何かと中和する週末
先週土曜。朝起きるなり「きょうはどこの森へ行くの?」としっかりその気の子供。そういえば、前の日あいまいながらそんなこと言っていたっけ。
森とか山とか。
行って何するかというと、ただ、そーゆーところへ行って木の根元を掘ったり落ち葉の下の土を掘ったり、朽木を叩いたりすると昆虫が見つかるかも、という気がするだけ。昆虫の本にそう書いてあるから。ちなみに昨年来それで昆虫が見つかった例はないんですが。
それにしたって前の日は、はるばる箱根まで行ったじゃないか。その前に小田原市の霊園へも行ってお墓の前におとなしく留まることもなくまわりの森を裸足で走り回っていたんじゃなかった?
じゃ、奥の手。いちばん手っ取り早い森、明治神宮へ。
表参道からひと駅だけ地下鉄に乗れば、神宮の森なのです。昨年その奥の方が本当に森のようであることを知って驚きましたっけ。本殿への参道の左右の木立も立派だけれど、清正の泉と菖蒲園のあるお池の周りはもっと本格的な森。
まずは本殿におまいり。たまたま結婚式の多い日で、きれいなお嫁さんがあっちにもこっちにもいらっしゃって「うわ~きれい、いいなぁ」。
絵馬に書いたお願い事は「おおきくなってから。ちゃんとけっこんしきができますようにしてください」。大分間違ってますけど、文字。でもきっとダイジョウブよ、けっこんしき。
さて、菖蒲園の方はちょうどお花がきれいに咲き乱れてまことに美しい。これで都心のど真ん中とは。コンクリートで埋め尽くされたかのような密集地の真ん中に、こんな自然が確保されているんですねぇ。
清正の泉と呼ばれている湧き水から引かれた水は森の合間をくねくねと流れショウブの池から釣堀のお池へ至る。人工的なつくりではあっても、感覚的にとっても自然なのです。いったいいつ頃からこんな景観が保たれているのでしょう。二宮の団地の公園がうん十年前から変わらないとして、こちらは?
子供はこれまた枝を拾ってはあちこちの根っこを掘りまくる(掘ってもいいけどちゃんと元に戻してね)。神宮の森に昆虫がいるのかどうかは怪しいけど、さもいそうな感じがします、確かに。
お天気のいい週末のわりにほどほどの人出でゆっくり周れたのもよかった。前の日の小田原城や箱根登山鉄道も。前の週の鎌倉と比べたら!
菖蒲池の一番奥、清正の泉は、どうやら知る人ぞ知るパワースポット。きくよさんによれば、マニス事務所が谷間の墓地脇ながら安泰なのはここから湧き出た清らかな水かはたまた斜め向かいの根津美術館内の水の流れか。…表参道って、下ってもなお神様の敷地なのかも。
神宮の森もこの水源を取り囲んで澄んで静かにたたずんでいるんでしょうか。いつまでも?
水をひと掬いすると、清められる気が確かにいたします。
場所変わって、すべて変わって、写真はいきなり飲み屋です。清められたらまた中和?
子供を預けてから厚生労働省にお勤めの旧友と、丸の内の国際ビル地下へお酒を飲みに。
マイナス15度に冷やしてとろっとしたサントリーの角(通称トロ角)にシュワーっとソーダを注いだハイボールが売りのバー。すっごくリーズナブルでステキ。各国の航空会社発券カウンターが入っているビルの地下がこんなに楽しいところだとは知らなかったです。
土曜日だからうんと空いていてゆっくり過ごせる。
昭和な気分で気楽に国際的にお酒を飲みました。
運のいい週末にありがとう。
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実は翌日日曜日にもなぜかグーゼン神社へ行ったのでした。中和?
きくよさまのご実家、葛西の鹿取神社で3年に1回のお神輿があるというのでこっちはもう大分前から予定してて、いざ。
日本のお祭り願望が強いフロムバリの我々は、雨で出遅れ。着くなり、道々にハッピの皆様たくさん。神社へ引き上げるところだったお神輿担ぎのおじさんたちに同行し、葛西駅から先、わいわい楽しく鹿取神社へ。しかし、あー、ちょうど終わったところでした。
お神輿のお姿だけ拝ませていただいて、あとは出店物色。カッパ着てグジュグジュに濡れながらもそれなりお祭りの余韻を楽しませていただきました。
子供の社会見学と称し、日本文化の再確認。お神輿担ぎの皆様の濡れながらのハッピ姿が何ともかっこよく惚れ惚れ。
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まだら天気。1日晴れてまた雨の今週ですね。パッチワークのようなお天気に日本を感じ楽しんでおります。
今週も歩く歩く。またご報告します。
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