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2008年5月28日 (水)

普通のごはんのこと

Photo 作品展が終わりました。

会期中はたくさんの皆さまに見に来ていただいたとのことで、皆さま今回も大変ありがとうございました。

今回も雨(!)の初日。電車が止まりそう、というSMSにハラハラしつつ、週中はいいお天気だったそうで。……という実況報告をけろちゃんやエイコさんからSMSでもらっておりました。晴れて忙しかった、という日には私までおいしくビールを飲んじゃったりして。

さてきょうは何となくカメラに収まっていたここ1週間の食べ物いろいろ。Photo_2

私たちクタ方面で「簡単にごはんを食べる場所」のひとつはmie88というお店です。上の写真です。子供と主人はシーフードミーゴレン、わたしはこのパイナップルチャーハン。ミー(麺類)がメインのお店だけど、ほかのメニューもなかなかおいしいのです。

中でもパイナップル飯は私かな~りお気に入り。パイナップルをくりぬくところからつくるのかなぁ、忘れた頃に出てくるけれど、決して裏切られない。かわいいし安いしおいしい!大盛りのミーでかなり満腹な主人にこのてんこ盛りの残りを平らげてもらいます。巷じゃ太鼓っぱらで有名なP。子供と私の残りを食べ続けた結果か。

右上辺りの写真です。ある日のお昼ごはんです。ゆでたてブロッコリーやうずらの卵は塩も何もつけないで食べます。玄米と赤米をまぜたごはんに「ねこぶ」というふりかけ。つくりおきのお惣菜、ひじきいためとテンペのおPhoto_3しょうゆ味。

しかしうちの子供はもとより結構食べれません。ゆでたて系はぱっと口に入るが、お惣菜が残る。テンペも揚げたてなら大好きなのにナァ。

……とぼやいていたら、何日かして最近親戚から「ガスパールとリサ」のお皿が届きました。これが大活躍。右位置の写真です。

お皿の底の模様がかわいいので、わりと大盛りでも頑張って食べるようになりました。

ポークのハンバーグ、ジュパン(はやとうり)とジャガイモのソテー。 上に乗っているのはブルガデルというかき揚げっぽいもの。スタッフのキッチンからのおすそ分け。その下に彼が大嫌いな野菜の和え物がちょっとだけ挟まっております。私の分はバランスが逆で大盛りの和え物とソテーにハンバーグ1個。

そうそう。長らく場所が決まらなかったバリ・ショップ。先日やっといい物件が見つかって、即契約しました。新築工事中で内装が今から、というグーなタイミング。デウィシタ通りのバタンワルというレストランの前です。7月上旬にオープン予定。Photo_4 夏休みにバリにいらっしゃる方、是非見に来てくださいね! かくいう私はあと10日ほどで帰国です。子供と主人も後から来ます。DEES HALLでお目にかかります!

その前に明日とあさってはtokoあります。プチセールです。お楽しみに!

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2008年5月19日 (月)

ビッグバン

Photo 先日犬のルビーが子供を産みました。

うちの犬たちはメス3匹にオス1匹を敷地内に放し飼いなので、自然と数が増えます。……勝手に増えるというか。前にも書いたかもしれないけど、もういちどその構成を。シュガー♂、その子供コピ♀(コピの母親は子犬が生まれてすぐ死んでしまった)、そのコピの子供パク♀(パクの父親はどうも野良らしく母にも父にも似ていない色んな色の子犬が5匹産まれたうちの1匹)。とまぁ、多少他の血が混じっているものの、殆ど直系(?)の3世代で全て黒い小型バリ犬なのです。

ルビーだけがまったく別のラブラドール。一匹だけガッシリ大きい白い子。昨年コピの子供(パクたち)が生まれるちょっと前にうちにやってきました。その後半年くらいして家の中あちこちに血痕が……。まず小型のパクちゃんの整理が始まって、その後ルビーちゃん。あっという間に今度は妊娠、出産と続いているわけです。ルビーの赤ちゃんは6匹。最初の1匹はお産のときに死んでしまって今5匹ですが1匹ちょっと発育が悪く別に飼育中。母親が白だというのに子犬たちは全部黒で全部オス!!! ルビーちゃんのような白い子を期待していたのに姿はほぼ父方似、大きさだけはどうも母似! まぁね、アトムの妹ウランちゃんみたいに超わがまま&オテンバ&力持ちのルビーちゃんですからねぇ、こういう結果にも頷けますわ。

