ジャカルタへ
先週はガルンガンの休暇。バリ部も頑張って前もって振り替え出社したりして、4日間の連休でした。
我ら(家族)は、ペンジョールが立つのも待たず(!)、ジャカルタへ。
日ごろバリの山中にばかりいると、周囲はバリ語でバリ・ヒンドゥ。ここがインドネシアだという認識がついつい薄れてしまうから、一度首都を見に行こうと思っていました。ちょうど主人が「誕生日なんだけど」っていうし、じゃ、みんなで行っちゃう? ってことに。
そして、きょうもまたロングです。
デンパサール の 国内線空港待合室は昔からおんなじです。国際線の方がどんどん拡張改築されているというのに、ドメスティックは止まっている。そこがとってもよかったりする。
わくわくしっぱなしの主人と子供はお外が見えるカフェへ。私は中央にあるこっち(写真)が好き、ということで、早速別行動。どことなくバタビア風というか、昔風のこちら様。
空港に、出た! 「テボトル」の自販機! はじめて見た!
やっぱり差がありますねー。DPSとは。
しかし、この自販機、お金が直接使えなんだって。あ、そうか。テボトルっていくら? 7000ルピアくらい(←最近は何でも高くなりましたから)? お札だと偽も多いし朽ちたのも多いから、自販機には容易に使えないであろう。コインも500ルピアまでしかないしね。近くでクーポンのカードを買ってから自販機、というややこしさらしいです(早速試した主人談)。
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まずは、ジャカルタ在住の知り合いから教えてもらったブロックM地域にある「パサラヤ」というデパートへ。ジャワ中のバティックが広~いフロア一面を占拠。
「カフェ・バティック」なんていうカフェがあり、お会計横にはバティック柄の化粧箱と包装紙のラッピングコーナーが。バティックの品揃えは、多少見る目がないと怖いけど(値段がプリントなのにずいぶん高かったりチャップで手仕事だけどお手ごろだったりとバラバラ)、ま、いろいろあるので参考になります。
情報が遅く行きそびれたけれど、グランドインドネシアにある「アルンアルン」というフロアにはインドネシア中のクラフトが集まっているそうです。そちらの方が新しい分洗練されているのかもしれないです。
近くのクマン通りにあるビンハウスのお店も見ました。
午後はトレンド系のショッピングモールをいろいろ見る。
fxプラザ、スナヤンシティ&プラザ。大型のショッピングモールは、どうやらジャカルタにたくさんある。
余談ですが、食通ジャカルタ人からの情報ではスナヤンの裏手のワイン&タパスバーがおすすめだそうです。我々子供づれにはちょっと引いてしまう雰囲気だったのでパスしてしまったけれど、皆さん機会がありましたら是非。
プールの写真は滞在したホテルの9階のエレベータ付近から。向こうがもやっているのは、立ちこめる湿気と排ガスだと思う。
夜ご飯は、デパ地下ローカルデリ(ナシクニンとサテ)をホテルで。
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翌日。
前日がほとんどアッパーサイドだったので、この日はパサールへ。
ほかのジャカルタ通の方二人からおすすめいただいた「タナアバン」というところです。パサールというよりも、衣料品と繊維製品の卸し問屋がたくさん入ったデパートのようなところ。
その建物周辺に、アラブから直輸入とおぼしき出店がずらーっと並んでおり、祈祷用のカーペットやデイツ、ピスタチオ。それから、何やらポリ袋に丁寧に密閉されたポリタンク。これはもしかして? はい、当たり! メッカから手つかずのまま運ばれてきた聖水だそうです。
本当にアラブの国に紛れ込んじゃったみたいな気持ちになる。アラブというよりムスリムですね。ジャカルタにいようとどこにいようとはるか遠くメッカをいつも心にイメージしながら、毎日生きているのでしょう。その濁りの無い、真っ直ぐさみたいなものに、改めて感心してしまいます。
それにしても、すごい人出でした……。そういえば、この日は祭日だったんです。子供が早速バテてしまい、早めに移動です。
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コタ・トゥア(旧市街地)へ。ミュージアムのある広場にはローカルの若者たちがいっぱい。何かイベントでもあるのかな? むし暑さと人酔いで、迷わず入った「カフェ・バタヴィア」。ふぅ~っ。
コロニアル時代の古い建物、ジャズが自然に聞こえる(頑張った感じではなく溶け込んでいる)空間です。1階はステージがありやや減光した落ち着いた雰囲気、2階(写真)は窓が大きく明るい食事スペース。我々は中華焼きそばのLサイズを3人でシェア。すごーい大盛りで、思いのほかがっつり食べてしまう。観光客がカメラをぶらさげてどしどし入ってくるようなお店だけど、ふと気がつけば、まったりとした時間が止まることなく流れているのです。
その後。
動物園へ行くことにしていたのだけど、キャンセル。
雨だ、雨。
それで、再びショッピングモールへ。
大きなホテルとモールがどかんどかんと立つ、街のへそとおぼしき「グランドインドネシア」へ。
中にあった「ハードロックカフェ」に、いました。ジャカルタのコーヒービート。もしかしたらカツラかも。どっちでもいいや。いたんだから。
モールに入っている店はどこも似通っている。1階には必ず「GUCCI」。必ずです。ほか、その手合いのブランド。2階から上はマーク&スペンサー、ZARA、アディダス、ナイキなどなど。生活に役立つもの系はめっきり少なく、ファッションとレストランが“半々”くらい。食べ物屋しか入っていないモールもあるくらいで、私たちが知っているパルコや駅ビルやららぽーと何かとは大分違うんです。ポイントは食べ物屋の数と質。値段は服も食べものも日本並み、といったところでしょうか。
いまどきの好景気なアジアの街は、こんな風なんだナァ、と。外は喧騒。でも、空調が効いたモールの中をそぞろ歩くのが贅沢なのですね、きっと。ちなみに、買い物袋を下げている人の数も少なかった。服は、見るだけということかな?
右はシャネルのウインドー。今期のシャネル、マリーアントワネットの納屋がテーマの、合っていますよね? これで?何かちょうちんが違うような気がして、老婆心な私。
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最終日。
出発前に主人と子供をホテルにおいて、ひとり外出。「メガスニ」というギャラリーです。日本人の方がやっていらっしゃるらしく。外観はこんな感じで、とても素敵なジャワ風木造建築。
また来よう、ジャカルタ。
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