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2009年10月23日 (金)

インド8 アーユルヴェーダ

バリのスパメニューにしばしば「シロダラ」というオイルテラピーがあります。アーユルヴェーダも今じゃ世界中。前からインドではどうなのか知りたいと思っていました。本来は漢方薬や鍼灸のように伝統的な医学だから、スパみたいなゆるいものではないだろうと。

秘境旅行の手配で有名な「西遊旅行」のサイトにデリー内のアーユルヴェーダ施設が出ていたので参考にさせていただき、うち2件へ。

まず1件目。初日のデリーがお祭りの日だったため仕事は早めに切り上げ(運転手さんに悪いなと思って)Ayurveda Kendraという施設へ一人で。帰りはチキチキマシーン風マサラタクシー(デリーのイエローキャブ)。

ケンデラの方はクリニック的なイメージがかなり強い。本来は深刻な病気じゃないと来てはいけないのかもしれないが、すでに慣れていらっしゃるのかミーハーな観光客にもちゃんと対応してくれる。Photo_9

専門家から体質と健康上の問題点を問診され、どういう処置をしたらいいのかをアドヴァイスしてもらう。私はこのところ朝起きると鼻炎がかなりひどい事を言うと、「怒りっぽいか」とか「仕事は速いか」などなどストレートにさくさくと尋ねられ、どぎまぎしながら「はい」「いいえ」で答える。

ドクターの所見はほとんどドーシャ、でもほんの一筋ピッタという。何か施術を試したいのならシロダラではなくホットオイルマッサージがいいって。お医者なのでそれがどんなメニューなのか分かるようなものはない。

施術室はどこか解剖室のように見えなくもなく、ちょっと怖い。「ふちがついたまないた」としか見えない台の上に乗ります。この先は目はひんやりした化粧水のようなものを含ませたコットンで塞がれてしまったので、見えてない。タオルに鍋で暖めたオイルを浸してふたり掛かりで左右からばしゃばしゃ。次第にオイルは熱くなっていき、やはり頭の中は料理されているというイメージ。うつ伏せになって、といわれるがオイルで滑るは目は見えないわで心もとない。

これで鼻炎が治ったかというと、……1回の施術で治るはずはありませんね。ただ身体が大分温まり体調が良くなったのは確か。ちなみに料金はかなり高め5000円くらい。欲しかった「メモリープラス」もここで買えました(アーユルヴェーダには記憶力を向上させるってもいいお茶があってその錠剤も売られているんです。記憶からきし駄目、の私の必需品)。

2件目は空港へ向かう前に行ったKairaliというところです。Photo_10

こちらはインド内に支店が何件かありケララ州にはビーチリゾート設備のある本格的長期治療向けの施設もあるそう。お金持ちのインド人御用達という雰囲気。ブローシャーによれば日本にもスパがあるようす。

こちらでは私のような観光客には問診はなく、どのメニューをやりたいかを聞かれ、シロダラをお願いするとすぐ金額を言ってくれたりしてぱっぱとしている。

施術室の中も、少しはインテリアがあって(ふちつきまないたは同じだったけど)落ち着ける。

そして、シロダラ。なんて気持ちがいい! やはりバリのスパとは違う、と思う。

オイルを額に垂らす、というのを数十分繰り返すだけなのだけどやはりふたりがかりでマッサージもしてくれる。終わった後はスチームバスに。そしてちゃんと個室になったシャワー&ドレッサーで身支度もできて、深夜便にてインド出発の前、助かりました。但しあまりゆっくりはいさせてくれません。ちなみに料金はこちらも5000円弱。

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書いてみたら長かったインドでした。

いえ、実際に長かったです。そして、今まで一回も思ったことなかったけど「また行きたいなー」と思います。

ブログたくさんお読みいただきましてありがとうございました。

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2009年10月22日 (木)

