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2006年12月17日 (日)

暖かな週末にひとりごと

あと1日でまたバリへ戻ります。
きょうは約3週間分のシーツやら布団まわりとセーター類など、大量の洗濯物をわ〜っと片付けてからあちこち拭き掃除。その後大きなものは荷造り開始。一日水を使い続けたけど、暖かい日だったから助かりました。子供は母に頼んで“こどもの城”へ連れていってもらって、久し振りにひとりの時間でもありました。
ひとり暮らしが長かった私にとってひとりの時間は懐かしい。でも、何時頃までにこれはやってしまわなくちゃ、というのがあるから昔と今とはやっぱり違いますけれど。
バリにいるとひとりっていう状況はちょっと特殊。ひとりだと寂しいでしょ、という配慮がどこかにあります。子供が主人の実家へ泊まる日はセキュリティのおじさんが夜わりとどうでもいい用事をつくってやってくる。どうでもいいことをちょっとばかりおしゃべりして、じゃね、と戻っていく。
それとは違いますけれど、DEES HALLで展覧会を開催中のキリム拾集家のメメットさんからちょっといい話を聞きました。
キリムってお土産用のようなものを除けばトルコでは50年以上前のものしかないらしい。50年から100年くらい前のキリムは、遊牧民の生活とともにごく自然に織られていたもの。だからモティーフは星とか木とかが中心で、色彩は寒さや空虚さを彩る赤を中心としたほんわかしたものが多いらしい。忙しいものが全然ない草っぱらでの生活で生まれたのがキリムの細かさや丁寧さなのかも、と思いました。服地にできない織物だけに私の場合ちゃんと見る機会がこれまであまりなかったのだけど、やっぱり織物って語るのですいろんなものを。メメットさんのお話に一瞬旅のようなふっとどこかへ連れていかれるような気がしましたけれど、自分の中でちょっとバリの手織り布を思い起こしたりして。織物を手で織る速度ってやっぱり好きなんだなぁ。そのバリへもう間もなく戻ることは嬉しいやら残念やら複雑なのですけれど。
で、織物ですが。思うのは、やっぱり織っている時は限り無くひとりなんだけどそれを使うのは大所帯の家族だったりせわしない生活の中。それが前提で織られているのだと思うのです。自分の為にというより誰かの為に。家族の為に、誰かの為に。とくに時間のかかる手織りについては、そういったものがいっぱい入っているのではないかと。ひとりごと。

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