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2008年4月24日 (木)

ゾウさん

クタのお友達が遊びに来た。「どこ行こう?」

ウブッドの近くで観光というと、サルの森かネカ美術館か王宮? バリ在住の人には何だかなぁ。それで思いついてちょっと遠いけど「エレファント・サファリ」へ行くことに。

キンタマーニ山へいく途中の坂道を左に折れてタロという村へ。Photo

はじめて行ったとき(確か10年以上前)には何もないところに柵だけがあって、そこに10頭かそこらのゾウさん(スラウェシ島の森から連れてこられた野性だとか…)が入れられていて物悲しい気がしたものです。今やそれはそれは見事な楽園。ゾウさんたちは自然の中で悠々と幸せそうに暮らしています。敷地内は手入れが行き届いていて一流ホテル並みに設備もいいし、最近宿泊もできるようになったのですって! オーナーの開拓精神を感じます。

調教も熱心らしく、ショーではサッカーをしたり、クイズに答えたり、絵を描いたりするの。かわいいなぁ!(もしかして私は普通よりかなり動物好き?) でも今回は残念ながら雨。省略版しか見られませんでした。

ショーがちょぼちょぼだったので、雨が上がってからぞうさんたちに食べ物を上げるところに。見上げるように大きな動物に、はじめは皆遠巻き。

Photo_2 餌は椰子の木の幹を割いたものらしい。差し出すと、手でも口でもなく、そうです、自慢のハナを伸ばしてきます。ハナ先を手のように器用に使って木切れを受け取り、スプーンかフォークかのように口に運ぶのです。そして、もっとちょうだ~い、とゆするのです。結局そこに入りびたり(子供たちがはまっちゃって動かなくなっちゃった)。で、大人はカフェテリアでお茶することに。

数年前にゾウを調教する青年が主題の映画を観たけど、そのときゾウってすごくやさしくて頭がいいんだ、と知りました。マサイマラで見た野生のゾウは神経質で獰猛だったけど、人と一緒に暮らす事で理解するのではないかなー、と。動物を見世物にすることを反対する向き(たしかタイですね?)もあるけれど、こどもに一番教えたいことを教えてくれるような気もして「エレファント・サファリ」、バッチグーです。

ちなみにウリはゾウさん乗りなんですが、いつの日にかの楽しみの為にまだ我々未体験。いいなぁ、乗りたいナァ。しかし、池で水を吸ったハナからシャワーを浴びせられているお客さんもいましたので、実現の折にはカッパ持参かな。

あー、きょうもすっごいオノボリサンな写真で失礼しました。

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2008年4月16日 (水)

ボカシテラピー

ボカシ談その後。

先週末のこと。外出先で急に空き時間ができて「行くなら今だ」と直感。

けろちゃんに「次にバリに行きたい理由はコレ!」と言わしめたツワモノ。クリニック・ウサダオレスです。

ここは最近われわれの間で話題の“ボカシテラピー”が売りのスパなんです。ボカシオイルのさまざまな効き目は使い始めて実感。先日の蜂刺されはもとより、かゆみ止め、傷の消毒、ちょっと喉が痛いと感じ始めたとき数滴お湯に垂らして飲んだら直った、とか。ちっこいボトルがポケットに入っていたら怖いものナシ! バリに住んでいてこれまでボカシの存在を知らなかった私って……。そのオイルを製造する際に出るおがくず(?)が自然に発熱することを生かして、おがくず風呂(???)を発案したのがボカシオイルの製造者オレスさんらしいのです。ボカシのエネルギーを全身でいただけそうで何だかすごっく効き目ありそう!と期待。

その前日、日本へ送るボカシオイルを注文したところ早速営業マンがやってきて(はるばるデンパサールから)、オレスさんの健康に役立つ商品開発について熱く語られてしまい……。やんごとなきボカシに期待がますます膨らんでいたところ。期が熟したって感じです。

Photo

さぁさぁ、着きました。入り口です。かな~りローカルです。ひとりじゃ結構入りにくいが、けろちゃんからのすすめもあって今回は主人が同伴。私としては夫がそのおがくずに埋まったところの写真を撮ろうという算段、しかし現場できっぱり断られ、逆となりました。理由:見るからに暑そうでこれ以上汗をかきたくない、というもの。まぁ、確かにそうなんですお互いに。怖々、ではわたくしが実験台に。

ボカシオイルをつかったマッサージも受け、さぁこれに着替えて、とずる~っと長い上下を渡される。手先足先までフクロになっているボカシPhoto_2服。いよいよおがくずというかまるで土(!)の中へ埋まります。何となく縁起の悪いような気がしないでもない。顔だけ表に出してもらって15~30分。 土の中は50~60度。

周囲はけろちゃんから重々聞かされていたとはいえ、相当なオヤジ度。私たちの知るところでは健康ランド、ラドン温泉……みたいな状況かも。大粒の汗をハダカの胸元に光らせながら満足げなおっちゃんたちは「今日は25分までいった」とか言いながらカウチに寝そべっている。見るだけでむわわ~と暑い。なのに、「こっちで一緒に寛ぎましょう」なんておっしゃる……。

