フォーティーズ続行中
二日間のマニス作品展、たくさんの皆さまにお越しいただきまして
本当にありがとうございました。
神宮外苑のいちょうの眺めが見下ろせるICHYSギャラリーは、この時期とても混んでいて、2日間だけしかお願いできなかったため、今日から明日までtokomanisで同じ作品を展示中。きょうも雨の中皆さまお運び下さいまして、ありがとうございました!
水曜日の夕方からはフォーティーズのパーティーでした。
コライユのお料理の“本番”はパフォーマンスを含めて本当に素晴らしくて。
ケータリング、といえばそれまでだけど、今回は、今の料理界のさらに先を行っているかも、と思いました。お金をたくさん払っておいしいものを食べること、食材にこだわったものを食べることは今や選択肢もたくさんあると思いますが、今回はそのときだけしかつくらない創作のお料理というぜいたくさが振舞われました。
お母さんがおうちでつくるご飯も、時々、ずっと忘れないご飯というものがありますよね。10歳のお誕生日に食べたとんかつとサラダをずっと覚えているとか。
「そのときだけの」発想と思いがこんなふうな食べ物になるんだなぁ、と思うと、服づくりはかたちで残るものだから、もっといろんなことができるのかも、と深い思いをいたしました。
小川糸さんの「食堂かたつむり」を読まれた方には分かるかもしれませんが、お料理の持つ人への力って、独特のものがあると思うのです。
会場ではマトリョーミン(=マトリョーシカのテルミン)の第一人者、相田先生に飛び入りの演奏もいただいて、大好評でした!
ところで、フォーティーズの記念に今回バリからタピスリーをひとつつくってきたんです。
前回秋のコレクションでハート柄のTシャツをつくって「AMAN MANIS」というシリーズにしたのですが、その延長で“世界の言葉でありがとう”みたいなデザインを考えていたんです。40回も作品展を続けられて、これはもう、ひと言のありがとうしかないと思って。そのモティーフでは結局服にはなりませんでしたが、一枚のタピスリーが出来ました。
8月にバリのショップで急遽臨時の店番をしていたときに、えんぴつと消しゴム を持ち込んで何となく描き溜めた図案をそのまま刺繍&パッチワークにしたものです。ショップにいらっしゃるいろんな国籍のいろんな方の顔をもとに、写真などの参考資料はまったく使わずに印象だけでささっと描いたものをのべ20日間、貯めました。
その図案をチベッタンウールのいちばん気に入っていた残りにパッチワーク。
もっと時間があったらもっともっと加わったものがあったかもしれないけど、時間がなかったことからすっきりシンプルな出来上がり!
tokoは明日まで開催中です。
| 固定リンク
コメント