インド7 ポートレート3人

ジャイプールからデリーに戻りました。Photo_6

今回はラマダン明けの休暇を避けてのスケジュールだったのが、知らなかった、今度はヒンドゥの休暇が2回もある週。

10月2日はマハトマ・ガンジーさんの生誕記念日。私たちの大好きなガンジーさんの記念日だから、町中の店が閉まっていようと怒る気にはなれません。

翌日は朝店が開く前からスタンバイ。ところがカーディ・バーヴァン(カディコットンのお店)は記念式典で11時から開くそうで。……開店と同時に入ろうとするのは私だけじゃない。たくさんのデリー市民がお待ち兼ね。ガンジ ーさんのファンは多いんだなぁ、なんて感心していたら何と記念バーゲンの日だったんです。

おかげさまで、同じ値段でいつもよりずっと質のいいカディコットンが買えました。Photo_7ありがとガンジーさん。

最終日。

これまた大概のものが休みという日。生地探しはもうここまでと決めて、国立博物館へ(実はこの後またしても生地を買ったのだったが…)。

涼しい。おっとっと、雨です。

ラジャスタンではカバンに傘入れてきたことを後悔したけど、やっぱり降るなぁ。私においては。

写真の仏像さまは、お顔がインドよりさらに西のイメージで「そうか」と思いました。博物館内に2体しかなかったですが、BCーACボーダー辺りの相当古いもののようです。(本当かナァ?)

日本の仏像さんはまぶたが腫れぼったくて輪郭が四角くて唇が厚いのが多いと思っていたが、それは仏陀がインド人だったからだと思っていた。タイでもそうではなかったか? でもインドの仏像さんときたらすっきり彫りの深いお顔立ち。どうしてなのかは分からなくてもいいけど、そうなんだー、とただ感心した。

さて、最後の写真はPhoto_8上記の話とは関係ない生地屋のおじさん。

オーガンジーについてはとても詳しいが、インド人なのにIT化に興味がなく相変わらず分厚い帳簿に縦書に字を書く(字は横書きだが縦向きに書く)。関係ないことをどんどんしゃべりだすから帰れなくなる。何もおかしなことを言っていないのにかなりおかしい。

もう何度も買いに行ってて私はおじさんのことをいろいろ知っているがおじさんからは、全然覚えてもらえない。

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明日はインド最終回です。

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2009年10月21日 (水)

インド6 アンベール城

インド話が続いております。

きょうのお話は今回の旅でいちばーん美しかったもの。布も美しく感動するものがたくさんだったけど、これはもう目の裏に焼き付いちゃうくらい。

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その6です。

ジャイプールの終盤、話は前後しますけど、ANOKHIミュージアムへ行こうと思ってアンベール旧市街へ。そしたらちょっと間違えてお城の中へ入ってしまった。丘陵のてっぺんと尾根を利用したアンベール城。

「間違えて入った」というのは、運転手さんが城の中にミュージアムがあると思ったせい。

ところが。Photo_2

お城の中はへぇ~っ、うわ~っ。すげ~っ。

……ほんとうに。知らずに見過ごさずよかった。間違えて入ってよかった。入ってしまったので、一通り見学する。……入ってしまったなんて、失礼ですね。招いていただいた、と言わないと。

バス利用者は、旧市街にはバスは入れないのでジープに乗り換えて登ってくる。下から見上げても大層なスケールだったけど、登るとまたすごい。万里の長城みたいな城砦Photo_3がどこまでも。

中は装飾、装飾、どこまでも。

デコラシだらけではあるのだけれど気持ちいい。

どの装飾も強すぎず甘すぎず感じがいい。描かれているものが勝利の記録や権力の象徴というより、自然のモティーフが多いから愛らしい。風化がすすんでいるせいもあるかも知れないけど、鏡の間もびかびかじゃない(ベルサイユ宮殿と比べてもこっちの方が好きだわ)。

建物内部は回廊式になっていて風通しがよく涼しい。 Photo_4

植木は中央にぎゅっと束ねたように植えられていてコントラストがきれい。

どこもかしこも乾いていて灼熱のラジャスタンにおいて、ここは本当にパラダイス。つくったねー。これを。

個人的にですが、まだ行ったことはないけれど頭の中で世界一美しいのではないかと思っているのはタージマハール。子供の頃からの憧れです。それがアンベールよりも美しいのかと思うとゾクっとしてしまう。