12分でギブアップした私は速攻シャワーを浴びおいとましましたが、もちろん再度再度吹き出るは汗。汗によるデトックス効果もあると思うが、裸足生活のバリでは思いのほか「冷え」が深刻で私も昨今はお灸にお世話になっている。いったん体の芯が暖まると肩こりも腰痛もウソのように消えます。岩盤浴もPhoto_3そうなのでしょうか?ボカシテラピーはだから女子の皆さんにもおすすめなのですが、う~む、この状況だとグループで行くか旦那さんと行くか何かしていただかないと。ちなみに石鹸とシャンプーと着替えを入れるビニール袋を持っていくと便利です。私も今度はちゃんと装備して行きますよ。

そうそう。冒頭で触れましたが、ボカシオイルを日本に送りました。今週開催のtokoで服をお買い上げの方に先着順でプレゼントいたします!

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2008年4月11日 (金)

子供服つくり始めました。

Kids_t 自分の子供に着せたい服を商品にするというのは、何となく気後れというか遠慮があったのですが、かれこれ5歳にもなってそろそろ主体性のある(?)服を着て欲しいなと思うとあまりピンとくるものがない。そういえば確か「見回したところ自分で着たくなる服があまりない」ことからマニスを始めたのでした。それじゃ、少し前向きになってみようかな。

子供服といっても女の子のための素敵な服は実は溢れかえっております。流行りといっていいくらい。でも男の子の服というとうちなんてGAPかZALAばっかりで。安いからというのもあるけど他のブランド服のなかに高いけど着て欲しいと思うものがあまりないのも理由です。それでマニスの子供服は女の子でも着れる男の子服みたいな雰囲気で始まりました。

T_3 まずはTシャツ。「くまちゃん」の手刺しゅうです。子供のTシャツってアニメのキャラクターとかアメカジ風やうんと子供風な甘い雰囲気が多いように思い、大人でも着れるようなシンプルさにしてみました。

もうひとつはアロハよりももう少しきちんとして見える台襟付きのシャツ。岩立さんのブロックプリントです。

「これ、インドで手でぺたぺた押してつくった模様だよ」

「これぺたっぺたっとやったの? かわいいねー」

「ブロックプリントというやり方なんだよ」

「おもちゃのブロック?」

Kids_sh ……まぁ、すぐに分からなくてもよし。まずは着て模様や色彩や風合いを覚えてもらえたら。でも親の押し付けにならないように、好きな服を存分に着て欲しいとも思います。

スタジオ内に急にちっちゃい服が掛かるようになり、楽しくなってきました。

来週3日間だけオープンするtoko manisでお目見えします。

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2008年4月 6日 (日)

ゴマから

Photo_4 最近バリに住み始めたりくちゃん。お料理が上手です。

先日うちでちょっとしたパーティーをしたときの差し入れがこれです。ビンが汗かいててお手製のラベルが貼れなかったって、その場で貼ってくれました。

にんじんとタマネギが入ったパンと、この瓶詰めのものはフムスとゴマペースト。実はりくちゃんのゴマペーストは前に一回食べさせてもらってすっごくおいしかったので、差し入れのリクエストしちゃったのです。クリーミーであっさりしていて程ほどに酸味とハーブが入ってて、前菜のパンとサラダがいくらでも食べれちゃう。これの材料がゴマだとは。タヒニほどこってりせず、コクがあるのです。

フムスはUBUDでは菜食主義の方が多いせいか、スーパーでも売っているしレストランでもおいしいフムスが食べれますので、今日はゴマの方についてレシピを教えてもらっちゃいました。

Photo_5 材料は炒っていない白ゴマ、しょうが、にんにく、塩、砂糖、しょうゆ、酢、オリーブオイル、ライム。ドレッシングとゴマを練ったような感じ、というレシピですね。つくり方はまずブレンダー(フードプロセッサー)にゴマを入れて練る。一旦取り出す。しょうが、にんにく、酢を入れまたかくはん。材料が細かくなったら茶漉しなどで漉し、汁だけをゴマに混ぜる。砂糖、しょうゆ、塩、ライム、オリーブオイルを加え好みの味に仕上げる。

簡単そう! しかしまだ試していませんの。今週は差し入れのがまだ残っていて毎朝サラダがたくさん食べれます。切らした頃私もつくってみます。すぐに食べきる量だったらコリアンダーを一緒にブレンダーに入れても良さそう? アンチョビを混ぜてもおいしそう。

Photo_6 この日りくちゃんからもうひとついただいたのがカカオのデザート。バリではカカオがたくさん取れるので、その生のフルーツからつくるお菓子なのです。普通のチョコレートと違って、カカオってフルーツなんだナァ~、と感じるお菓子。今度こっちのつくり方も習っておこうと思います!

