まめしんぶん10初夏
早いもので。
もう、作品展がやってきます。
薄らぼんやりなパリでシノワの春から、一気に初夏へ。
でも今回のお洋服は比較的通年着られるものが中心となりました。
今回はクロマーのチェック地を使わせていただいたことで自分のなかに今までとは違ったいろんなチェックのイメージが浮かびました。そのせいで「その他イロイロ」をつくってみたりもしました。
それから、春には間に合わなかったクロッシェレースが一通り揃いました。時間をかけて、いろんな使い方のいろんなクロッシェをつくってみました。この作業はマニススタッフではなくkunciさんにご協力をいただきました。
マニスでははじめてのレースなので早速内輪で好評中。リネンの織り糸を使った無垢なレース、新鮮です。
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春から継続中の今年のリネン服は、生成色限定でいろいろな手仕事が入るもの。最近気になるフランスの古着の寝巻き(クロッシェトリミングが入っていてよく見ると1枚ずつ全部違う、白いリネンのネグリジェ)のイメージをもとに、ユーズド風しわしわ感のあるリネンを。
上の写真のレイヤースカートは裾に直接クロッシェをトリミングした軽やかな仕上がり。生地がずれやすくちょっと難しい技でしたが、上手に入りました。タッセルをつけてイメージも古着レース服風に。個人的にこのスカート、気にいっています。
2番目のスカートは、厚手のリネンのオックスフォードにやはりクロッシェトリミングを入れ、その上に先に編んだエジングパーツを、その更に上はカットワークを、と欲張ったぜいたくなもの。ウエストベルトは春にも使ったリバティプリントで。
以上のスカートたちは職人さんへの配慮もあり初回のみの限定制作です。
3番目はモティーフ編みで四角く編んだショール。繊細なモティーフ編みのクロッシェは今のキブンがします。ボタンをつけて羽織れるように。DMのいちばん右のものと同じです。やや難易度の高い作業のため制作に時間がかかっており、今回は3点のみ。
その下のモティーフ編みレースはチュニック丈のロングベストです。こちらも初回は4点のみ。トリミングもきれいに仕上がっています。
このほか、今回初登場の「インドパンツ」もリネン版がおすすめです。
いずれも数が少ないのでお早めにご覧下さい。
≪クロマーのシリーズ≫
クロマニヨンさんのおしゃれなクロマーが届きました。
ギンガムチェックのようにただ格子を組むのではなく、しかしマドラスチェックやタータンとも違う、縞の組み方を応用した独特の多色使いがさすがです。
織巾が狭いのと2種類の柄を織り込む方法なので、同じ配色の中にたくさんの種類のチェックたちがいて、新鮮。ただのチェックではない独特の楽しさもありました。
それで、今回はこれらいろいろなチェックさんたちを混ぜ混ぜに使うことに。生地巾に限定されず自由につくりたかったため、はぎ合わせ部分も大分入りました。
クロマニヨンさんのクロマーはリップルのようなしぼを出すために綿と化繊の糸を取り混ぜて使うこともあるそうですが、今回は着心地を優先して綿の糸だけでつくっていただきました。
ちなみに一般マーケットのクロマーは化繊のものがほとんどではないかと思います。
こちらのクロマー服も、数に限りがあるためお早めにご覧いただければ幸いです。どんな服かは、あえて会場でのお楽しみです!
下のスカートはクロマーの色に合わせてトッピングしたインドのふつう布。
≪バリのコタコタチャンプル ≫
クロマーに倣って、バリで織ってみたチェック地も、混ぜ混ぜづかい。5~10mずつ織ってはカットし、どんどん柄を変えていく。今回は2タイプの格子で3種類の服を。
この後も盛夏まで継続します。
≪ミシンでダダダの気ままな格子≫
シルクオーガンジーのステッチワークは、結局こんな服になりました。オーガンジーなんだけど普段におすすめのアクセサリー感覚なうわっぱり。 このパターンはマニス作品展VOL1の時につくったチマチョゴリドレスのトップから応用。懐かしいー。
今年はほかにもアーカイブ、どんどん登場の予定です。
そうそう、プチインフォ。今年はマニス10周年なのでちょいとお外への計画が。詳しくは会場担当けろちゃんにお問い合わせ下さい。
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