ベルサイユ、アンコールワットに行ってあまりピンと来なかった私はもしやの建築オンチ。かもしれないので、このランク付けは皆さまの参考にはなさらないでください。Photo_5

話が戻りますが最後の写真、お城から見渡す旧市街です。この中をくねくね上がってくるんです。

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2009年10月19日 (月)

インド5 ブリジット・シン工房

鎌倉でのマニス展が終了しました。あっという間に10月も下旬に差しかかっていますが、あと3週間足らずでDEES HALLでのマニス展なのです。

きょうもまたインドのお話。ごめんねまだまだたくさんありますですpaper

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きょうは、写真は1点だけです。

ブリジットさんという方のお仕事場をお訪ねしましたら、噂には聞いていたのですけれどもとてもとてもシークレット。

ブリジットさんは、アンベール城の近くでオリジナルのブロックで服やインテリアクロス、小物をつくっている謎のデザイナー。以前日本でその製品を買った事があります。思わず買わずにいられなかった、というか。とても繊細なプリントと縫製でした。マニスも仕事の繊細さはちょっとは自信ありますけれど、そうですね、HAATの仕事もインドですがそのたぐいです。細かさの質がほかと違うのです。パイピングの細さ、均一さ。縫い代は2ミリか3ミリでごく薄く。……

気になるブリジット、情報はネット上でもあまりなく日本では取り扱い店は1店舗だけ。Photo_12

謎ではあったけれど、開き直り、恥は何とか。ぶっつけ本番お訪ねする。

すると、運が良かった(?)。ご本人にお目にかかる事が出来ました。でも写真や取材、販売は基本的にノーです。それで、写真は門の外から1枚だけ。ポリシーを侵害しないようにあまり多くの事をお伝えできませんので個人的感想だけ以下書きます。

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インド人は粘り強い、と言われます。確かにそうだと思う。目的がはっきりしていてその為の努力をいろんな角度からしている。ブリジットさんたちの仕事もそのひとつかと思う。終始はっきりしているんです。ケースバイケース、成り行き任せではなく。

インドのブロックは植民地時代を通してヨーロッパの宮廷衣装や壁紙に多用されてきた歴史があります。欧米人にとって、昔ながらの手作業で昔ながらの柄をプリントした布とはきっとノスタルジック。さらに時代が移り変わってもいつまでも変わらない存在かと。

ブリジットさんたちの仕事はあるべくしてあるような気がします。そしてずっと先も残るんだと思う。しっかり根を下ろして周りの人たちとともに生きているものづくり。

このエモーションは私にはピンと来る。絵で描けばインドのライフツリー。

去年マニスでもスカートの柄に使わせていただきました。息づいている大木の周りに、人もトリも動物も、みんな集まってくる。葉陰に癒されにやってくる。

マニスは残念ながら私がいないと大分違う事になってしまうみたいなので、まだまだ根を下ろしているかどうか怪しいのだけれど、将来なれたらいいなぁ。ライフツリーに。あ、でも基本が成り行き任せだから駄目かな?

さて、ブリジットさんのスタッフは多分全員、地域のインド人。100人くらいの人たちがそれぞれの部署に分かれて働いています。そのほとんどが縫製部。インド製ジューキ(のようなミシン)がカタカタ鳴る、とても清潔な部屋。瞑想とでも言いたくなるものづくりの空間です。だからかな、たーくさんモノが溢れている都会でも、はっと目に留まるんです、ブリジットさんの服や小物は。

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明日はアンベールのお城へとつづきます。

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2009年10月18日 (日)

インド4 サンガネールとアノキ

ジャイプールから30分ほど郊外にある新興住宅地のようなところの一角に、迷路のような車もほとんど入れない細い路地の旧市街があります。ブロックプリントで知られるサンガネールはその中に。

