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2008年1月17日 (木)

ブロックプリントからひもといて

今年の初めはインドにブロックプリントを見に行こうと思っていましたが、急に考えが変わってバリでブロックプリントの“ようなもの”をつくることにしました。

ブロックプリントとは木彫りの型に直接染料をつけてスタンプのように手で押していくもの。つまり、ハンコのような。そうそう、最近さすがに減りましたけど年賀状に使われるあの木版のようなもの、とでもいいましょうか。押し方によりズレたりかすれたりしていて素朴でかわいい! ……と、個人的にはすごくすご~く大好き。そうしたら、きくよさんが古いブロックの版木を持っていまして、それをお借りしてきました。どのくらい古いものなのか。大輪のひまわりのような柄ながら、すごく細かく繊細な柄。

さっそくやってみました。

日本の染料店で相談して買ってきた顔料を刷毛で版木に塗り、勢いつけてペタッと布に押す。インドのはトレーに入れた染料液を版木につけて押す、というやり方らしい。お借りしてきたものは古いもののせいか染料が合わないのか、細かい部分がつぶれぼんやりとした輪郭が現われるのみ。そのうち木がもろくなってきて心配になり、またまた考え方を変える事に。常々草木染バティックをお願いしている近所の工房に相談して、バティックのチャップを彫る職人さんに新たに版木を彫ってもらうことにしました。柄はその場の即興で(?)睡蓮に。

P マニスではあまり使ったことはありませんでしたが、比較的価格の安いバティックはロウを手描きするのではなくチャップが主流。版木はマンゴーの木を使うのだそうです。マンゴーは水に強く膨張しないのだそう。(きくよさんのブロックのハンもマンゴーではないかとのことですが、いかんせん骨董品。大切にしないと。) ……さて、それで出来てきた版木で試作です。バティックで使う場合、ロウはかなり高温でゆるゆるのを使うのだそうです。それをアイロン台よりもっと弾力性のある特性の台の上で押していきます。しかし、う~む。ペースト状の日本の顔料はやや固すぎであまり向かないのかも。「かすれ」程度だと味わいになるけれど線がはっきり出ないのは大分違いますから。

困っているところに、今度は友人がバリには靴底に使うゴム板が売られているから、それを台にしては、と。

そうして、何度か試しているうちにようやくしっかりと柄が出るようになりました。もしかしたら、マンゴー材のハンは染料と馴染むまで少し待たなければいけないのかも。そして晴れて実物制作です~。写真はやっときれいに押せるようになった記念(?)です。

P2 きれいに押せるようになったら、今度は楽しくなってきてしまった。それで、予定のスカート用以外にもいろんなものにペタッペタッと、もはや止まらなくなっております。うん、これは相当楽しい!

余談ですが、年末に訪れた日本民藝館の岩立コレクション展の図録に、岩立さんのお店のことが少し書いてありました。それでつい先日替え玉のkero(日本部番長)がお伺いして、素敵なブロックプリントを拝見したそうです。もしかしたら岩立さんチョイスのブロックを近いうちにお分けいただいて服にする可能性も。サンプルがバリに届くのが楽しみです。

ところで皆さま、バリ地震の予言のことをご存知ですか? 日本のネットでも話題になっていたそうです。ブラジル人のとある予見者が1月15日にバリで被害が5000人規模の地震があると予言。この事で私たちは相当に考えさせられました。私は人からのすすめ(お告げ?)もあってここ10日間あまりずっとベジでスンバヤン(祈祷)を続けています。すでに危険な状況は脱したようですが、自然の恵みという神様への感謝の気持ちを常に忘れないように、と。スイレンの柄はそんな折に出てきたイメージかもしれないなー、なんて思います。

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