Rubi2 それにしても、このままでいたら大小4匹プラス大きな黒犬がぞろぞろ5匹。誰もうちに寄り付かなくなっちゃうじゃないですか(今だって結構きわどいというのに)。ああ、しかももうじきパクちゃんからも生まれてくるのだ(こっちも黒・黒・黒に決まってる!)。このままじゃうちは白一匹に黒ぞろの犬屋敷。まるで犬のビッグバン  オソロシや~

今後予防接種と避妊手術でしばらくは獣医さんにも日参いただかないと、です。

犬だらけでおおわらわ、ではありますが明日からなんと作品展。

早いものです。

そして犬の次にいきなり、下の写真。番外編。DMの「木」のスカートの制作風景です。Photo_2

インドのカンタにはこんなふうなのがたくさん。ブランケットのような大判だと一本の大きな木を中心にいろいろな動物が描かれているものもしばしばお目にかかります。

スカートのパターンに下絵を描いて、試作していきました。

インドやシンガポールのことを先に入れちゃって、これがラストになってしまった! 

あー、それでも明日からです。今日銀座三越さんへ搬入です。え、東京はまた雨? 実は乾期なのにバリもです。 私は今回もお立会いが出来ませんが、けろちゃん、きくよさん、エイコさんとサポートの真由美さんが皆様のお越しをお待ちしていますPhoto_3

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2008年5月18日 (日)

作品展がもうすぐ 3 

きょうも作品について少々。

≪カラー&バティック≫Photo_2

ずっと前にバンコックのシルクショップで買った草木染というカラフルなシャンタン。黄色、きみどり、あおみどり。色が色だけにずっとしまい込んでいました。

時は過ぎ、この春に買ったジョグジャもの(バティック)の新作というオールドカラーに少し明るい色を刺したタイプを広げて悩んでいるところにコレ(上の写真)。

バティックとは全然違う布どおしだけどワンピースの部分使いに。……お出かけ用に良さそうな服ができました。

カラフルシャンタンはほかのバティックにも合いそうです。

ほかにも関連アイテムが少々。

≪ベーシックバティック≫Dees2_2

ソガという黄土色とインディゴが基本のジャワ伝統柄と呼ばれるタイプは新品だともっと鮮やか。

わざとオールド風を意識したかのようなくすんだ色に仕上げられたタイプを入荷。

ふだん服と合わせておしゃれに着られるといいです。

≪ブラック≫

カンボジアのアルティザン・デ・ザンコールという工房の綾織のプレーンシルクを使ったジャケットがおすすめです。

アンコールワットの町シェムリアップにあって、おもに観光客向けの工芸品をつくっているところですが、布に関しては桑畑を栽培するところから一貫管理するほどこだわっています。内戦前にはゴールデンシルクと呼ばれた黄色くて小さい繭がカンボジアではさかんにつくられていたそうです。内戦後にすっかりなくなってしまったのをシェムリアップを拠点に復興させるムーブメントが。ADAの織物もそのひとつ。

細く紡がれたシルクを綾織するのがカンボジアの織物の特徴。複雑な織り機ながら、細かい絣織りが得意なのです。ADAでも絣をたくさんつくっていますが無地もなかなか。薄いわりにしっかりしていてハリがあるけれどふわっと肌触りが良いのです。

何年も前から少しずつ使ってきたADAのシルクです。

≪トドラー≫

前のブログでご紹介したブロックプリントのものなどが中心です。

Photo_3

≪バッグ≫

kunciのニット地をボディにしてコーデュロイ風の畝のある生地のインドのブロックプリントを取っ手につけました。kunciのかよこさんによれば、カギ編みの二重編みなのですごく時間がかかるのですって。丁寧にしっかり編まれたバッグ。重さも固さもちょうど良くて、私はもうすっかり使い込んでおります。無地(生成り)もおすすめ。

「番外編」は明日か明後日にまた、です。

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2008年5月17日 (土)

作品展がもうすぐ 2

Photo_10昨日から今回の作品展の内容をご紹介しています。

  ≪パサールカラー≫

バリで市場のことをパサールといいます。

一昔前、パサールのようなネイティブ御用達のサロン売り場では色の洪水のごとく明るく元気な色が溢れていました。当時はそれがトレンドだったのです。カラフルなイカットもたくさんありましたっけ。……と思い出して久しぶりにカラフルなバリ手織シャンブレーをつくりました。