表には版木を彫る職人さんたちの店が数件並んでいるだけでちょっと見つかりにくいかも。プリントをつくっている工房や製品を取りまとめるリテーラーも、あまり表にそれと分かる看板がありません。Photo_7

版木屋だけでも外まで溢れるくらいぎっしりの職人(追いも若きも)が働いているから、ここの伝統産業は健在で元気なんだろうな。これはとても大事な事です。

案内されて中に入ると10m位の長いテーブルに薄いクッションが張られたものが並んでいて、そこに二人一組の職人さんたちがさくさく作業を進めています。

バリ人の仕事のペースと比べたら、なんて早い事か(比較してゴメン!)。あっという間に1mくらい押し終えてしまう。早い分確かに雑かもしれないけど、ゲージのようなものもなく感覚的に押していくのだからやっぱり職人技だと思う。Photo_8

面白いのはインクを入れたトレー。版木を持つ右手の外側(右横)にキャスターがついた専用の台に乗せられていて、左から右へ版を押していく時に、体でその台を右へ右へはじいて転がしていく。ぽんと生地に押してつんと台を転がしてちゃちゃっとインクをつける。リズムがあって無駄がなくて。いつ頃誰が考え出したものなんだろうナァ。

これらの生地を買いたいと思って、聞くと、ジャイプールのバザールに行くように言われた。でもジャイプールでも思っていたほどのブロックは売っていなかったように思う。確かにどの生地店もブロックを持ってはいるんだけれども。

・・・・・・・・・・・・・・Photo_10

ジャイプールでブロックを見たり買ったりするには、ANOHKIというお店が有名らしい。ピンクシティの外側にあるフツウのビルの2階。おしゃれなカフェも併設されていました。売られているもののほとんどが服ですが、いろ~んな種類のブロック(伝統的なインディゴ染めからモダンなプリントまで)が使われていて、それが渾然一体1店舗に揃っていて面白かったです。私も個人的に色々お買い物。

ANOIKHIは、アンベール城の近くにミュージアムがあるというので行ってみました。

城の旧市街というか城塞都市の一角。古い建物を壊して復元したらしいミュージアムは、やはりサーモンピンクが基調で建物だけでも十分美しいものでした。Photo_9

展示品はスラジさんのブロックをはじめ、ラジャスターン各地で現在もつくられている伝統的なブロックが中心。一般に言うミュージアムピースはほとんど置いてないのです。立派なものはなくとも、いえ、きっといっぱい持ってはいるんだけど隠しているんでしょう。ミュージアムとしてのひとつのやり方かと思います。

もうひとつ偉いことに、ANOKHIは本も出していて綺麗で価格も比較的安くとても参考になります。よい仕事をしているなぁ、と思います。

アジャキと呼ばれるカッチ地方の伝統ブロックの工程を展示していて、これはシルクが使われていました。★このシルクのブロックはANOKHIオリジナルプロダクツとしてスカーフが販売されていたので購入しました。バリショップで11月より販売します。Photo_11

屋上のテラスでは版木職人とブロック職人の実演がありました。ここではチーク(シシャム)の木を使っているそうで、バグルーで見たよりもっと複雑な版木を彫っていました。

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明日もインド、つづきます。

お次はブリジットさんの工房へ。

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2009年10月17日 (土)

インド3 バグルー

今回のガルンガンは雨もよう。そしたら、ガルンガンが終わった昨日からピーカン再び。今から泳ぎに行きたくなっちゃいます……。連休明けで身体も頭も戻らないバリ部です。

さて、インド報告その3はバグルーというブロックプリントのまち。Photo

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ピンクシティから40キロ。きっとガタガタの土ぼこりの中を行くのだろうからお尻が痛くなっても覚悟、と思っておりました。そうしたら、ジャイプールから綺麗に舗装されたトールで一直線。1時間足らずで着いてしまったバグルー(まるで246……)。

