9月に入ってから日本は過ごしやすくなったそうですね。
UBUDは乾期だというのに相変わらず1日に1回は雨。おかげで芝生が青々としています。
1週間足らずの間に写真がいっぱい溜まってました。きょうはまた「つれづれ」式でいきますよー。
ダイコン
最近はただ何となくつくるご飯をやめて、どういうものをつくろう、とアタマに描いてから料理をする事に。
上はダイコンの浅漬けにレモンを加えたもの。自由が丘で購入した浅漬け用のガラスの器をつかう。バリの素晴らしいお塩とレモンだけで漬ける地元のダイコンはなかなか滋味深いのです。
パスタ
下は夜ご飯の一品(一品だけの夜ご飯?)。残り野菜を使ってタラコパスタ。ナスは素揚げして、パスタを茹でてからにんにくでカンクンを炒め、ナスと混ぜて下味。白ワインとおしょうゆ。バターを少々加えてタラコを和えました。
野菜入りパスタはレタスがたくさんあるときにもよくつくる。「食べるのがとにかく面倒くさい」と食の細いうちの子供にオールインワンのパスタが向いているというわけで。
みなさんのおうちでもそうですか?
ウール
岩立先生から分けていただいたウッタルプラデーシュ産のチベッタンウール。この生地端のピンクがあまりに可愛くて悩む。何になるにせよ2色で4着限定。いいものはいつも少ない。少ないから余計に考えちゃう。
しかし、きょうはもう裁断にかかります。だってもう作品展間際です。皆さんのところにもそろそろお知らせのハガキが届く予定です。
サンピ(牛)
地主さんのお父さんが飼っている牛から赤ちゃんが生まれました。これで生まれたて2日目。牛って大きく生まれるものだなー。それにすぐに立ってしまうんですねー。何といっても、このお目目の可愛さ!!! インドで牛に追っかけまわされて牛はやや怖いワタシでも、このお目目にはマイッタ~。
セミ
庭のデワさんが夕方、ジリジリと鳴くものを手に入れてきた。前足に糸を結んで庭の木に結んで「セミはこうやって飼うんだよー」と教えてくれる。餌は葉っぱ。落ちてた葉っぱを近づけると、待ってましたとばかり食らいついた。こんな風にわしわしと食べるんだなぁ、セミは。
翌日子供が葉っぱで「セミハウス」をつくってあげましたら、雨のときはハウスにちゃんと入るのです。その翌日、晴れたと思ったら糸をちぎってどこかへ飛んでいきました。
イグアナ
運転手のデワグデと子供が虫取り編みでこんなものをつかまえてきた。たまたま遊びに来ていたTさんが「あ、これイグアナじゃん!」って。しっぽがやけに長く、全長50センチほどもある。飼い方は庭木に放すこと。そんなことよく知ってるなー。
セミハウスが前日まであった庭木に留まらせると、捕獲当初はこげ茶色だったがしばらくすると黄緑色に変色(写真はしっぽのほうがまだ少し茶系)。
うちの木は夜はコウモリ、朝方は喋々さんたちが集まってきてなかなかにぎやか。
狂言
日本から狂言がやってきました。日本インドネシア国交樹立50周年事業のひとつとしてバリではじめての公演とのこと。現代狂言界を代表する山本東次郎家一門の出演によるもので……、と言われても、狂言って何だっけ? みたいな不安な日本人多し。お能ならまだ知っているが。どきどき心配しながらもUBUD王宮前で無料公演は見なくっちゃ。見なくちゃ。
ところが、無知な日本人ワタシらとバリ人&ガイジン一同、大感動。
日本語が分からなくても分かっても、シンプルで笑える筋書きと、仏頂面を崩さないで演じられることのギャップがもうおもしろすぎ。
衣装も素晴らしかった。品のいい配色、細かく選ばれた素材、遠めにも引き立つ柄と、まことにお見事でした。
飽きっぽいうちの子供でも終始夢中。こんなに素晴らしい芸能だけど今の日本では狂言人口は100人足らず、なのですって。
日本ではなかなかご縁がなかったかも知れないけど、バリでこんな風に寛いだ中で見せていただけて本当にありがたかったです。
私たち、もう、狂言大ファンになっちゃいました。
DVD
このプレゼントの中身は「狂言in UBUD」のDVD。アルン作。こんなものすぐつくっちゃうアルンのノリも素晴らしいが、中身がまたもう輪をかけておかしくて(アルンのアドリブ=効果音とか映像処理がたくさん入っている)、泣き笑い。この前マニスのショップに「デジタルピカソ」を贈ってくれたので、お礼にユニフォームのシャツをプレゼントしたのです。
そしたらまたこれがキタ~。
イントロはマニスシャツ着た自身の写真入り。
9月9日
料理にやや反省と愛情を込められるようになったので、久しぶりに人に誉められるようなものがつくれました。
9月9日に緊急ご飯会。急に決まったのに9人参加。
お豆のハンバーグ、テンペのコチュジャンソース揚げ、フムス、パセリのオイル漬けサラダ、オリーブ油を使ったポテサラ、インゲンとひじきのディジョンマスタード和え、カリフラワーとレンズ豆のカレー。
おいしいツナが手に入ったのでこれだけはバリ人のイブ(うちのお掃除担当)に頼んでサテにしてもらう。
子供のご飯ばかりつくっている日々、こうして時々オトナのご飯をがしっとつくると気分転換になります。
みんな食べにきてくれてありがとう。楽しい毎日にありがとう。感謝。
さて来週はもう帰国です。
きょうは久しぶりに生地の写真が入りましたが、トライバルウールとトリコロールウールの服はまだマニス日本部も誰も見ていません。なぜでしょう?
こんな間際まで内容を明かさないなんて。しかし何の理由もなくたまたまなんです……。
来週少しずつご紹介していきます。お楽しみに!