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2010年1月26日 (火)

フライパン

バリの我々、ニューイヤーからPhoto_4 10年春の服を制作中。

今回は「ちいさいものがゾロゾロと並んだ」風がテーマなので、小さいものを色々集めながらああでもないこうでもないと試作を繰り返しています。

右のフライパンは料理中ではなく、服に使うとあるパーツを飽和食塩水で煮詰め、その後カラ炒りしているところです。そのままだとシャイニーで麻のような生地に肌が合わない。もちょっと少し古めかしくならないものかと。

きくよさんに聞くと「砂に入れてタンブルするといいかも」「とんかちで叩いてみては?」けろちゃんからは「ボカシの土に1~2日寝せる」。3人で考えを出し合ったが、ワヤンが「焼く」という案を出して、それに決まりました。

さて、これ何でしょう? 皆さまのお手元にDMが届けばきっと答えが出ています。

お次のフライパンの方はフツウに料理中。Photo_5

バリに住み始めてはじめて買った目玉がついたままのお魚です。700グラムで28000ルピア。買うときにウロコを落としてくれたので焼くだけでよし(もしそうしてくれなかったとしたら、そのまま焼いてただろう……)。

カカップ・メラというお魚です。

主人が言うにはココナッツの殻を燃料にして網焼きがおいしいそうだけど(イカンバカールですね)、何しろ魚といえば今まで食べる専門だったのでどうやったらそうなるか、つまり焼き方も知らない。Photo_6

そしたら、フライパン。

オリーブオイル、タマネギ、にんにくでこんな風。おしょうゆを少し垂らして、レモンもあったらもっとヨカッタ。

話が戻りますが、そもそもなぜ急に目玉のついた魚を焼こうという気になったかといいますと、お赤飯をいただいたから。日本語補習校20周年の記念日の式典にて、保護者会より配られました。

ほかほかのお赤飯をいただいたことはもちろん嬉しかったのだけど、ご覧下さい。Photo_7

ちょっと水で濡れてしまってますが、お熨斗のような包み紙。インドネシアと日本の国旗、帯のところが色鉛筆で塗ってあるのです。

素晴らしいです。保護者会。

お赤飯と鯛に見立てたカカップ、ありがたくおいしかった!

何でもやってみるもんだな、と思いました。

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2010年1月15日 (金)

フラウさんたち

昨日からスタートしたマニス2010新年toko specialは、おかげさまで賑わっているそうです。

昨日はこちらバリが集中豪雨だったせいか、けろちゃんからの実況SMSがまとめて3本届いたのは夜10時半。夜になってもケータイはうんともすんとも。それで、そ~っとしていたんです。

昨年末の作品展でも、皆さまに平日のお昼間お繰り合わせいただきとても賑やかな初日でした。

今回も年明け早々本当にありがとうございます。

明日まで開催。ちこちゃんアクセ限定豆袋は終了したとのことですが、靴と彫金&マニス、是非ご覧下さい!

・・・・・・・・・・・

バリ部1月最初のビッグイベントは、東京西荻窪でマニスをお取り扱いいただいているセレクトショップ、フラウさんのご家族一同様がいらしたこと。

お母さん、お父さん、お兄さんと娘さん一家4人の7名さま。ヌサドゥアのホテルで朝7時に朝食、UBUDまでは車で約2時間。そうして皆さんで来てくださったのです。

フラウさんとは3年ほど前のIFFでお目にかかって以来お世話になっているのですが、何と言ったらいいのか、とにかくすごくいいお店なんです。駅前商店街のような通り沿いに小さな店舗。しかし、中は別世界。オーナーさんの人柄であることはもちろんなのですがそこだけが特別にオーラがピカピカしてるという感じなんです。何かあまりうまく言えなくてごめんなさい…。

昨年の夏の事。フラウのハナコさんが言うのです。Photo

「フラウも10周年、これまで家族の協力を得て好きにやらせてもらってきたからお礼にバリへみんなで旅行しようと思って。マニスさんのスタジオを是非みてみたいし。一体どんなところでつくっているのか、いつか見たかったから」

うひゃ~! 10周年記念にマニスをご訪問下さるんです。もう、こんな嬉しいことはありません。早速、けろちゃんと相談してUBUDツアーを計画。当日はけろちゃんの親友マデカクさんに車をお願いして我々家族3人が合流。総勢11人、車は2台。

ペジェンのスタジオに到着。いやもう。マニス水玉をさりげなくしかしすごーくおしゃれに着てきてくださって。オシャレ一家に脱帽!Photo_3 ほら、皆さんが長いすに置いたおかばんだけだって、こんなにオシャレ。

