« 断食についてひとりごと | トップページ | 白いペンキ »

2006年10月17日 (火)

手織のデニム

Photo ブログの修復作業でしばしお休みをいただいていました。きょうからまた復帰です。

さて。きょうはデニムのお話です。夏ごろから、いつ出来上がるものやらそわそわしていたttt(長谷さん)の手織のデニム。先日ようやく届きました。ラオスの北部でつくっているそうなので、このブルーの色はきっと藍かな。手織のデニムなんて、聞いただけでもう興味深々。

これが届いてから、いえ、届く前から悩んでいたこと。デニムという生地はどうしたって“ジーンズ”なわけで、そこからどのくらい違う服をつくるかなのです。あまりかけ離れたデザインの服もちょっと違うような気がするし、かといってGパンやGジャンのアレンジでは……。

でもデニムってどうしてこれほど固まった存在なのでしょう?? 服にも布にもある程度流行があるのに、ジーンズだけは不動の地位。多少の浮き沈みはあるものの(カラーデニムやデニムもどきは淘汰されることもあるけれど)、デニム、ジーンズといったら私が生まれたときから今までずっとどこにでもあるんですもの。

私は小学生のとき(70年代です)ハマって毎日同じGジャンばかりを着ていて叱られたことがあります。背中に大きくインディアンの刺しゅうが入っていて。あまりに毎日着るものだから2着目も買ってもらったような気がする。なぜそんなに好きだったのかは全然思い出せないのですが……。その後大きく(?)なってからは、黒と赤の501を長く履いています。というか、流行がない上ナカナカ悪くならないし、悪くなって履いていても叱られないから、もう10年、20年越し。これほど普遍的なアイテム、他にありません。

数年前にインドへ行ったとき、それまで女の人はサリー以外着ないと思わせられていたけれど、私の目から見たところ急に「ジーンズ」なことになっていた。これは変化だ、と思ったらその後は地下鉄が出来てコンピューターが普及して。いまやインドと言えば好景気でもっとも期待される国。経済が上向きだとジーンズなキブンになるのでしょうか?

あ、また話しが反れました。そうそう。しかし、手織のデニムの方もどうにか出来つつあります。ずいぶん迷った結果、ポケットが片方だけについたジャケットと裾のかたちにちょっと特徴があるパンツを。生地巾が小さくて6着しかできませんでしたけれど。不規則で立体感のある織地がやっぱり独特。もっといろいろつくってみたくなってきてしまいました。また入荷するといいのだけれど。

|

« 断食についてひとりごと | トップページ | 白いペンキ »

コメント

こんにちは。
CUTEなデザインのジャケットですね!
展示会,近くでなかったものですから
行かれませんでした。
とても,残念です。

手織のデニム,とてもやわらかそうに見えます。
手仕事の感じられるものは見ていて心が和みますね。

これからの制作も楽しみにしております。

投稿: タオ | 2006年10月23日 (月) 12時42分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 断食についてひとりごと | トップページ | 白いペンキ »