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2006年11月 2日 (木)

ナスの食べ方

Photo_14 バリではナスがとっても安い。日本のナスよりひとまわりかふたまわり大きくて、1本で10円から15円くらい。冷蔵庫で多少日持ちもするから、無くなればまた買っておくもののひとつ。……というのは、ここ最近のこと。ちょっと前までナスなんてちっともおいしいと思わなかったから。そういえば、前はいろんな大きさで自由奔放に曲がったものが多かったけれど、最近はお行儀よくまっすぐのが多い気がする。2,3本ラップで包まれてスーパーに並んでいる姿はたいそうな“進歩”。いずこも同じ、バリでもかたちのいいものがやはり売れるのかしら。気のせいかな味も食べやすくなっている? 前はアクが強いからと、水でさらしてから使ったし、それでも皮が堅くてちっともおいしく料理できなかったのになぁ。

自分のなかでナスがオーケーになったのは、このどことなく改良が進んだことだけではないかも知れない。少し前に見た料理の本(根元きこさんのだったと思う)でナスの揚げたのが出ていて、「そうか、揚げたらいいのかも」、って開眼したのです。で、とにかく素揚げしてから味つけすると、あらっ。大振りで皮が堅くてアクの強いバリのナスだってちゃんとおいしい! よく火を通したのをなるべくしっかりアブラを切って使う。揚げると味も色も良いし(私、ナスの色が好きなもので)、皮ごとでもオーケー。

つゆの素を割って少し塩とはちみつを加えて煮立てたものをからめる揚げだし風やら、にんにくを炒めてチリソースかお酢をちょっと加えて塩、砂糖、お酒という感じのソースやら。にんにくとひき肉とトマトを炒めたものとさっと混ぜたりもする。とにかく揚げさえすれば!Photo_15

きっと、ナスってアブラとの相性がいいのだと思う。スポンジみたいな身にアブラがジュワ~っとしみ込んでおいしくなるのだと思う(ひとりごと)。いろんなかたちに育ったナス(ちなみにCとかJとか、ごくまれに2回ねじれてSなのも…)が今も手に入ったら、とにかくそれも揚げてみるべし。しかしやっぱり日本の味噌汁に入ったのとか網焼きにショウガ乗せたのがしばしば恋しくなります。

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