かばんに入れてく服のこと
明日の深夜にバリを発つのですが、わたしのカバンに入れていく服は、たった今ミシンを掛け初めたばかりのものが6点も……。自分が着る服のことではないですよ。自分の服はバリでも日本でも置きっぱなしですから。作品展でみなさまに見ていただく「服」のことです、もちろん。いつもながらぎりぎりです。性格的に締め切りに迫られる事は嫌いなので、予定より遅れる事は少ないのです。どっちかというと、予定のものの目途がたつともっとつくれるかも、と、欲張っちゃうのが理由です。それでも作品展の会場では「もっとあったらよかった」といつも思う。何しろバリ部16人で月に100枚ちょっとしかつくれません。1枚の服に、うわっ、のべ4日半です~。
中でも時間がたっぷりかかっているのは、今回初登場の「フリルワーク」です。
「フリル」のパーツは、バリシャンブレーなどの残り生地で半円形のパーツを切り抜き、それを2枚縫い合わせてひっくり返してつくります。単純な作業ではありますが1着に100枚以上使うとなると、フリルづくりだけでもかなりの手間に。結構難しいのは同じカーブで均一につくること。最初は1日に40枚しか合格できませんでした。パーツが揃うと、裁断された材料セットの袋に入れて、はい、ミシン部へ。SUSIがやっています。
昨日ミシン部で縫合された服を手縫い部に戻り、今度は仕上げです。最近腕が上がってきたWAYAN(女の子の方の)が裏の始末やボタンホールの台座を縫い付けたりしています。写真は袖ぐりの始末です。
カシミアのストールは編地だけを日本から送ってもらい、バリで縫い上げています。今回は2枚合わせてリバーシブル風を目指しています(シングルのもありますが)。しかし、編地の大きさが微妙に違っていて、後からかなり 修正します。SULISTIOはこういう難しいもの専門の人。伸びる2枚のものを同じ大きさに収めるのって性格的にも出来る人少ないかもしれません。
今バッグの取っ手を縫い付けているのは男の子の方のWAYANです。こちらは、日本部通信の番長が来訪の折「写真取り忘れた!」そうなので、おまけです。以前バリ・ショップで働いていたのでご存知の方もいらっしゃるかと思います。余談ですが髪を刈り込むとなぜかすごくかっこよくなります。今は不精でこんな感じです。そして、もちろん照れて目線くれません。番長、これでもいいっすか?
このほか今度の作品展は、色と柄がいっぱい。
意図したというより、なぜか集まりました。
「ブログ版まめしんぶん」は今週末にアップの予定です。