12月からのことをさかのぼって
あけましておめでとうございます!
今朝、お正月の空気がまだ残る日本へ着きました。年末の3週間のバリでは、パソコンの調子がついぞ整わずブログがすっかりブランクのまま年が明けてしまいました。
それで、時期はさかのぼりますが12月に書ききれなかったことの続き~バリでのお正月までをきょうからずらずら書かせていただこうと思います。
見ていただく皆様にはまことに申し訳ありません… 拾い拾いお読みいただければ幸いです。
作品展が終わってからの1週間弱は、いろいろなところへ出かけていきましたけど、ガレットはダメ押しもう一度行きました。ガレットランチのキャラメルソースクレープ、翌日「キャラメルソース」のワッフル、と続きましたが、そう来るとゆかちゃんのお店にも行かなくちゃ! と、またその翌日です。
ゆかちゃんはもともと原宿でそば粉のクレープ屋さんをやっていたのだけど、今は東日本橋で木造民家風のお店「ウフ」をひとりできりもり。仕入れから仕込み、サーブ、お掃除、何でも全部自分でやっているんだって。「子供はもうおっきい(高校生)から家のことは大体やれるし、働くわたしはお父さんみたいなものよ!」と、ゆかちゃん。頼もしいです。
ランチタイムはいつも込み合っていて、1日6食限定の日替わりランチはすぐに売り切れ。私が行ったお昼過ぎはたまたまひと波去った直後でラッキーでした。きくよさんも浅草橋の糸やさんへ行くついでに時々ウフでお昼するらしいけど「混んでていつも話しなんてできないよ~」、と言っていましたから。
日替わりはもちろんもうソールドアウトでしたので、ガレットランチ850円というのをお願いしました。
よしきた、ゆかちゃん早速厨房へ。
ガレットはもちろんそば粉100%です。ハムと卵でシンプルなブルトン風。
私、ず~っと昔にフランスのブルターニュ地方を旅行したときに、このシンプルな食べ物をはじめて食べました。ゆかちゃんによれば「貧しい地方だから昔はそういう食べ物しかなかったんだと思う。小麦が取れないからそば粉、ワインのぶどうが育たないからりんごのシードル」。ブルターニュはストーンヘンジのような巨石群が線路に沿ってどこまでも続き、何となくアイルランド(行ったことはないけれど)みたいな風景。そのままこの景色がスペインのバスク地方まで続いているのが何ともアメージングだったなぁ。貧しさなんてちっとも気がつかないままだった。
ごく限られた材料だけでつくられるガレットは、いまどきの気分といいましょうか、シンプルでどこかほっこりなごむ食べ物です。
中央区東日本橋2-11-3 1階
お近くの方、ぜひお試し下さい!
デザートは時間がなく試せなかったのでそのまま包んでもらって、その足で(方面的には大分遠かったけれど)伺った岩立先生のお店へおみやげに。岩立さんのご主人ジョージさん、どうもスイーツ好きとお見受けしていて。さくっと包まれた「自家製キャラメルソース」のクレープをお渡しすると、大のおじさん、「うわ~、クレープ」と目がハート。こんなに喜んでいただけて何よりですわ。
というわけで、3回目のキャラメルソースは私よりうわてのジョージさんのものに。
岩立さんのお店は年内でクローズ、改装されるとのことで、この日はお客様もたくさん。しかしわたしごときは、インドの達人先生からブロックプリントの工房への行き方を伝授いただきました。先生は「まだ若いんだから! 今度は自分でいきなさい」って。え~、ご一緒ではなくてですか? 「私なんて30年間ガイドなんかほとんど頼まないでどんなところへも行ったわよ」、ですって……。最長で3泊3日ガイド付きのデリーしか経験のない私って……。はい、でも、行ってみます。
別室でジョージさんが焼いたという「パンプキンパイ」とミルクティーをいただく。そうなんだ。自分で焼いちゃうくらいのスイーツ派だったんです。納得!
バリに戻って4日後。
犬のルビーが2度目の出産。しかし、出血がひどく母犬ルビーははかなく息を引き取ってしまった。何とか取り出せた1匹目の子犬だけが助かる。この、なんてのすれすれの生と死。後の子達はだめだったけれど、ちびルビーはお母さん犬と兄弟の分までなのか、大層元気。毎日ミルクをがばがば飲んでおります。その飲みっぷりがまさにルビーそっくり。おてんば、わがまま、力持ち、で、ウランちゃんみたいだったルビーの性質をそのままもらっております。
ルビーと一番仲が良かったデワさんは男泣き。しかし、かわいい生まれ変わりにこちらも目が。
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さて、続きはバリ部のクリスマスなどなど。また明日以降に!
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