雨降り、嫁入り、勉強机。
11月になりました。バリは今年は雨期が来るのが早いらしくて、10月後半からだんだんむし暑く雨の量も増えつつあります。今週は駐車場の舗装工事を大急ぎでやりました。そうしたら、工事が終わった途端に大雨です。「雨降って地固まる」って言いますが、言葉どおり過去2回の雨期と乾期を経た地面(むき出しの)はヒビが入るくらいがっちりと固くて、上からセメントで整地するだけであっという間にきれいになりました。残る“芝生”は今雨期にぜひ!と思います。雨期なら芝は育つ、半量買ってまだらに植えよう、というわけ。
今週は日本部のきくよさんの次に長キャリアのマニスのスタッフ、バリ部のKADEKが結婚しました。その前の週にたまたま機会があって彼女の実家にはじめて行きましたら、小学生の頃からと思しき勉強机やら彼女が生まれる前に父親がつくった飾り棚がそのまま使われていました。両親がなくおばあさんと遠縁の叔父さんたちと同じ敷地内に住んでいると聞いていたけれど、バリ部でいちばんおしゃれで淋しがりやで頑張りが利くKADEKは生まれる直前にお父さんが亡くなり、生まれた直後にお母さんが別の家に再婚したそうで……。そう聞いたのはかれこれ7年前。そのときに、じゃ、KADEKがお嫁に行くときは私が嫁入り衣装を整えてあげるね、なんて約束したのです。で、お嫁入り休暇の前日にその話をしたら「全然覚えてない」って(というか、言った意味を解してなかったんだと思うけど)。お祝いにマニスのお宝系たんすから、かれこれ10年前にチレボンでその時なりの苦労をして買ったサロンを引っぱってきてあげました。私としては衣装一式とは行かなくてもナントカ約束を果たせてほ~っとしたりして。でも、そんなこと全然記憶してなかった彼女は、びっくりしてうるうるしておりました。
ゲストルームにあった机と椅子を、思いつきで子供のおもちゃ棚の一角に移動。そうしたら、宿題が何てはかどるようになったことか。子供にとって机という居場所は案外大事かもしれません。幼稚園ながら毎日宿題があり、しょっちゅう「K」の頭文字のつくおもちゃを持ってきてください、とか、○○色の服を着させてきてください、と忙しい。宿題は中でもいちばん面倒。持ち物や着せるものは夜の間に用意しておけばいいけれど、宿題だけは本人にやってもらわないと。で、机。UBUDの街なかで暮らしていた頃に行商のおじさんから買ったもの。家のダイニングテーブル→スタッフ用キッチンの調理台→ゲストルームのサイドテーブル、と経て、また家に。何度もペンキを塗り重ね、天板も反り……。だけど、サイズも質も実に万能なのです。そうそう、ダイニングテーブル時代は夜なべ仕事でもよ~く使っておりましたっけ。
最近、買い物にあまり行かなくて済むようになりました。オーガニック食品の宅配という、すっごく便利なものに目覚めたせい。野菜、果物、肉、魚、パスタ、豆腐類、パン、アイスクリームとかなり幅広く注文できるし、週3回のデリバリーで前日までにファクスを送っておけば内容共々ほぼ間違いなく届きます。UBUDエリアながら、電気修理にもなかなか来てもらえないちょいと便の悪い環境で、食品宅配です。玄米も焼きたて胚芽パンもあり。それでもって、配達の方が実にありがたい感じの人で! この内容はまた改めて後日。
つれづれ、駄目押し。家の前の田んぼがまた実りの収穫で、視界が広くなりました。
| 固定リンク
コメント