インド6 アンベール城
インド話が続いております。
きょうのお話は今回の旅でいちばーん美しかったもの。布も美しく感動するものがたくさんだったけど、これはもう目の裏に焼き付いちゃうくらい。
その6です。
ジャイプールの終盤、話は前後しますけど、ANOKHIミュージアムへ行こうと思ってアンベール旧市街へ。そしたらちょっと間違えてお城の中へ入ってしまった。丘陵のてっぺんと尾根を利用したアンベール城。
「間違えて入った」というのは、運転手さんが城の中にミュージアムがあると思ったせい。
お城の中はへぇ~っ、うわ~っ。すげ~っ。
……ほんとうに。知らずに見過ごさずよかった。間違えて入ってよかった。入ってしまったので、一通り見学する。……入ってしまったなんて、失礼ですね。招いていただいた、と言わないと。
バス利用者は、旧市街にはバスは入れないのでジープに乗り換えて登ってくる。下から見上げても大層なスケールだったけど、登るとまたすごい。万里の長城みたいな城砦がどこまでも。
中は装飾、装飾、どこまでも。
デコラシだらけではあるのだけれど気持ちいい。
どの装飾も強すぎず甘すぎず感じがいい。描かれているものが勝利の記録や権力の象徴というより、自然のモティーフが多いから愛らしい。風化がすすんでいるせいもあるかも知れないけど、鏡の間もびかびかじゃない(ベルサイユ宮殿と比べてもこっちの方が好きだわ)。
植木は中央にぎゅっと束ねたように植えられていてコントラストがきれい。
どこもかしこも乾いていて灼熱のラジャスタンにおいて、ここは本当にパラダイス。つくったねー。これを。
個人的にですが、まだ行ったことはないけれど頭の中で世界一美しいのではないかと思っているのはタージマハール。子供の頃からの憧れです。それがアンベールよりも美しいのかと思うとゾクっとしてしまう。
ベルサイユ、アンコールワットに行ってあまりピンと来なかった私はもしやの建築オンチ。かもしれないので、このランク付けは皆さまの参考にはなさらないでください。
話が戻りますが最後の写真、お城から見渡す旧市街です。この中をくねくね上がってくるんです。
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コメント
ジャイプールの旅、懐かしく読ませていただきました。
かの地に行ったのはなんと20年くらい前(ひゃ〜)
風の宮殿もアンベール城もとてもきれいで、
ともすれば色々あるインドでは楽しい思い出ばかりの街でした。
木版プリントのお店がすてきすぎて、長い時間かけて選んだ生地を
まだしまい込んでいます。
投稿: mizo | 2009年10月21日 (水) 20時39分
インドに行ってたんですね。
布を巡る旅。素敵ですね。
私もいつか行ってみたーーい。
いつになることやら、、、。
元気なうちに行かないとね。
投稿: 杜丈子 | 2009年10月26日 (月) 22時21分