ワンピース、ブラウス、パンツなどなど。

写真は何年か前にちらっと登場したリゾート風の巾広パンツ。ちょっとハイウエスト。

Photo_9

右の写真はリネンのシャンブレー。

オレンジ、赤、ブルーグリーンときれいな色が揃いました。

薄手でさらっと履きやすいこちらもおすすめ。

3サイズ(XLのみ6月入荷予定です)。

ほかプラナカン風のプリントも少しだけ入っています。今回は茶系のペイズリーです。

≪水玉たち≫

HARUMANISのシリーズに加わった水玉たち。

バリ内でバティック(染め抜き)の方法を使ってハンドプリントされているものです。Harum1

お店に在庫がなく注文する式なので、当たりとハズレ(注文どおりの色と全然そうじゃない色)がありますが、分かりませんねきっと。

薄手なので2枚重ねてパンツにしたり(右)プレーンなブラウスにも、マルチにオッケーな生地です。

おかげさまですっかりハデなマニスが出来ました。

只今持ち込み生地にも同じプリントができるかどうか試しているところ。黒のみ2タイプ間に合いました。

ゆるゆる~っと気の抜けた感じのプリントに味が(?)。

≪ウエストベンガル≫

Harum_2最近行ったインドで購入した西ベンガル州のサリーを中心に。

モスリンの産地だけあって西ベンガル州は薄地織物にとても長けています。インドのユダヤと言われるくらいだから、ベンガル人は結束も固い上仕事にも固い。とにかく薄い。薄い上にたくさん手しごとが入っているものが多い(ベンガル流価値観?)。それでいて色使いが自由でおおらかなのがいいのです。織りながら刺しゅうのように柄を刺していくダカイというタイプのサリーは、二人掛かりで生地の両側から作業をするのですって。Photo_11はじめ紙のようにバリバリ。何度か洗ううちにそれはそれは柔らく着易くなるのです。バリの気候にもぴったりで、私は断然ベンガル贔屓。

写真はダカイに刺しゅうを入れたもの。色と柄のセンスに脱帽。そういうインドもありました。

ウエストベンガル・シリーズはこの後6月にいろいろ揃います。tokoでご覧いただけます。

西ベンガル州よりも東、アッサムと続いてバングラデシュの向こう側にあるマニプール州でつくられている縫い取りが入ったショールをつかった服も6月入荷。

サリー風の大判とセットになっていて大判の方は模様が少ないんです。1m×2mほどのショールをつかってブラウスを。Photo_12

マニプール人はタイ人そっくり。ミャンマーの少数民族と混じっているのでしょうか、あのロンリープラネットにさえ出ていない秘境(?)です。

布を見る限りどことなく西ベンガルと共通のイメージも。しかしこのショールと大判の布はどうやって着ているのだろう。

東南アジアとインドが混ざっていそうな場所。どんなものを食べているのかも気になります。

明日も少しだけ続きがあります。

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2008年5月16日 (金)

作品展がもうすぐ 1

Photo_4来週火曜日、20日から銀座三越で作品展vol.38を開催いたします。

今回のDMは恥ずかしながらワタクシがバリで撮影させていただきました。それこそ、もう、アイロンの湯気がもわ~っとしているホヤホヤのを。DMのテーマ「木」は、今期の“手しごと系”のもの。

今回は服のタイプをわりとはっきり分けました。

たくさんの顔のマニスをどうぞご覧下さい。

≪エンブロイダリー≫

最近読んだある本に、一番最近の宇宙の考え方が出ていました。読んでいるうちにそのイメージは何となく木に似ているナァと思って。木ねぇ……。Photo_5

インドのカンタにしばしば描かれている木があって、それは画面全体または中央におおらかに描かれています。特徴は枝にたくさんの鳥たちがとまっていること。前からずっと見てきたモティーフだけど、これがもしかしたら宇宙の象徴かしら、と勝手な解釈で急遽スカートに取り入れさせていただきました。