ちょうどにわか雨で少しゆっくり目の出発です。

PIZZA BAGUSの土曜のオーガニックマーケット、モンキーフォレスト。その後はBU OKAのバビグリンです。皆さん、よく食べる。よく飲む。気持ちいい。フロントの円卓をぎゅうづめで囲み、マリンジョを齧りながらごはんが出てくるのを待つ。こういうの、楽しいですよねー。

その後はクルンクンへ。しかしちょっと時間の読みが甘くて、着いてすぐに店じまい。皆さん、アマチュアガイドで大変ごめんなさい!Photo_4

夜はパフォーマンス、と思っていたのがこちらも時間が厳しくてパス。せっかく来てくださったUBUDなのに、それをパスしてマニスのショップをゆっくり見てくださったのです。恐れ多くも、です。

考えてみればマニスのお客様やお取り扱いいただいているお店は、びっくりするくらいいい方々ばかりです。どうしてなのかはちっとも分らないが、つくっている服を楽しくオシャレに着ていただいて、喜んでいただけるなんて。そして、ここまでご一家で来てくださったこと。こんなシアワセほかにありましょうか。

これはもう、これからはもっともっといい服をつくらないと!と思うに尽きる。

最後はマニスショップ前のBATAN WARUでモヒートとバリ料理、というツアーでした。大人全員がモヒートで乾杯の図は写真がなく残念(あっという間に飲んじゃった)。

午後8時半。皆さんヌサドゥアに着いたら10時半だったはず。4泊しかない中、こんな強引スケジュールで一緒に遊んでいただいて。

フラウさん、本当にありがとうございました。大事なことをたくさん教わった1日でした。

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2010年1月 7日 (木)

ごちそう運

明けましておめでとうございます。

新年ももう7日ですね。

バリ部は3日から仕事でしたが、大晦日はバリ部始まって依頼の年末大掃除をしました!そしてすっきりさっぱりとしたところでちょうど停電となったので早めに帰宅。

大晦日の夜が停電なんて。

しかし、ちょうど良かったのですPhoto

年越しそばをうちでみんなで食べましょう、と思っていたらあまり人数が集まらないようだったので急遽取りやめてVilla Bintangで開催されるパーティーに合流することに。

こういう偶然も時にはあるってもんです。逆の偶然(泣きっ面にハチ)の方が確立高いけど。そして、普段は低めの私のごちそう運が上がってきました。

Villa Bintangではその前日の30日にお餅つき会がありましたので2日続けて伺うことに。こちらの大晦日パーティーはバティック着用がドレスコードです。行くと大層なごちそうの山。ケータリングではなく、全てこちらの厨房でつくられたのだそうです。

マグロのカルパッチョ、ポテサラ、ハンバーグなど日本系洋食とアヤムゴレンとカンクンチャなどローカル系と。どれもおうちごはん風でおいし嬉しい。中でもお代わりしたのがお餅入り年越しソーメン。写真右の洗面器みたいなのにたっぷり茹でられたおそうめん。見た目はゴーカイだが、おつゆがおいしくて。日本じゃこんなの駄目って言われそうだけど、バリだもん。こういうゆるい日本が楽しいんだもん。

その後、近所のジェゴググループの演奏でジョゲッを踊って、ニューイヤーが始まりました。

パン! パン! パン! と花火もあちこちで上がって、紙のラッパをブイブイ吹いて。

皆さま今年もどうぞ宜しくお願いいたします。

元旦は家族でクタビーチへ。

すごい人だかりの中、夕日を見ながら初泳ぎ。

さて、日にち変わって、昨日の事。

下の写真のごちそうはFさんのお宅にて新年会。Photo_2

これ全部ひとりでつくったらしい。

丹波の黒豆、田作り、なます、煮物。おさしみ、高野豆腐、ごまあえ、酢の物。おせち風のおかずがずらり。ほか、鶏肉のソテー、金目鯛のプロヴァンス風、ちらしずし。えっと、あと何だったかな? あまりの多さに、全部を少しずつ頂いたつもりでも相当満腹ということに。Fさん、炸裂です。食事は愛ですから。無心にひたすらお料理いただいたもののおいしさって、変えがたいものがありますから。

最後は三つ葉が入った白味噌仕立てのお雑煮。関西風はまあるいおもちを入れて白味噌なんでしたよね。三つ葉、よく手に入りましたねー。おさしみには大葉も乗っていました。

バリの我々。10人揃ってこんな風に暑い中で扇風機回しながらお正月。

うん、いい一年になりそうです。

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