クリスマスです。
作品展から早2週間。ブログがすっかり手つかずになっていてまことに申し訳ありませんでした。
19日にバリへ戻りましたが、その後はびっくりするくらい眠り姫。夜は子供の添い寝のまま自分も寝ちゃって、朝は子供がひと遊びして帰ってくる頃にようやっと起き、昼寝まで出来てしまう!
日本では周りが「年の瀬」で慌しかったせいかどうか、自分にしては珍しく事務所にいる時間がほとんどないくらい出かけまくり、「冬眠」する暇がなかったからそのしわ寄せで今眠っているんだわ、きっと!
そうしたら、寝耳に水。
昨日、来年のカレンダーを買ったら、何と1月にガルンガンがあるじゃないですか。……バリのお盆のようなものなのですが、お決まりの休暇が約1週間。次回はいつもの年とは違って2月に次の作品展という予定ですから、これはもうお正月なんてやっている暇はありません。年明けに行こうかな~、なんて思っていたインドとジャワも無理そう……。むむむ。日本部の番長からのまぼろしの声が「えらいこっちゃ、えらいこっちゃ」と聞こえてきますです。
2月…、のことはここでは一旦おいといて(…いいのか?)。きょうは日本での“出かけまくり”の内容を。
今回の帰国、いろいろな方にお目にかかれて随分楽しかったのです。 何か、そういう時期だったのでした。作品展に来てくださった皆さまはじめ、しばらく振りに訪問した会社やお店。いろいろ、いろいろ、影響されました。プラス仕事以外の人とも会えた、というのは我ながら珍しいかも。日本への往復は年4回と決まっているけれど人と会える時間がつくれるのは年にいちどあるかどうか。
で、上の写真の食べ物はこのブログの初回に登場していただいたSORAの川内たみさんに連れて行かれた国立のお店のものです。たみさんとも、かれこれ1年半ぶり。で、その「農家の台所」というお店で出されたお通しのサラダですが、グラスがふたつ並んでいるのは運ばれてきたときにちょっと中身が飛び出して床に落ちてしまったのを、給仕の方が丁寧に別のグラスに持ってきてくださったから(右側)。
このサラダ、見た目にもちょっと異様ですが、食べるともっと異様。塩と少々のドレッシングが小皿でついてきますが、何もつけないで食べられちゃうものばかり。写真が暗くて見難いですが、右の水滴がたくさんついて見える葉っぱはソルトリーフ(というらしい)。水滴のような部分はしょっぱい水分が溜まっている突起なのです。ぷちっと弾ける食感はイクラ? 海ぶどう? 野菜自身が塩味を持っているなんて。そして見た目よりもずーっとやさしいアクのない味にもびっくり。このほか赤いダイコンやら茎の皮を剥くと芯がやわらかい芹など、どちらかというと「知らない野菜」ばかり。しかも、どれもそのままで十分甘い。きっと何か育て方に違いがあるのだわ。
お店の中央は市場のようになっていてこれらの野菜が売られています。よく見ると、植わっているままのもの多数。くにたちファームという畑から運ばれ、そのまま育てられているみたいなのです。買うときはそこから収穫していただくらしい。ん? くにたちファーム、何かどこかで聞いた事のあるような、と思ったら、少し前にアエラに出ていた高橋がなりさん出資の野菜づくりプロジェクトの旗艦店でした。そうか~。どうりでスペシャル。
さて、下の写真はきょうの内容とはぜんぜん関係ありませんが悪しからず。 バリのRホテルで11月に撮ったもの。背負っているかごの中は客室のシーツなどランドリー行きのもの。客室のお掃除がこんなかわいいスタイルでやってきたらついつい「写真」ってことになります、きっと。私は現地集合の取材の身で泊まってはいませんけれど。
バリはきょうも雨のクリスマスです。 全員でちっこいケーキを切り分けて食べました。