いるかさんたち
インドの話がいくらなんでも長すぎました。お読み下さった皆さま、お付き合いいただきましてありがとうございました。
さて、世の中もう11月。
でもブログはこれまたさかのぼってガルンガン休暇の10月中旬のお話です。
我が家族(たった3人なのですが!)が一緒に旅行するなんてとても珍しいことだから、そりゃもう、行く前から一騒ぎ。最初はコモド島へコモドオオトカゲを見に行くか、カリマンタンへオランウータンを見に行くか、で意見が分かれ、しかしどちらもあまりはっきりした情報がなく中断。予約なども面倒だし。その後「バリ島一周」案に。ミンピリゾートまで行きヌガラを回って戻る、というもの。しかし運転することになるパパがうんと言わないだろうな、と悩む。その上、ガルンガン前に降った大雨でいよいよ2階の屋根が駄目になり休暇の1日目は急遽屋根修理。結果、1泊2日でシンガラジャのイルカさんということに。ああ、何てウチらしい優柔不断さだろう。
知り合いのMさんからの情報によれば、シンガラジャのビーチでは10年前のガイドブックに出てるのと変わらず今でもドルフィンウォッチングができるそう。ネットで調べてみたらどなたかのブログにヒットして「マグロ漁かと思うくらい」見れたという。こちらはつい数日前の情報。
バリですと、こうしてちょこっとだけ調べたまま予約も何にもしないでぷらっと出かけられるのがいいのです。お散歩風ドライブ。ホテルもたくさんあるし、オフシーズンだからきっとどこも空いている。しかしマニスの場合休みがちょっとしかないのがねー。。。
午前10時ごろ出発。さっそく雨。キンタマーニの観光レストランでお茶飲み、そのままいろは坂みたいなカーブを下って下って下りきったところがシンガラジャ。
まずはこの町の近くにある主人の母の親戚を訪ねます。ダドン(おばあちゃん)そっくりのダドンの姉がいきなりの訪問に喜ぶ喜ぶ。この家からはバリ人ながらジャカルタに移住したインテリ派やらお坊さんやらたくさんの才能が生まれているらしく、家族写真が居間中に。ちなみにダドンは9人兄弟よ。そしてその母は3人。その子供たちのそれぞれの子供は100人くらいか。そしたら中にはいろんな人がいますね確かに。
さてその翌日早朝。
いよいよいるかさんを見に行く。出発は6時。その頃ちょうど日の出です。
ライフジャケットを着て、アウトリガーボートで。
誰かさんのブログ通り、浜辺中のた~くさんのボートが同じ時間に同じ沖へまっしぐらに目指す。
このボートは乗っていて本当に安心感があるけど(日本のボートと比べて)、今回思ったのは、巾があるからたくさん群がるとぶつかる。ひっくり返ることはなさそうだけど。
しばらく沖を旋回するうち、イルカさんの群れが水面にシュン、シュンと現れるようになった。これをマグロ漁みたいだと思った誰かさんの気持ちが少し分かる。なぜなら、ボートの数があんまり多すぎて、追い込み漁みたいに確かに見える。
素晴らしい泳ぎっぷりを見せる、いるかさんたち。ボートが群がると姿を消し、またどこかから「こっちだよー」と背中を見せる。ん? もぐらたたき? 「あっちだー」「こっちだー」とボートがぐるぐる。
どちらかというと、群がる我々観光客はイルカさんたちにもてあそばれているんじゃないだろうか。
こんなにお茶目なイルカさんに会えて、良かったのだ。今回のガルンガンは。
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そして何だかんだと時は過ぎ、あと数日で息子のピアノ発表会。それを見てから日本へ向かいます。今回はお一人様です。DEES HALLでもマニス展。ちょこっとだけお邪魔します。ますます時差ブログになってしまいそうで……、気をつけませんと。
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