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2009年8月24日 (月)

ボートのリサイクル

ボート家具ってずいぶん前からバリにありました。ボートの胴体を半分に切ってその中に仕切り板を入れたリサイクル家具。でも、もっといろんなものがあったのですねぇ。灯台元暗し、ぜんぜん知りませんでした。Photo

ANDONにある専門会社の支店を見に行くとテーブル、椅子、ベンチ。壁用のユニット材まで。ハゲ加減がちょうどいい素材感だしと値段もけっこう安い。右写真の真ん中に突っ立っているのは半分に切ったものがそのまま立っている状態。その右はベンチ。

事のきっかけは、この前書きましたカフェ・バトゥジンバール。カウンターに使われていた廃材がボートリサイクル材だったんです。

ボートといっても形的にこれはカヌーですね。サヌールの浜辺にたくさん停められている釣り船です。胴体は丸木から彫りぬくんだと聞いたけど、今でもそういうやり方なのでしょうか。アウトリガー(バランスをとるための丸太)がついていて、これに簡単な帆がついたのがこの辺でいわれているボートです。Photo_2

サヌールの使い古しなどではとても足りないでしょうから、ジャワや近隣の島々からも広く集められているかも。

バリではどっちかというともう流行を過ぎた感じで、目下流行はすごく大きな木をそのまま縦切りにした板材を天板にしたテーブル。流行っているからといってこんなにたくさんどこから切ってくるのだろう、と心配になりますがボートの廃材ならまだ安心です。

あっ、でも、古ボートが売れると浜辺じゃまた新しいボートをつくるんだから同じか。

何にせよ、買いました。ボートの頭をそのままつかったベンチ。ショップのお客さまPhoto_3用に。

・・・・・・・・・・・・

先日、谷さん展の見本服を出荷し終えた午後。

バリ人が「鉄の日」とか「機械の日」とかいう儀式の日。前にもブログオンしましたね。主にバイクや車、PC、機械系の道具、刃物などのお清めをするのだけど、マニスときたらミシンにはさみがぞろぞろで、いつもこのウパチャラにはたくさんのものにお供えをする。

準備が出来たよー、と呼ばれてパーキングへ出ると、今回はうちの子供の乗り物までぞろぞろ。車→バイク→自転車→こどもスクーター→三輪車。……と大きいものから一列に並ぶ最後が、ナンダ? 鍬だ? そっか、そうだよねー。もとはこういうシンプルな道具たちの神様に感謝の意味を込めて出来た暦の日なのでしょうから。Photo_4

お供えねぇ。こういうの、イケニエだったんですよね昔は。もう見慣れましたけどねぇ。こどもが足とかもぎ取っておいしそうに食べるようになったのがねぇ。どうも見慣れません。

そうこうする内に、この日の荷物はもうとっくに日本入りしており、あらっもう今週は皆さま、“tokoすぺしゃる”でございますよ。クロワッサンの谷さん記事は今日はじめて拝見しましたが、せっかくのお話がたったの2ページじゃぜんぜん物足らない! 自己取材された(エライ!)奥山さん、もっと何かにたくさん書いてください、是非。

ワタクシは今回バリにて実況SMSスタンバイしております~!

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