町の通りにはラクダに荷車を引かせる「やおやさん」が。Photo_2

これ、ラジャスターンに来てからよく見ます。ラクダさんは1日ここでこうして主人の商売が終わるまで立ちんぼなのだろうか。おとなしいラクダさんたち。

さて、ラクダさんとバイバイしてブロックプリントを見に。

岩立さんがお店をたたまれる時「今度は自分で行きなさい」と、教えていただいたスラジさんの工房をお訪ねします。今回のインドはこれが一番の目的。

スラジさんはあいにく不在(何でも巡礼の旅の最中だとか?)、ながら息子さんのディパックさんにお話しを伺う。岩立さんからご紹介いただいたことを告げると、急に顔がほころんで自分にとってお母さんみたいな方なんだ、と。岩立さんのインドでの知名度と存在感を行く場所ごとに感じられます。Photo_4

この工房は10年くらい前に日本の雑誌に掲載されていて稲葉芳恵さんが取材されたそう。

ここでつくられているブロックプリントは、もともとラジャスターン州特有の細かいギャザーがたっぷり入ったスカート(ghaggra)のための伝統的なプリントで、背景部分がインディゴで浸染されるもの。

大きく分けるとふたつの工程。ブロック版を使って防染し、藍瓶に入れて染め、線模様の版で直接色をプリントする。インディゴの色は仕上げ方でブルーとグリーンの2種類があって、どちらもとてもいい色です。

広い敷地の半分以上が地面に布を広げて乾燥させる場所になっている。軒下に吊るすバリとはおよそ正反対のやり方ですね。砂漠と隣り合わせで雨がほとんど降らないバグルーではきっとあっという間に乾いてしまうから、この方が良Photo_3いのでしょうきっと。

それにしたってすごい日差し。

インディゴのブルーが目にまぶしい。

もうひとつ注目は、ブロックの版です。スラジさんの工房ではとても細かい版木を使っていて、手作業で多色を重ねていくのはかなりの技術。

この版はグルジャンと呼ばれている木からつくられているそうで、すべて手Photo_5彫りです。

1ミリに満たない細い線まで浮き彫りにできるのだから、相当細かい木肌なのだと思います(グルじゃの小さいおもちゃのスタンプを買いましたので、これは12月の作品展のときに皆さまに見ていただきます!)。

それにしても、スラジさんのブロックは本当に美しい。

服は早速、バリ部にて制作中です。

11月のDEES HALL展でお目見えします。

Photo_6

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ディパックさん(左)は25歳なんだって。20歳も年下だったんですか? うっそー!…みたいな貫禄。お子さんと奥さんと。

インド話はまだつづく。

次回はブロックプリントのもうひとつの産地、サンガネールです。

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2009年10月12日 (月)

インド2 ジャイプールのまち

私はむかーしライターの仕事をやっていたにも関わらず、文章が超ヘタ。おまけに誤字だらけ。とくに今回のように連載(?)ともなると、構成力も問われます。ええ。しかし、その辺り、どうぞどうぞ多めに見て下さいますようお願いいたします。はぁ~、本当に……。

さて。10月12日の今日はもうガルンガン休暇です。

きょうから2日間ほど家を空けて、子供連れてシンガラジャへ行くんです。このお話しはまた後日として、きょうもインドのつづきをお読み下さい。

・・・・・・・・・・・・・Photo_5

その2

ジャイプールの町です。

着きました。

ピンクシティです。……、と言われている、城壁で囲まれているジャイプールの旧市街地です。本当に全部がサーモンピンク。

昔英国から王族が訪れる際ジャイプールの王様が歓迎の気持ちとして市Photo_7民に命じ塗らせた、というものらしい。しかし町中が、です。

ピンクシティの中はオールドデリーのチャンドニーチョークのような古い建築のバザール(商店街?)が縦横に走っており、その混雑といったら大変なもの。車やバイクの数が多いというだけではなくオートリキシャやリキシャ(人力車ですね)がそれぞれの速度で同じところを走ろうというので、インド人の中ではかなりおとなしい方と見ていた今回の運転手さんも、ここじゃクラクション鳴らしっぱなし。

