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2007年6月15日 (金)

バリ手織ポプリン

Photo_51 今回の作品展もたくさんの方に見に来ていただくことができました。わたしは5日間だけの帰国。会場には初日と2日目だけしか居られませんでしたが、つくった服をお客様に試着していただくのを見て、今度はこんな風につくってみようかな、とか、もっとこうすればよかったな、とか。たくさんのエネルギーをいただきました。これはもう、本当にナントカ冥利に尽きます。皆さま大変大変ありがとうございました。そうして、今週はもう秋物の服に取りかかっています! ナントカ暇なし!

きょうは、バリ手織シャンブレーのポプリン版が仕上がってきました。

マニスをはじめてからかれこれ7、8年。ず~っとつかっているバリ手織シャンブレー。皆さまご存知の通り、シャンブレーというのは縦糸と横糸の色が異なっている織物のことです。それがひとつの効果になって織り上がりにちょっとばかり光沢が出ます。で、そろそろちょっと工夫(?)を、ということで、縦横を同じ色で織る方法を手がけはじめました。う~む。しかし、仕上がりからしてポプリンというよりはポケットの裏地などに使うスレキに近いかも。とにかく同じ材質ながらシャンブレーと比べてかなりマットな仕上がり。

手織をいつもお願いしている工房の奥さんも心配そうに「本当にこんな色でいいの?」って。マニスのスタッフたちも「え~、これ?」みたいな顔。そーねー。バリで手織というとカラフルな色や光る要素が加わるのが普通だから、こんな地味な色でマットだと変な感じがするよね、確かに。でも、シャンブレーのときには光沢で目立たない手織ならではの織り目、といいますか、ゆっくりだったりスカスカだったり、というムラの加減も出ていてわたしは「ナカナカいいなぁ!」と。

頼んだ色目は「バリナチュラルカラーダイ」のような茶系です。グレーのような茶のようなちょうど真ん中くらいの色を。洗ってからゆっくり風だけで乾燥させて(これから先バリは乾期、風の季節です)、を何度か繰り返して。そうしたらきっといい感じになると思う。

バリの手織は足踏み式の織機ゆえ、比較的さくさくと織ることができます。これを「手足を使うといえ機械とほとんど同じだ」と言う人がいますが、わたしはそうは思いません。インドのカディコットンしかり、人の力で織っているものって機械の織物とは全然違う。いちばん違う点は、着て洗うたびに布がどんどん変わっていくことです。目が詰まってハリが落ちていく。綿なら綿の表情が現れてくることです。慣れてくればくるほど、自然なディテールになることはもちろん、着易くなるのです。この加減が機械で織られたものとは大分違うナァ、と。

「ポプリン」版は秋向けですが、ネイビーや茶系を取り混ぜたNEWチェックのシリーズは6月下旬からお目見えします。

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コメント

はじめましてm(__)m 
というよりは、時々お邪魔し拝見させていただいて、
今回始めてコメントをするしだいです
私はブランク後 大決心の末に「着物から洋服にリメイク」
を始めて二年目です
本を見てナチュラルな感覚が同感できる、きっかけでした。
シルクの着物がほとんどです 夏は木綿を提案したいのですが
思うような素材が見つからないで苦戦しております。
マニスさんのように、糸から素材作りできるなんて 羨ましいです
これからも時々おじゃまします よろしくね!

投稿: kofukobo | 2007年6月17日 (日) 00時23分

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