のどこにいるでしょう? という、本。見開きごとにびっしり描かれている人、人、人。バリ人のカマサンスタイルも真っ青な几帳面な埋めっぷり。 何十人か何百人かの中にイロイロに変装したワルドが隠れている。このユニークな本がどれだけの子供たちにめくられてきたのか。レーヨンみたいにやわらくなってしまったページに刻まれています。すてきな本借りました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

5月某日。Photo_2

魚の写真は、子供の補習校の係で参加したサヌールビーチの遠足にて。

ボートが沖から戻ってきて、マヒマヒという魚が秤にかけられた。7キロですって。サヌールでこんな立派な魚が釣れるんだ、と感心。マヒマヒは、ムニエルがおいしい白身の魚。買うと結構高いから、数が少ないのかも。黄色がかった銀色の魚は、海の中ではどんな色をしているんだろう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Photo

クニンガンの前の日。

子供が実家へ泊まりに行ったので、ダイニングテーブルに仕事のものや日記などをいっぱいに広げて頭の整理。おかげ様でずいぶんとすっきりしました。時々こういう時間があるといいんです。

溜まった雑誌も読んじゃった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Photo_2

クニンガンの日は、痒いところにも手が届く。

今までずっと溜め込んできた医者に処方されたシロップを全部捨てる。

どうせ飲まないんだからもらわなきゃいいんですが、薬を飲まないんだったら何で医者に行くのか? と主人から言われて以来、処方箋を出してくれたお医者さんに申し訳ないからってもらい続けて、たぶん5年分以上。抗生剤は飲まないから、もらうたび捨ててきたけど、そのほかのだけでこんなに。うちはあまり医者へ行かない方だけど、行けば1回に3本ずつもらうからです。 Photo_3

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

クニンガンの夜ご飯は主人がオーダーしてくれたあひる料理を食べる。

これが風習なのかどうなのか、この前のKGの時も持ってきたね、そういえば。実家の近所にこれをつくる家があって注文するらしい。Photo_4

こういう、包みに入っており、中はたっぷりの肉汁&まるごと蒸し焼き。 怖いのでくちばしを見ないようにしながらほぐします。

バビグリンもおいしいけれど、べべトゥトゥと呼ばれるこのあひる料理も、バリ料理のなかで特筆できます。石臼で擦ったいろんなスパイスをたっぷり使った、とろとろにやわらかい肉。お供えものからのおすそ分けみかんで、みかんジュースをつくり、玄米ごはんにあずきを入れて赤いご飯を炊いて、ジャガイモと菜っ葉はゆでただ。

べべのスパイスをかけて食べるのです。 Photo_6

| | コメント (0)

« 2010年5月 | トップページ | 2010年7月 »