結局留める所もなかったので、町はずれに車をおいて歩いてバザールへ。

ある通りの両側はサリーやそのほかの生地屋さんばかり。ジョグジャのマリオボロ通りにも似ているかな? Photo_6

日が暮れてからもわんわんと人だかりのピンクシティ。

一体これで平素なんだろうか。まるで大晦日のアメ横。何はなくとも、お買い物、お買い物。今インドの景気がいいからなのか。でもこの興奮はインドの景気がいいからだけじゃなく、ここがインド屈指の観光の町だからだけじゃなく、町の色がピンク色だ、ということも大きいと思う。

すごい、すごい。ピンクの町。

私はこの日の晩、まるで目が冴えて眠れなかったですし。Photo_8

江國香織のピンク色の壁の絵本、ご存知でしょうか。ハスカップという猫が夢で見た街を目指して旅をして、最後にそこに行き着いてピンク色の壁の中の絵になってしまうお話。あれはこの町のことだったのかなと思います。

さてさて、ジャイプールの最終日のこと。

ちょっとだけ時間があったので「シティパレス」と呼ばれている、王様(現在もいらっしゃるらしい)宮殿へ。

はい。Photo_9

やはりピンクでした。

パッと見はヨーロッパのどこかの広場のような。

しかし、や、ピンクだ。インドだ。ジャイプールだ。

そして、素晴らしいのがクジャクのファサード。これは見事。ピンクなだけじゃなく、 この町にブロックプリントが溢れている理由のような気がします。惜しみなく美しい。

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つづく

お次はブロックプリントのお話です!

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2009年10月11日 (日)

インド1 ジャイプールへの道

先日はたくさんの皆さまに作品展へお越しいただきましてありがとうございました。インド行きの航空券がなかなか取れず、結局予定より1日早い9月27日に出発。10月5日にバリへ戻りました。お礼の一言をインドから入れようと思いつつ、結局今になってしまって申し訳ありません。

都内では今年はあと2回。11月、DEES HALLでのマニス展、そして12月に代官山の仮会場にて作品展があります。が、今週からバリではガルンガンの休暇。明けてからまたリセット、まだまだたくさんつくります。

さて、今日からしばらくの間インドで撮った写真をご紹介します。

休暇が入るゆえ途中少し期間が空いてしまいますが、少しずつ入れる予定です。何しろ今回は初めて(!)1週間のインド。いろいろたくさんありました。

・・・・・・・・・・・・・・・・Photo

その1

インドに着いてから2日目。デリーから車でジャイプールへ向かいました。

片道5斜線のひろ~い高速の両側に新しいインドが急成長している姿を目の当たりにしながら、今たぶん世界でもいちばん元気のいい国、10億という人口の最先端がコレなんだなぁ、とつぶやく。

デリーの町の中は木がたくさんで大きな建物がどかーん、どかーんと居座っている。その広がりにインドのスケールを感じながら、片一方ではオールドデリーの電気もなかった時代からそのままの、よくぞここまで小さいところに溢れるほどの人とモノ。Photo_2

……今回初めてそういうところから出たのです。

デリーの周りは新興セクター。住所は区画ごとの番号らしく、新聞には「第○セクターのマンション」というふうな広告がハデやかに踊ってる。

ハリヤナ州との州境を越えて、トレーラーががんがん突っ走るトールをひたすら南へ。

木が次第に減って、砂漠が半分というラジャスターン州に入る。Photo_3

はげ山の景色ばかり、ひたすら4時間。 当たり前かもしれないが、島であるバリの、UBUDのじれっとした湿気に慣れている私にとっては雲もほとんどないこういう景色はすごく新鮮。しかし、あまりの暑さに眠気、車中きっとほとんど寝てました。

トールを下りて曲がったところで運転手さんが「ゾウがいるよ」と教えてくれる。そういえば、ラクダさんもたくさんいる。インドだな、砂漠だな、といよいようれしくなる。そんな折、前方に見えてきたのはお城です。Photo_4

アンベール城という、お城。

すごい。大きい。きれい。

これがジャイプールの入り口なのです。

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つづく。

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