芝生の公園
ブドゥグルというのはバリ島の中央よりちょっと北側の山間で、午後になるとあたり一面すっぽり雲の中。標高はそれほど高くないけれど、下界とくらべてすごく涼しいしバリの軽井沢みたいな存在かしら、と(大分違うけど)。芝生が気持ちいいボタニカルガーデンがあってひところはボール遊びとかバドミントンをしにしょっちゅう行っていました。ボタニカルな植物にはあまり力が入っていない、どちらかというと何ともない芝生が素敵。木陰もいっぱいあって、是非モノお昼寝スポットなのです。
UBUDから車で片道2時間前後。早めに出かけないと天気の変わりやすいブドゥグルでは1時間もすると雨、ということだってしばしば。でも、わざわざその山間へ通うように行っていたのは何でだったろう? (その後しばらく私たち、海ばかりへ行っていましたです、ひとりごと)。
久しぶりの軽井沢(?)に行ったのは、子供がリサの絵本(シリーズで何冊も出ていてお気に入り)の「リサとガスパールのピクニック」の巻を見て、「公園ってこういうところなの?」と言うから。日本で子供にとっての公園って児童公園だから、砂場とか滑り台があるところですよね。でも、フランス人のリサたちが行く公園はベルサイユかな、広―い芝生なんです。かれこれ2歳前のことは忘れつつあるうちの子供を芝生系公園に連れて行ったのでした。
芝生の周囲はすごく立派な針葉樹で囲まれているのですが(植林?)、そのすばらしい木を生かしてアスレチックが出来ていました。地面から10~15mくらいの高さまでロッククライミング式によじ登り、そこからターザンみたいにロープで移動したり、つり橋や吊るされた丸太を渡り、滑車つきロープでびゅーんと移動する、というもの(表現力不足にてすみません)。いちばん高いポイントは20mくらいありそうな。高所恐怖症気味の私には見るだけでじゅうぶん恐ろしく≪でも、あれができるとすごく気持ちいいだろうナァ≫。
子供用は地面から2mくらいでまだ安心な感じ。自分の動揺を押し隠し「保護ベルトがあるから怖くないよ、やってみたら?」ってやんわりすすめてみる。そしたら、“強いモノ”に敏感な子供は、「やるやる!」さっそくやらせてみましたです。まず、保護ベルトを借りて。フックを必ず架け替えながら進んでいくよう教わって。さ、登ります≪わー、怖い!≫。しかし、あれ? 案外上手にできますの≪もしかしたら、簡単?≫。 サーフィン型の滑車に乗って最後は滑空≪気持ち良さそう≫。今度はスニーカーを履いて行って、もしかして、自分もやってみたい。
リサ・シリーズ……絵のかわいさはもちろんだけど石津ちひろさんの訳がとてもかわいい。
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