カンタほど緻密ではない単純なステッチで、スカートをキャンバスと見たたてどど~ん、と。ざっくりした麻で3色あります。

もうひとつの「木」は子供の絵本に出てくるもの。

お父さん木とお母さん木の間に生えたちびっこの木。その根元にある日迷子になった人間の男の子が疲れ果てて眠ってしまう。人が自分の葉影で眠る人間を見て木は人々と仲良く暮らしたいと思う。そして根っこをそろりそろり抜き歩き出す。町へ。Photo_7そして長い旅の末に砂漠の真ん中に根を下ろして疲れた旅人や渡り鳥たちを癒すようになった、というお話しです。

歩いている木の姿がおもしろくて、ちょっとアレンジさせていただいちゃいました。

今年はTシャツがたくさん登場しています。

今回も3タイプ。

≪クレイダイ&アースカラー≫

カディコットンのかなり上質なものが入荷しました。

インドでモスリンと呼ばれているタイプで、手つむぎながらごく細い糸で手織された素晴らしい布。モスリンは昔から西ベンガル州の特産品として珍重されてきたそうですが、今でもこんなに薄いものを手しごとでつくっているのですねぇ。

これはあいにく写真がありません。

是非実物をご覧下さい。

Photo_6

上の写真は一般的に出回っているリネンの白地に薄い色使いでアワアワ模様の刺しゅうを加えたブラウス。

生地がしっかりしているわりに涼しく着られる夏の服です。袖が細めで見た目もすっきりしています。

真ん中はやはり西ベンガルの布。

濃い目の生成りに白い格子が入ったタッサーシルクです。

ブッディと呼ばれる小さな縫い取りが全体に加わったマニスではお馴染みのもの。

シルクだけどべたつかない夏向きの生地です。

前はスカートに使っていましたが今回のものは薄手なのでブラウスに。Photo_8

何度か洗うとハリが取れてしんなりしてくると思います。

下は昨年も使った綿麻混紡のフランス綾という織り方の薄い生地。

今年は織りあがったのをTTTの長谷さんにお願いしてクレイダイで染めました。いわゆる泥染め。繊維に浸透せず付着する性質なので濃く染めるほどに生地が固くなります。

やや染まりづらい生地だったので2度染めしていただ、その分ハリが出ました。ボタンループスカートとパンツの2型つくりました。

クレイダイのシリーズはほかにもおすすめがありますよ。

つづきは明日ご覧下さい!

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2008年5月13日 (火)

途中のシンガポール

インドへ行く途中にストップオーバーでシンガポールのドロシーのところへ。Photo_8

ドロシーというのは私の姉のような存在で、文化服装学院の基礎科でたまたま席が隣だったことからずっと仲良し。アトリエマニスもこの人の「MANIS」というブランドを半分アソビで手伝うことになり、後にのれん分けしたのが始まりです。……かれこれ10年以上前の話! いや~、時間が経つのは早いナァ!以前はそのアソビ半分の件でシンガポールへもちょくちょく行っていたのですが、いまや汗だく仕事のバリ制作ゆえシンガポールにもすっかりご無沙汰でした。

はい、右上がドロシーです。もとシンガポール航空のフライトアテンダント。インドネシア人アナリストの旦那様は週末のみシンガポールへいらっしゃる。娘のジョセフィンはもちろん才色兼備、間違いなし。メトロデパートの地下にある人気の飲茶にて。Photo_9祭日だったせいもあり長蛇の列でした。メトロのなかには無印良品もオープンしていて、ますます便利になったなぁ、シンガポール。

セントゥーサ島へ渡る橋の手前に最近できたVIVOというショッピングセンターが面白かった。建物のデザインはさておき、内容です。このレトロ懐古調のフードコートは横浜ラーメン博物館のようなコンセプトながら、食べ物の内容と空間デザインが気持ちよく一致しています。

これでもか、と集められた古道具と古めかしいふりした屋台だったりするのだけど(誰かさんの映画の映像のような)、そこでジュウジュウ焼かれているお饅頭や湯気を立てているショウロンポウは、演出力が功を奏してまったくもっておいしそう!

