上野方面
先週金曜日。
午後から上野と神田へ。
上野は子供がはまっている国立科学博物館です。というか、そのミュージアムショップがお目当て。クリスマスプレゼントに三葉虫の化石が欲しいんです。でも入場料は払うのだから展示も見ようよー、と促してまずは特別展の「深海探査と微生物の世界」のコーナーへ。
光がほとんど届かない水深2000m以上の海の底にいる生物のかたちは、海底の底をどれだけ深く掘れるかという技術の発展とともに次第に明らかに。展示は、その微生物の顕微鏡写真です。
その形の不思議なこと! 特に美しいのは1億4000万年前頃に生息していたらしい微生物の化石。
この並べ方もアートだけど、たくさんのキャラクター性がつよいデザインがひしめいていて、ひとつひとつがある種の完璧さを持つ形状。これは一体なんだろう? しかもこれ、化石です、海底の泥から出てきた。
私はこういうなぜだかわからないけど完璧さを持ち、同じ種族でありながらそれぞれが別々のキャラクターを持つ生き物の多くは地球でうまれたのではなく、隕石の衝突などで他の惑星からやってきて地球に繁殖した存在なんじゃないかと密かに思っている。地球で生まれた種族のはもっと似通っている。かたちに何がしかの共通点を持っているような気がする。……門外漢の持論空論。
科博はほかにもおもしろい展示がいっぱいで、また行きたいです。子供よか自分がすっかり気に入ってしまった!
その後上野の森美術館で開催中のチベット展へ。展示品は少なかったけど標高4000mのチベットでインドからたくさんの影響を受けながら宗教アートが開花した有様が面白かったです。それと、出口にあった物販コーナーがすごかった。買う人が少なさそうなのがお気の毒だけど、ラサのみやげ物屋へいったキブンになれるのかも(行ったことないから分からないけど)。
そして流れてアメ横です。年末色が加わって品揃えも人出も楽しい、楽しい。
安いです。
うまそうです。
でも、相当迷った挙句、何も買いませんでした。今買っても持って行けないからなー。憧れのお正月用品たちがたくさん。
神田へ至ったのは暗くなってからでした。けろちゃんから「すごくよかった」と聞いて、小出由紀子事務所というところで開催中の澄敬一さん作品展の最終日に駆けつける。
けろちゃんからラトルズ刊の澄本も借り受け、予習していったのでお目当ても決まっていました。
「鳩時計」。でも、そうですよね。最終日だし。すでに赤丸シールが値段の上に張られていた。
鳩時計なんだけど時計がないの。だから、小さい箱からいつか忘れた頃に突然ハトだけがコンニチワする仕掛け。デザインもアイディアもパーフェクト。こういうものって意図的にはなかなか作れませんきっと。天から降りてきたのだろうか。実物を見せていただけただけでもシアワセでした。
写真は会場のビルの入り口です。中も洋館風エレベーター前にフロントデスクがあって係の方に伺うと、この建物は70年くらい前の三越の時代のものではないかとのこと。概観や中のデザインはそのままにきれいにリフォームされていて、とても神田と思えない。どっちかというとニューヨークみたい。いいなー。おしゃれだなー。
……ぶつぶつ言いながら、帰り道。おそばでも食べようかー。寒いしー。おいしそうで安そうな魅力的なお店がいっぱいの神田。
ちょうどそこに立ち食いそばやさん。
子供の背丈じゃ無理かしら。
なんて風にもじもじしていたらお店のおじさんが揚げ油のカンを踏み台にしてくれた。これでいってみようか。
天ぷらどれでも1個のっけて350円ということらしいど、ずらっとおいしそうに並んだ天ぷらは1個じゃ気が済まず2個ずつで頼む。
そんなに食べれるの?って聞かれたけど、確かに。見た目よりもすごいボリューム。しかし寒さの中、胃袋は元気。さらっと完食。手前のどんぶりは春菊天とゲソ天。
その後元気に有楽町を一回りして帰りました。
いよいよ寒い東京が、南暮らしの我々には新しい。
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コメント
最近すっかりごぶさたしておりま~す。
先週金曜、私もチベット展行ってきました♪
もうすぐ終わりという時期だったっせいか、
朝のオープン前から並んでの入場!
出口のお土産コーナーは品切れも結構あり、
すご~く混んでいましたよ。
科博はうちもたまにお友達の子供と行きます。
親はゆっくり見たいのに、子供はざっとで、体験展示コーナーばかり長居するんですよね。
あそこのミュージアムショップは楽しいですよねぇ~☆
でも、大抵何も買わず…化石や石が出てくるガチャガチャだけにしてます。
投稿: あさい | 2010年1月13日 (水) 16時00分