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2006年11月25日 (土)

お守りをつくってもらう

帰国前でただでさえ忙しい時期なのだけど、忙しさが忙しさを呼んでいろんなものが目白押し。今年はとくに新しい場所に越してきたことでいろんな用事が増えました。今まではUBUDの街なかでUBUD出身のうちの旦那さんの言うことに従っていればよかったのだけど、同じエリアとはいえ違う地区になった関係で、管轄の警察や役所からのいろんなチェックが入ったりして今まで知らなかったこと(本来は必要だけど、ま、いいかーとなっていたらしいこと)がこの年の瀬に向けていろいろと……。必要な登記簿やら会社形態、私自身の滞在許可やら、何やら。とにかく入り乱れる事が多いきょうこの頃だったのです。

それで、ある方から教えてもらった霊能者のところへ。周りの人から聞いたところによると、この師はブラックマジックについて第一人者であるらしく、かつていろんな超人的な技を披露したことでバリでは知らない人はいないという有名人。たまたま行き当たった師がこの方だったのですが、こちらは慣れないたくさんの事にほとほと力尽きていました。警察や役人からのプレッシャーのみならず、愛犬が2匹も突然死んでしまったり、その他いろいろ、いろいろ。子供やスタッフが安全でいられるように何かが必要だと思っていたのです。

師のところへお訪ねすると、まず私と主人の名前から割り出した数字から「この神様にお訪ねしなさい」とのことでマントラを唱えていただきました。その後、その神様からの訓示であみだくじのようなもので占いをして、私たちに必要なお守りをつくってもらうことに。こういうのって、あーやっぱり……。すごーく、高いのです。でも師は「これを信じられなければつくっても何も変わらないよ」って。迷いましたが、少ししてから自分にはこれは前向きに受け止められるように思ったのでそのお守りづくりをお願いすることに。

今週月曜日。新月の夜に、そのお守りを家に備える儀式をしてもらいました。師をお迎えに行って、そこでお守りとしてつくっていただいた金と銀と何やらの宝石とが混ざった固まりにマントラを唱え、それから家へ来ていただいて。固まりは、ひとつは敷地の入り口の地面に埋めて、ひとつは家の2階の神棚に。このお守りはブラックマジック(外からのネガティブなパワー)をブロックするものだと思うけれど、中に入っているものが本当にそういうものなのかどうかは分からない。その固まりに本当に高価な金属やら宝石やらが入っているかどうかは分からない。主人いわく「もうあの師のところにコンタクトしないように」。主人にとっては同じバリ人であってもいささかそれは高価過ぎて、「高価なつぼ」を買う行為みたく思えたらしい。

でも私にはたとえ中身がくず鉄でもいいんじゃないかと思えましたです。師が言ったように、それを信じるかどうかなのではないかと。分かりませんが、ともあれ、煙をモウモウと炊いてトランス状態の儀式もやってその固まりを埋めたのですが、その後心なしかスッキリした気持ちでいられます。こんな不思議なお守りははじめてだし何より自分で決めてつくっていただいたものだし。私は日本へ帰る日がもう間近。予定どおりの服を仕上げる為に皆それどころじゃなくて休日返上でバリバリ働いているのです。あーっ、もう、あとほんの2日です。それで、今思うのは「お守りがあってよかった」! きっと間に合いますよー。

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