湿気についてひとりごと
日本に戻ってかれこれ数日たちます。その間に、あぁやっぱり…。大きな台風が来ました。
さてさて。わたしが帰国するとき寝泊まりしているのは東京オフィスのひと部屋です(といって、間取り的にふた部屋しかないんだけれど)。普段はストックルームになっている方の部屋の床にお布団を敷いて寝る、といった具合なんです。だからわたしが来ている間はオフィスのスペースにいろいろなものがはみだして皆さん「カニ歩き」。……
マニス事務所はかつて4階建てビルの4階でした。風通しこそ良かったものの、夏は部屋の壁を触ってもアツ〜ってくらいの蒸風呂状態。しかもベータ無し。佐川急便さんもヤマト運輸さんも寄り付かないような。郵便局の集荷に至っては、自分でビルの入り口まで運んだりして、お愛想。誰も来ない日だったら1日に5回以上は行水していたと思います。いやいや、本当にモーリシャスやマダガスカルの空港並みに暑かった(ひとりごと)。
そんな過酷な夏はもうごめんだ、ということで、2年前、これまたずいぶん正反対な物件に越してきたのでした。わりとしっかりした鉄筋づくりのマンションの1階です。エントランス側はわりと人通りも車も多いけれど、裏庭の植え込みに面している部屋はすごーく静か。おまけに涼しい! 越してきた年の夏はエアコンも要らないくらいひんやりさわやか。「4階・赤道直下型」と同じエリアとは思えない!って、皆で感動。
しかし今年になって悪さをしているのが湿気です。昨年はまったく問題にならなかったのですが、今年に入ってからいろいろなものが急にカビ出した。
この前6月に戻った時にクロゼットの古い皮のバッグや下駄箱の皮靴がちょっとカビ臭くて、慌てて磨いたり防虫・防カビ剤を入れたり。引っ越してきて以来開けてもいなかった段ボールの中も整理がてら、ベランダで風を通したり段ボールの箱を替えたり(クロゼットというのは事務所の奥にある開かすの間でストックルームとはもちろん違うところにあります)。これでよし、と安心していたものの、今度はしっかりほぼ全部に来ました。靴やバッグはもちろんのこと、普段着用のシャツや上着、パンツ。それで、台風が去ってからというものひたすら洗濯、洗濯です。あー忙しー。そしてまたなかなか乾かない。
履き慣れたオーロラシューズも、スペイン製のアンティークのカバンも悲惨な姿。バブーシュは見るも惨いと捨ててくれたそうで。
今度いつかまた引っ越す機会があったら、ビルの1階でも最上階でもない風通しの良いところにしようと思います。
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