馬に目を入れ、画竜点睛
今年はひと月早巻きで、今月下旬からの作品展。現在、そのためをもって連日みっちりの仕事中です。それにしてもお天気が!
今日はチャイニーズ・ニューイヤーの祝日ですが、もちろん仕事日。 毎年この季節は雨ばかり。雨が降る前は気温と湿度がブルッと上がって(正午から午後)、ザーッと降り夜は涼しいというパターン。時々時間がずれてスタッフが帰る時間に降り出したりして気が淀む。バイク通勤者ばかりなので、風邪ひかないかなー、事故しないかなー、と。でもバリの子たちはたくましい。濡れて帰っても翌日は晴れ晴れと元気にやってくる。こんな事がもうかれこれ8年くらい。
岩立さんのブロックプリントが先日バリに届きました。けろちゃんが見立てて私が選んだものの数々。実物を見て尚すっごく惹かれます。今日からこの布にハサミが入ります。岩立さんの新しい本の中で紹介されているインドのウメドプーラというところのものが中心で、ナンナ文様と呼ばれる素朴な柄のもの。これはまずギャザーがたっぷり入ったスカートにしなきゃ。本当に生き生きした布というのは何も難しく考えることなく、布が行く末というか服の形をすでに語っているみたいな気がします。
自家製ブロックプリント“もどき”も進行中。
同じ染料を使ってアフリカのドゴン族のアニマル柄に手描きを挿したりもしております。カンガを調達したアフリカ系輸入雑貨店で衝動買いしたのものですが、何ていうか、後からすごく困った。なぜかって、4mくらいの布に20くらいしかいない馬の絵に“目”がなかったりする。これって描き忘れたに違いない。描いてあげなきゃ。そういう理由で描き始めたら、背景がベタの無地というのも気になりはじめ水玉模様なんかを入れてみる。アフリカなのに雪が振ってるみたいな出来上がりに何やら複雑な思いもなくはないけど、これは『必然』と見なす(横暴かしら?)。アフリカ人って遠視の人が多いって聞いた事がありますが、このアニマル柄を見て「本当にそうかも!」と思いました。だって、柄が点在している上にすんご~く大きいのです、一個ずつの柄が。ピーコックについては身体の模様も遠視的なので(!)身体の中もタットゥーしてあげちゃいました。ドゴン族に詳しそうな前川さん夫妻にいつかこの大きさの問題について聞いてみたいと思います。で、出来た布で何をつくっているか、それはお楽しみに……。
さてさて、先週発送した服地のリサイクル布をつかったバッグのシリーズを、作品展の前にネット上で販売します。横長のトートバッグは使いやすさでいちおしです。布も大好きなものばかり。ぺったらぺったら、ブロックもどきが飛び火したものもございます。 今月はその他、ネット上での企画がいろいろ登場の予定(予定なので未定……)。
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