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2008年4月 5日 (土)

蜂談その2

Photo_2 写真は火曜日の朝見えた虹です。写真は一部ですが、この虹は足元から足元までくっきり。バリじゃ珍しいかも。

蜂談つづきます。

蜂刺されには救急病院へ、の日本。バリじゃオイルです(医者が不在だったせいもあったんですが)。昔話にある魔法の香油みたいねー。成分表を見比べるに、双方に共通しているものが3つありました。ひとつはココナッツオイル。それからカユプティとシトロネラです。シトロネラは私もエッセンシャルオイルを常備。水やアルコールで薄めたものを虫除けスプレーにしたり、アロマポットで炊いて蚊取り線香代わりにしたり。消臭効果もあり、揚げ物をした後に髪にシュシュッとするとよいのです。香油ながらかなり効き目があって気に入っております。

もひとつのカユプティですが。綴りはcajuputihとなっており、しかしバリ人いわくカユプティという白い木のこと。カランガスムにはいっぱい生えてるんだけどー、とワヤン。植物図鑑から探してもらうと黄色いアカシア系の花が咲くものらしい。

まきこちゃんとけろちゃんも巻き込む。カユプティってなあに? けろちゃんからファクスで「ユーカリです」とのご指摘。後、仕事そっちのけで半日論争(?)が。結果、けろちゃんがサイトで拾ってくれた情報でユーカリの一種であることが判明しました。ユーカリやティートゥリーに似た効き目があるそう。抗菌作用に優れていて香油として炊くと風邪の予防にもなるそうです。

蜂マークとボカシ。シトロネラとカユプティの混合オイルは蜂刺されにも効くが、どうも色々聞いているうちにどちらも万能薬であることが分かってきました。

ボカシの効き目で皆さんに一致しているのは、①虫刺され、かゆみ ②肩こり ③咳、胃腸の不調、下痢。③はオイルを数滴水に溶かして飲むそうです。とても効くそうです~。ボカシオイルの製造元がボカシの原料のおがくずに身体を埋めてデトックス、みたいな健康サロンをやっているそうで、これがけろちゃんのいちおしです(詳しくは体験者のけろちゃんからどうぞ)。私が知っているのはボカシオイルを使ったマッサージ。どちらも身体によさそうですなぁ。

ボカシ健康サロンは、相当ローカル色が強く女子は少ないそうです。ボカシって、どこかで聞いたなぁと思ったらEM4という液体があるけれど。トイレの掃除や堆肥づくりにつかうアレですね。EMのことをボカシとも言うのでしたっけ?ボカシオイルはカユプティやシトロネラをEM技術で抽出してできているということなのでしょうか? ……まだまだ調べないといけないことがいっぱいです。何かご存知の方、コメントにぜひ情報をお寄せ下さい。

蜂マークのミニャタウォンの方は、スラウェシに製造元があり漢文の解説によれば効き目は百発百中老若男女問わず(!)。漢文なので怪しいですが風邪、打撲、切り傷、やけど、歯痛、頭痛、背腰膝の痛み、虫刺され(?)。「咬傷毒傷」というのが蜂刺されにも効くってことでしょうか。……ちなみに蜂にはこちらの方が効いたと思われます。Photo_3

下の写真はクンバサリ市場で早朝に買ったすいれんです。きれいだナァ、と眺めるに翌日もう枯れちゃって残念。

今週は他にもいろいろ話題多し。明日も別のお題でアップする予定です~。

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2008年4月 4日 (金)

蜂談

Photo 先日、仕事場でコピーを取ろうと思って立ち上がったところ窓から出入りしていた蜂(室内のどこかに巣をつくっているもよう、コレよくあることなんです!)にぶつかってしまいました。

刺されたわけじゃないし大丈夫、と気をゆるめていたらさすがに蜂は蜂。当たったところが急にジンジンしはじめる。手足だったらそれでもまぁ気にしないけど首筋だったんです、それが。想像の中で毒が頭や心臓なんかに回っちゃっりしたら! と、すぐさま大慌て。氷で冷やしてクリニックへ。しかし医者不在!

ちょうどそこへヨガの先生のまきこちゃんからSMSが入ったので、返信に「今蜂にさされちゃった~」と入れるとバリでは博識の彼女からいろいろ処方が。まずは石灰で洗って毒を出すこと。尿をつける。それからボカシオイルを塗るといいんだって。 首から毒を抜く(!)のはちょっと難しそう。おしっこもちょっとね~。とにかくボカシというどこかで聞いたことのある名のオイルを買ってきてもらう。

その半時間後「ミニャタウォン(タウォン油)というのが蜂刺されにはいちばんいいらしい」ってまた新情報。即買い。中国系で分かり易い「蜂マーク」。見るからに効きそう。写真左。……そうしてこのふたつのオイルのおかげで事無きを得たわけなんです。

蜂刺され。東京オフィスの引越しの時、某運送屋さんの兄さんが刺されて近所の薬屋へ走ると「とにかく毒を出すように」と。兄さんが刺されたのはお腹。屋外にあった洗濯機を動かそうとした時に蜂の巣にぶつかってまともに刺されたの。結局引越し作業を中断し日赤医療センターへ引越しトラックで行ったのでしたよね。ええ、私たちの荷物を積んだまま! けろちゃん、きくよさん、覚えてる?

今日はまたまたお粗末な写真で恐縮です。

この話長いのでさすがに続きは明日です。

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