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2006年9月 7日 (木)

カチャン・メラ

Photo_4_aうちで常備している豆は“カチャン・メラ”。レッドビーンズです。ちょっとしたきっかけで買い始めて以来もうこればっかり。

前に、UBUDのネカ美術館のまん前にある「ヌリス・ワルン」(いつもXXLサイズのウエスタンの人たちがいっぱいの)で食べたチリコンカルネにハマったのがきっかけでした。トマトの実とレッドビーンズと玉ねぎがいっぱい入ったざっくり田舎風で、シンプルにすごくおいしかった。ここの一押しは店先で網焼きしているリブとかチョップだから、それも一応試してみたけれど、わたしもともとアブラがちょっと駄目で。しかしチリはXXLな大きなどんぶりをまるごと一杯いけてしまった。自分でもつくれそう、と思ってつくってみたのが病みつきになって。何が、というと、豆なのです。豆に目覚めてしまった。

バリではかなりいろいろな種類の豆が手に入るけれど、カチャン・メラのいいところは和風、洋風、エスニックでも使えること。乾燥豆は虫がつきやすいというデメリットはあるものの、買い物をしそびれた日にゃ大活躍。日本では使ったこともなかったけれど、バリでは以来ずいぶんお世話になっています。

カチャン・メラというと地元ではルンダンと呼ばれる料理に使われます。正式なるルンダンをまだ知らないけれど、牛すね肉とレッドビーンズをココナッツミルクとハーブで煮込んだものと認識しています。そうですね、パダン料理屋でよくお目にかかります。簡易食堂風のパダン屋ではあまり煮込んでいない堅いものが多く物足りないように思うけれど、丁寧に煮込んであるとかなり高級感のあるお料理。なのに、辛さの方も半端じゃないのがきっと本格派。ちょっと気取ってしかし汗かきながら食べるわけですね(そう来なくちゃ!)。

うちではチリやルンダンのほか、ひじき炒め、ジャコとの甘辛炒め物など和風が多い。でもこの前ひとつ新顔が増えました。たまたま肉がなくて豆だけでつくってみたドライカレーです。ほっこり煮たレッドビーンズは水気を切っておいて、玉ねぎ、にんにく、ベイリーフをバターで炒め、ワインを少しとマンゴチャツネ、カレー粉、はちみつ、塩で味付け。そのソースの中に豆を加えて混ぜる、というものです。少し炒って豆が少し締まった感じに仕上げるとおつまみ風。水を加えてさらに煮込むとおかず風に。おすすめは断然おつまみ風の方。味見の段階で大分減りましたし、とまらない系です。おっと、ごはんの時間の前に無くなりそうな勢い。豆といえば、そうそう、そう来なくちゃ。

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