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2008年2月26日 (火)

花見か?スキーか?

2月もだんだん終わりに近づいてきましたー。そして、作品展はあと2日です。

そんな折、移民局の橋渡しをしているエージェントから「申請中の滞在許可の手続きが間もなく終わります」との連絡が。あと1週間早かったらなぁ、とブツブツ。しかしそれで来週日本へ向かう事にいたしました。バリではニュピ(バリの新年)があるのでその間日本でお花見でも……、と思ったら、友達は「私も来週日本へスキーしに行ってくる」、だって! あら、花はさすがにまだ咲きませんかねぇ。

お花見なんて、実は私とんとご縁がありません。ええと、ちなみに宴会ではなく花を見る機会です。大人になってから(いつのことだったか)久しく毎年なぜかこの季節は忙しかったり、日本いなかったりの連続です。昨年子供と満開のさくらの下でやっと写真を撮りまして、生涯に初めてのさくらショット。今年も見たいな~、うん、すごく見たい。

さてさて、作品展の速報を日本部番長よりいただきました。

何でも、Tシャツが完売の予想とか(?)。お買い上げの皆さま、大変ありがとうございました。リピートしないの~?との質問が内輪でありますが、限定デザインですので、次のTシャツをお楽しみにお待ち下さい。次のTシャツ……は、実はもうできつつあるんです。私が3月3日のおひな祭りの日にそれ背負って飛行機に乗るのです。

それから、ネックレスのようなかたちに“だまし絵風”に刺繍したブラウスも人気とのこと。12月の暮れにクリスマスツリー見ながら考えたもの。しかし、年明けて春らしく変更を加えたもの.

私からのいちおしは、ブラックフォーマルの新作です。Silkjkt

タイへはしばらく行っていないので今回はバンコックのシルク屋さんに電話して送ってもらいました。タイシルクは生地の縦と横のハリの強さに差があります。その差を生かして、同じパターンの服でも体の線になじむストンと落ちるシルエット、ハリを生かしてふんわりボリュームのあるシルエット、と違ったおもむきの服をつくることができます。

今回は「ふんわり系」。ブロッサムがテーマでしたので。写真の写りがちょっとテカっておりますが、実物はもっとおちついた光沢です。

このF系タイシルクのBフォーマルが、色々使えそうな服に仕上がり、私も是非上下で着たいと思ってこちらは生地を再注文しようかな! と。

会期中にお時間が取れる方、恵比寿三越さんで是非ご覧下さい。

さてこの頃、マニスのバリスタジオの空間を利用していろいろなことをやっているのです。先日は「ワンネス・ディクシャ」というエネルギーワーク。面白かったし、実際にエネルギーがアップしたような! 大きな長い魚のことなど、もう気にならなくなりましたし! ……このお話しは次の回でご紹介しますね。

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2008年2月20日 (水)

横たわる花と、上昇する花

Jk1 Pt 作品展がもうすぐです!

私は今月インドネシア移民局での滞在手続き期間にかかり出国ができません。作品展で皆さまにお目にかかれず残念ですが、先日日本に送った新作をちょっとだけご案内させていただくことにします。

「横たわる花」は、DMでお送りした睡蓮の模様。そして「上昇する…」の方は、右の写真のジャケットの裏地になっているものです。デンパサールのインド人生地屋さんから購入したもので、パッと見ですごく素敵という出来のいいものではないむしろ“ウマヘタ系”。でもでも、全ての花が右肩上がりに(!)上昇しているところが何とも良いではありませんか。

ちなみに同じ花柄でハンドプリントの版をつくってみたのです。それを使っていろいろな向きに押してみましたが、やっぱりこれは右肩上がりに押すといいんです。成り行きでこんな風なパンツが出来ました。Pt_3

Photo_6

今回はパンツの色がカラフルです。右はシルク50%、リネン50%のしなやかなもの。タックを利用したショート丈の新型です。

ピンク色の方は、TTTの天然染め。ごわっとワイルドなリネン地をざっくり染め上げた感じが独特。

それぞれ色違いがございます。

Sk2_2 花柄のもの、ほかにもいろいろございます。黒地に白抜きのプリントはピンドットさんの生地です。ハンプに顔料プリントなのでSk_2トートバッグ向けかな~、と思いつつ新型のスカートに。「タブリエスカート」と呼んでいまして前のスタイルはかなりタブリエ風。1枚のパターンを横で畳んだだけできています。

左は岩立さんのブロックプリント。こちらは生地の都合で各1点です。お早めにご覧下さい。

先日長~い魚のことを書きましたが、後日談です。いろいろ説がほかにもあって昔から住んでいる守り主、というのが有力。飼い主がいる、というのはどうやら違うらしい。ベジの地形は谷底にぽっかり空間が開けていることからどことなく「となりのトトロ」。守り主、ときたらますますあの魚はトトロ! と勝手に想像して喜んでおります。

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2008年2月15日 (金)

腕くらいの長~いモノ

Photo 昨日からバリはすごい悪天候。こんな折、昨夜の便で日本へ発った人、 ふたり。悪運強し。ひとりは「天気に強い」と自称するエイコさんです。←はぁ、しかし前回いらしたときも空港への道はザンザン降りでしたよ? 2週間バリで避寒しかし雨ばかりでごめん。もうひとりはバリで日ごろお世話になっている鋭いお方、整体師のTさん。しかしまぁ、あんな雷でみなさんよくご無事でした。

きょう昼間は雨はなく、しかしぬかるみ滑る山道を降りてベジへ。スンバヤンのお供はマニススタッフのマルティンです。お供は毎回交代でほぼ全員が参加しています、私の独断で今も続行しているベジ詣。

曇り空の下、静かな瞑想&お祈りを終えた後。さぁ、帰って仕事だ~、と立ち上がると、ベジの水をひいて村人の浴場になっているプールに何と大蛇が!!! 

