コタコタな日々
来週帰国の予定がキャンセルとなったので、作品展の服を只今早巻き突貫追い込み制作中です。何しろ来週アタマはニュピ休暇。その翌々日が最終荷物を送るという「直前穴ぼこ」状態なので今日明日辺りが気分的にピークです。
今回の服たち、そんな訳でもうほとんど出来上がりつつあります。
どんな服かはまめしんぶんに後日。その前に制作過程をまた少々。
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2月某日
いつもバリシャンブレーを織ってもらっている織屋さんに、久しぶり難しいものを注文する。
クロマーのデザインを少し見習って、バリでもアソート的なチェックをつくってみよう、と。前はちょっとでも普段使用の色目と違ったり、手順が特殊だとナカナカ受けつけてもらえなかったのだけど、最近はバリの織物(イカットが主)はやや下火、のせいか、今回の特注はイブ前向き。
どう織るか図案だけだと不安だというので、縦糸のセットを待って織り担当者と直接ピッチを決める。伝統というか、彼らのいつものやり方だと庭箒に使う竹の割いたの(笹ほうきと違って竹ひごの細いのが束ねてある)をぽきっと直角に折って、それをスケール代わりにつかうのです。それじゃ、あまりにアバウトなので糸の段数を数えながらやれるか聞く。……思い切り苦手そう、だったけれど、そして実際はまた竹ぽきスケールに戻っているのかもしれないけれど、バリのチェック、今週上がって来ました。
フロムカンボジアのおしゃれクロマーとは違って、バリ的なセンスのほっこりブライトなチェックです。
2月某日~3月某日
こちらはシルクオーガンジーに色んな色のフリーステッチを入れています。
こういうのは誰かに頼むものじゃない。自分で気ままに。
で、やり始めたら止まらなくなり、足掛け10日間ミシンでダダダ。ところが途中、あまりにもミシンを踏みすぎてトランスファーがオーバーヒート。けろちゃんに至急送ってもらって再開するもまたオーバーヒート。
それで最後は工業用ミシンでダダダ。
本当はもっと入れたいステッチ、しかしタイムアウトかな。服になるとこのくらいのステッチ量でちょうどよかったかも、と。
2月28日
サラスワティのごはん、黄色いごはん。ナシクニン。
今回は主人の実家から立派なべべッ・トゥトゥ(アヒル料理)とともにおすそ分けが来た。朝からこのごちそう。実家の母のナシクニンはトッピングがなくて混ぜごはん風。こぶみかんの葉とクリスピーな豆が効いていて個性的。実家は生活は質素だけどハレの日には時々思いきりのいいことをします。時々だけです。
武蔵美の伊藤君がまた学生を連れバリに来た。今回はワークショップのあったバンドンからおいしいものを持ってきてくれた。これ、有名なんですか?ジャワの都会情報に疎いわたし、初体験。
カルティカサリのバナナパイ。ところが、びっくりなおいしさ。
穴ぼこ、ニュピは今回、お向かいへ行く予定。
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コメント
現地の人たちとのやり取り、物の考え方・・・
色々で、大変そうですね~でも、仕上がる布は
やっぱり面白いものができるんでしょうね。
私も、友人の勧めで機織りを始めたばかりです。
楽しくって、一気に織りあげてます。
他にも手仕事だいすきで、やってます。
よかったら覗きにきてください^^
投稿: ka-bo | 2010年3月16日 (火) 22時33分