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2007年9月14日 (金)

ネルのことなど

もうすぐ開催の作品展。今週バリスタジオではその追い込み制作で大忙し。集中力に磨きがかかっています!

どんなものが出来つつあるかというと……。

今回は季節柄ウール生地が中心ですが存在感のある布たちもあちこちから取り入れています。

まず、ジョグジャのニュートレンド(?)的存在のバティック。デンパサールの富裕層を対象に最近ちらほら目に付くおしゃれ系バティック専門店で手に入れたものです。このところの傾向で、たいへん控えめな色合いながらソガ染めと違い、むしろ日本の伝統色に近いフィーリング。しかし誰が染めたものか、よくここまで深い色で統一できたなぁ、と関心。このような渋色系はしかし、綿地のサロンやカインパンジャンだと案外見つからないのです(なぜって、ご存知の方も多いかと思いますが、昨今のセレブは“シルク”がもっぱらお気に入り)。私の好みに偏っているかも知れませんが、バティックってやっぱり木綿がいちばん。服にしても自然に見えます。秋冬に着るならぜひ明るい色のマフラーやセーターと組み合わせて着ていただきたいなと思います。表地にナイロンワッシャーをつかったリバーシブルのベストは着易くておすすめですよ! たっぷり羽織るジャケット型もつくっています。

ブロックプリントは昨年はわた入れにしましたが、今回はひっくり返して両面着れる(つまりリバーシブルということですが)ブラウスに。柄どおしの掛け合わせでなかなかユニークな出来上がりです。しかしブロックって、やっぱりいいなぁ。バティックでもチャップという版押しがありますが、バティックがロウを使った防染なのに対し、ブロックは版で直接染める。その仕上がりのちょっともったりした感じが個人的に好きです。いつかこれを自分たちでつくってみたいものです。……、あ、ひとり言。

Photo それから、ネルです。

TTTの長谷さんがつくった竹炭染めのネル。そのうす~いやわらか~い色を見たとき即買いしたもの。こういうあまりにかわいらしい布って考えさせられます。何をつくろうかって。それで、まずはイカ(!)のようなかたちの服がひとつできました。

もうひとつはバリの草木染バティックで挑戦中のネル。即興の豆柄です。ですが、実は今まだ染め上がってきてません。間に合うのかどうか……。今週はバリで儀式が多い週だから心配。

もうひとつありますの。写真の、昨年買ったそもあんさんの「昭和のネル」のはぎれです。こんなにかわいいとほんとうに最後まで悩んじゃいます。あ~、でもそろそろ切り始めないと!

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