「マルティ~~ン!」彼女も水を見下ろして、「うわっちゃ~!」。ふたりして全身鳥肌でゼイゼイしながら帰って来ました。いや、大蛇じゃなくて確かあれは魚。でも長―い。ありゃ一体何だ?

見晴らしの利くベランダに上がって、畑の方にいたデワさん(うちの用務員のおっちゃん)を大声で呼んだ。

「あの魚か?こんくらいの(片腕を上げて見せる)?誰かがあそこで飼いはじめたんだよ。本物だから安心しな」あーよかった、私とマルティンが見たものは神様の化身とかではなく誰かさんのペット…。場所が場所だけに(地域では知られたホーリースポットです)、ちょっとびっくりしました。 Sk

デワさんによれば、「黒くて長いのだった? 飼い主は白いのも飼ってたことがあって、それをタオルみたいにつかって背中を洗ったりするのも見たことあるよ」はぁ? 背中をごしごしする為に飼ってらっしゃる?

何だか想像に難いお話しです。そしてこれの写真がなくて、ごめんなさい(私においてはよくあるケースで悪しからずご理解下さい)。

さてさて、長いもののことは一旦忘れていただいて、写真をご覧下さい。作品がもう間近。皆さまのお手手元にはもうご案内のハガキが届きSk3ましたでしょうか? 

ハガキのお花たちをアップリケした“Tシャツ”を今週から作品展前にサイト上で発売しておりますが、来週は“ハギレセット”が登場します。MASAKO石鹸のまさこさんがつくってくれたシサシサ(リサイクル)のかわいいおまけつきですよ~。

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2008年2月 7日 (木)

馬に目を入れ、画竜点睛

今年はひと月早巻きで、今月下旬からの作品展。現在、そのためをもって連日みっちりPhotoの仕事中です。それにしてもお天気が! 

今日はチャイニーズ・ニューイヤーの祝日ですが、もちろん仕事日。 毎年この季節は雨ばかり。雨が降る前は気温と湿度がブルッと上がって(正午から午後)、ザーッと降り夜は涼しいというパターン。時々時間がずれてスタッフが帰る時間に降り出したりして気が淀む。バイク通勤者ばかりなので、風邪ひかないかなー、事故しないかなー、と。でもバリの子たちはたくましい。濡れて帰っても翌日は晴れ晴れと元気にやってくる。こんな事がもうかれこれ8年くらい。

岩立さんのブロックプリントが先日バリに届きました。けろちゃんが見立てて私が選んだものの数々。実物を見て尚すっごく惹かれます。今日からこの布にハサミが入ります。岩立さんの新しい本の中で紹介されているインドのウメドプーラというところのPhoto_2ものが中心で、ナンナ文様と呼ばれる素朴な柄のもの。これはまずギャザーがたっぷり入ったスカートにしなきゃ。本当に生き生きした布というのは何も難しく考えることなく、布が行く末というか服の形をすでに語っているみたいな気がします。

自家製ブロックプリント“もどき”も進行中。

同じ染料を使ってアフリカのドゴン族のアニマル柄に手描きを挿したりもしております。カンガを調達したアフリカ系輸入雑貨店で衝動買いしたのものですが、何ていうか、後からすごく困った。なぜかって、4mくらいの布に20くらいしかいない馬の絵に“目”がなかったりする。これって描き忘れたに違いない。描いてあげなきゃ。そういう理由で描き始めたら、背景がベタの無地というのも気になりはじめ水玉模様なんかを入れてみる。アフリカなのに雪が振ってるみたいな出来上がりに何やら複雑な思いもなくはないけど、これは『必然』と見Photo_3なす(横暴かしら?)。アフリカ人って遠視の人が多いって聞いた事がありますが、このアニマル柄を見て「本当にそうかも!」と思いました。だって、柄が点在している上にすんご~く大きいのです、一個ずつの柄が。ピーコックについては身体の模様も遠視的なので(!)身体の中もタットゥーしてあげちゃいました。ドゴン族に詳しそうな前川さん夫妻にいつかこの大きさの問題について聞いてみたいと思います。で、出来た布で何をつくっているか、それはお楽しみに……。

さてさて、先週発送した服地のリサイクル布をつかったバッグのシリーズを、Bag14作品展の前にネット上で販売します。横長のトートバッグは使いやすさでいちおしです。布も大好きなものばかり。ぺったらぺったら、ブロックもどきが飛び火したものもございます。 今月はその他、ネット上での企画がいろいろ登場の予定(予定なので未定……)。

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