Photo_10

インドネシアではナシ・ウドゥックと呼ばれるココナッツ入りのごはんにお惣菜を盛り付けて食べるものは、こちらではナシ・ルマックというらしい。同じマレー圏なのでインドネシアとは言葉や文化に共通点が多いのです。右のおかずをココナッツで炊いたごはんに乗せてもらうのです。野菜がたっぷりで個人的に好印象。

テーブルや椅子もこだわっています。

10年くらい前の日本でこういうの流行ましたよね。Photo_11

そういえばフォーシーズンズジンバランの中にあるワルンミーという屋台風おそば屋さんも前はこんな風な愛嬌ある家具とバタビア風懐古調の内装で可愛かった(しばらく行ってないからどうなっているものやら)。そうそう、マデスワルンもバタビア風。東南アジアではぜひこういうデザインのお店を増やして欲しいものです。流行と関係なく、ぴったりくるものがあります。

きょうは写真がぞろぞろ……。一番下はシンガポールで昔から有名なトースト屋さん。コーヒーの入れ方がパフォーマンスですね。

カヤ・トーストというお店、もちろん行列。

トーストはこの蜂蜜バター(?)を塗って出されるんだって。P1000334

のんきなブログを書きながら、背中では作品展目前でびしびしと働くスタッフたち。テンション高いです。私もそろそろ戻らなきゃ。

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2008年5月 7日 (水)

インドへ行ってきました

空港にお迎えに来てくれたムケシュさんいわく、摂氏40度以上、湿度20%! 「5月は暑いから観光客も少ないですよ」ですって。いや~、これほど暑いと身体よりも服や腕時計が熱を持って触ると熱いんです。……のデリーに3日間。結構久しぶりの買い付けの旅です。

Photo

はい、これは翌日コンノートプレイスのレストラン。南インド料理専門店で、こうして小さいプレートにいろいろアソートしてバナナの葉に乗せて出すのが特徴らしい。手前の赤いのは「サンバル」といいタマリンドとトマトの甘酸っぱいカレー。サンバルってインドネシアじゃチリソースのこと。辛いのが駄目な私は最後の方まで手をつけなかったのだが、インドじゃすごくライトでおいしいものでした。ムケシュさんはこれをライスにしっかりと混ぜ込んでお召し上がりになる。

Photo_2オールドデリーの中にあるカディコットンの専門店。今回は極上のモスリン風も買いました。カディコットンは糊がついているものもあって洗った風合いを想像するのは殆どカン任せ。同じ値段(グレード)のものでもいろいろあるし、比較的安くても雰囲気のいいものもあります。今回は蜂巣っぽいドビーや写真の手前のキッチンチェックも買ってみました。

オールドデリー、大好き。迷路のようにどこまでも奥深くお店がぎっしり。BKKのウイークエンドマーケットが好きな人ならハマれると思う。何時間いてもおもしろくて出て来れません。チャンドニーチョークの中へは車じゃ身動き取れないほどの混雑なのでリキシャに乗り換えて入るんです。

3日目は駄目押しの買い付け。偶然通りかかったバザールの中に西ベンガルからの行商人たちが。中でもサリーを自分でデザイナーしているという女性に出会う。お兄さんがベースのカットワークのサリーを織り、彼女が刺しゅうをトッピング。1枚1枚全部違ったものをデザインするというんです。マニスのコンセプPhoto_3トにぴったり! ほどよくカラフルな彼女の刺しゅうも素晴らしいセンスで、久しぶりにびりりと来ました。

その後デリー5回目にして初めての観光。工芸博物館へ。緑がいっぱいのインド門周辺をぐるっと回ってスタジアムの裏手にありました。インドのかわいいものたちがいっぱいで、こちらもなかなか帰れなくなりそうな場所。ひとつひとつを見入るうちつくづくインドってアジアとアフリカのちょうど真ん中にあるんだよなー、と思ってしまう。アジアの繊細さとアフリカののほほんとしたゆるさ加減がちょうど半分ずつ混ざった感じ。写真の素朴系はトライバルアート。今回の作品展のテーマである「木」のモティフもありましPhoto_4た。ミュージアムショップではtokoにちょっとおみやげを購入。

空港へ向かう途中まだ少し時間があったのでムケシュさんの実家へ。お母さんがサリーの着方を教えてくれる。2DKの家に家族と親戚の子とで8人住まい。ぎゅうぎゅうだけどとても仲が良くて家族の意味を考えさせられちゃう。バリの家族とはまた違った感覚で仲がいい。この頃見慣れてきてしまった感もあるオノボリサン写真でこれまた失礼。

インドの布の話は書ききれないので追ってまた。

それで、先ほどの西ベンガルのサリーは本当は今回予定外だったのですが、あまりにかわいいので手持ち荷物で持ち帰りました。19日からの作品展に間に合わせるべく只今突貫製作中!

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